11月17日 月曜日 晴れ
僕が読んだ、駄本たちにびっくりするくらいの応募、ありがとう。結局50冊くらいあったので、4つに分けて梱包しました。「山口洋が読んでる本を知りたい」とかほとんどの人が書いてくれてたけど、んな高尚なもの読んでないから、がっかりしないでね。床にずらっと並べて、偏らないように入れてみたつもりです。一時期に偏った本を一気に読む習性があるので。無作為抽出で抽選して4名の方に本日送っておきます。
お願いがあるとするなら、売ったりしないでってこと。もし、不要なら誰かに差し上げてください。我々、新春セールの際にみんなに喜んでもらおうと、おまけをたんまり詰め込んで発送したりするんだけど、そういうのが売られてるって報告を受けると、がっかりするもんです。売るくらいだったら、誰かにあげてよって。
夜。ブルース・スプリングスティーンを描いた映画を観に行きました。邦題がひどすぎるのでそれは書きたくない。
このところ観た音楽映画はハズレばかり。金の臭いしかしない、とか、雑とか、ありものをまとめただけとか。特にこの映画は邦題がひどかったので、ぜんぜん期待せずに行ったんです。本人が了承しているものだから、ひょっとした、くらいの軽い気持ちで。
深夜の映画館に客はオレを含めて2人。なんだかなぁ。入り口にあったポスターのキャッチコピーがまたひどくてね。センスゼロ、映画への愛情なし。以前、ロニー・レインを描いた映画でも同じ想いを持ったことがありまして。オレに宣伝させろ!と配給会社に連絡したことがあります。
ところが。素晴らしかったのですよ。彼のアルバムでいちばん好きな「ネブラスカ」を中心に話は展開します。全編を通して流れる陰鬱さが、映像と合まってとっても美しい。登場する女性はフィクションだと思うけれど、そのフィクション具合も実に素晴らしい。家族のトラウマともどかしい愛、メンタルの不調、なにが歌を描かせるのか、曲を書く恐怖、虚栄、実態、誠実さ、マスに飲み込まれる恐怖、ロックンロール、音楽ビジネス、エトセトラ。
主人公の3分の2は若い頃もがいて苦しんでいた自分、そのものでした。
ネブラスカには音楽ビジネスにはない「こころの襞」があるのです。ささくれ立ってるけど、美しい。静かな咆哮、というかこころの叫びがある。装飾がない分だけ、僕らは自由にその襞にバックグラウンドを感じることができるのです。
ネブラスカにかつて、なにかを感じた人はぜひ体験してほしい、素晴らしい映画です。
彼がネブラスカを作った際に、音楽ビジネスが「これは売れるわけがない」と判断したように、日本の配給会社も同じ判断をしたのだと想像します。だから、トレイラーもひっどいです。でも、この映画を制作した人たちはこころの闇が転化すれば、誰かのひかりになることを知っている。近年公開された同じようなディランの映画はなんのために創られたのか、オレには理解できなかったけれど、この映画は違う。
字幕を旧知の五十嵐正さんが担当されていたことにもとっても励まされました。
ハリウッドが創ったものにぐっときたのはいつ以来だろう?おそらく、この国ではあっという間に打ち切られると思います。なので、僕の感覚を信用してくれるのなら、なる早で行ってください。
帰りしな、深夜のバイクで見える光景がいつもと違ってた。映画はそうあってほしいものです。
週末はパソコンを開かないので本の申し込み期限を知りませんでした。
いろいろコメントしたのに申し込みもせず、大変失礼いたしました。
スプリングスティーンの映画は楽しみにしていました。
上映回数が激減するまえに今週見に行きます!!
午前中1回上映なんかになると働いているおじさんは見に行けませんからね。
ネブラスカ、勿論、見に行くつもりでしたが、背中をおしてくれて、ありがとうございます。ちゃんと、予約しました。
はい、観てきます!
ご紹介ありがとうです。
スプリングスティーン孤独のハイウェイ、今日観に行こうと思います。洋さんの歌うMy Father’s Houseを聴いてみたいなぁ
山口さん、こんにちは。
今更気付いたのですが、山口さんのソロツアーのフライヤーのデザインは、アルバム「ネブラスカ」へのオマージュですね。
昨日観ました。そして、山口さんが絶対に観て、気に入ってくれて、ブログにしてくれると期待してました^^!
「ネブラスカ」から「Born in the USA」の流れがもう最高
こころの闇が転化すれば誰かの光になる
なるほど、映画館で号泣した理由は、これです!
僕は尾崎豊→浜田省吾→ ブルース・スプリングスティーンって感じで逆に聴いて行ったんだよな。
当時のわたくしはあれ?ガラガラ声のディランなんやなぁ〜って記憶がありました。
80年代の音楽はめちゃくちゃ元気あったと思うのよね。だけどお金がないので沢山聴くのはしんどかった。
ネブラスカは正直知らなんだ.すいません。聴いてみようと。