#041、千葉にて

5月6日 火曜日 曇り 

 「リファレンス」という言葉を聞いて、瞬時に意味を理解してくれるオーディエンスはほぼいないと思う。自分で言うのも何だけれど、「フラットな地獄耳」を持っているわたすがステージに立つことは、各ハコのPAエンジニアにとってもある意味地獄のような拷問であることも確か。

 PAって、そのハコの響きの特性に合わせて設置されていることが多いけれど、設計はスクエアではないし、オーディエンスの服装による音の吸収具合にも左右されるし、とかく「生き物」ゆえ、リハーサルを過度に繰り返してもあまり意味はない。

 「リファレンス」とはそんなことも含め、飛び出した周波数の帯域がないようにグラフィックイコライザーを駆使して、フラットな周波数の環境を演者に提供するための行為。

 46年もミュージシャンをやっているけど、未だかつてそれがフラットだった試しはない。そのくらい難しい。わたすは永遠に表の音を聞くことができないから、モニターにほとんど音を返さない。なぜって、表の音を想像しながら演奏したいから。

 昨日はね。ほぼ完璧にフラットな音だったんだよ。フラットでないとき(それがほとんどだけど)は出っ張っているところはそこが強調されないように、引っ込んでいるときはそこが伝わるように演奏してる。それって名人芸の領域だと自分でも思う。笑。

 だから、存分に新曲群の良し悪し、手応え、ダメなところを感じることができたのね。

 それはこのハコが愚直に28年続けてきてくれたから。エンジニアはここに関わって13年なんだって。トライ&エラーを繰り返してくてくれたから。

 heart of Chiba。文化ってそういうことだよ。伝わってたら、オレも嬉しい。

 「あんがの台所」って居酒屋をハコの近所で始めたから、泊まって、そこでみんなで美味しい酒を飲んできたよ。千葉に行ったら是非、寄ってみてね。

 来てくれて、ありがとう。

 さぁ、帰って「福岡」を録音してみるわ。笑。

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#041、千葉にて への2件のコメント

  1. ラッキー より:

    リクエスト曲を演奏していただき大変にありがとうございました。サイコーでした。ストレス解消できました。ありがとうございました。

  2. より:

    ネオンホールで始まりANGAで〆という何とも贅沢な連休も今日で終わり。
    たっぷり充電できたので明日からの労働も軽やかにこなしていけそうです。
    新曲どれもかっこよくてドキドキしました!
    ヒートウェイヴセッションでどんな風に生まれ変わるのかな~。
    あーーーっっ 楽しみ!!

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