モノ想う日々

1月13日 金曜日 晴れ

昨年末からカンゾーを痛めつけながら、今年の目標を諸氏と設定しているうちに、今年のテーマは「togetherしようぜ」に決まってしまった。発音としては「トゥゲダー」が正しいらしい。プロジェクトのアホ化(生きていくのに笑いは重要だ)も含めて、無尽蔵にアイデアが湧いてきて、自分でも困っている状態。

ところで、住民にヨウ素を配布したり、4号機は実のところ爆発したのではないか、なんて情報を国会議員が無責任にblogに書いたり、18歳以下の福島県民は医療費を安くするとかしないとか、いったい福島県民を何だと思ってるんだと怒り心頭。彼らはね、生身のニンゲンなんだよ。欲しがっているのは「正しい情報」。ただ、それだけなんだよ。携帯の緊急地震速報って、甚だ心臓に悪い。僕が住んでる場所を心配してるんじゃない。頼むから福島にでっかいのが来ないでくれって、無力なニンゲンは祈るしかない。

ニンゲンなんだから、誰だってブレる。ブレて、彷徨って当たり前。もちろん正確な情報は流すけれど、先だって、そうまかえる新聞の編集方針を「ブレてるお母さんが創る、ブレてる人のための、ブレてる新聞」ってことにした。誤解しないでね。腐りきったこの国で、確たることなんて、何ひとつない。そんな日々の中で、ブレながらも前に進んで未来を創っていこうとする意志。もはやマスコミもまったく信用ならない状況の中では、その意志こそが「honest」の意味だと思うんだよ、俺は。

あまり追求されないけど、銀行もヒドい。電気料金の値上げと原発再開を条件に東電に対する追加融資が1兆円規模で実施される方向で動いてる。本当にヒドい。俺はもう銀行に金を預けたくない。この国は個人資産でかろうじて保たれている大借金国家だ。そして人々が預けた虎の子の金が、このような事に使われる。潰れかけた中小企業に銀行は絶対に金を貸さない。恥を知れ、と思う。
大切なことは、ひとりひとりの心が何処を向いているか、ただ、それだけだ。自分が生きていることが、社会とどのように関わっているのか、それを知ることだ。僕は不可能なんてないことを、伝え続けたい。そんな人間が増えていけば、絶対に不可能はない。

かえる増殖中。惜しみなくサポートしてくれてる地元のスーパー、フレスコキクチのきくち専務。通称、きくちん。撮影、現地特派員。

かえる増殖中。惜しみなくサポートしてくれてる地元のスーパー、フレスコキクチのきくち専務。通称、きくちん。撮影、現地特派員。

ヘンな表現だけど、この日を夢見てたぜ。そしてこの新聞を創らなくても良くなる日もね。店長、ありがとう。

ヘンな表現だけど、この日を夢見てたぜ。そしてこの新聞を創らなくても良くなる日もね。店長、ありがとう。

 

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モノ想う日々 への2件のコメント

  1. 大林 より:

    私が仕事上でお付き合いのあります、きくち専務の画像をありがとうございます。
    また必ず相馬にお伺いいたします。

  2. 東島 豊 より:

    >潰れかけた中小企業に銀行は絶対に金を貸さない。恥を知れ、と思う。
    ホントその通りです。
    雨が降ってる時は傘を貸してくれない。
    雨が止むと借りてくれ、借りてくれって言ってくる。
    こんちくしょー!と思うのですが、金は必要なので何とかしなきゃです…。

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