ツアー初日

3月20日 火曜日 晴れ

初日っす。昨夜は急に思いついた自分のアイデアに振りまわされて、福岡に居た頃のアマチュア時代以来、相馬へのメッセージカードってものをカッターで切って、かえる新聞に貼り付けると云うじみーな作業をしました。でも、愉しかった。

愛知県豊橋市にやってきました。地元FMの取材を受け、ライヴに臨みます。ハコの名は「house of crazy」です。品行方正な僕には翻訳出来ません。でも、受け入れ態勢は万全。「かえる新聞、意味あるところにお持ち帰りくださいpop」とか、ホスピタリティーとか、何もかも。「ヒロシと被災地について話そうコーナー」は今日一日で消滅の危機ですが、それでも勇気を持って、福島から東京に避難してきた友人のことを自分のこととして、語ってくれた、あなた。本当にありがとう。「福島の友人は不妊治療を受けていて、子供を授かるため安全な東京に避難した。でも彼女は福島を捨てたのではないかと云う良心の呵責に悩んでいる」と。そこから会場はしーんと静かになった。でも、それぞれがそれぞれの立場で考えてくれていたのだと、僕は思う。

愛知県の人々が相馬の人々に送ってくれたたくさんのメッセージ。ほんとうにありがとう。この街からツアーを始めることが出来て、嬉しかったです。「house of crazy」。訳さないけど、また戻ってきます。

messages for Soma City 120320

Aさん 42歳 名古屋市
走りはじめて半年で3.11をむかえ、走れなくなりました。今年の3.11から走ることを再開しました。名古屋から同じ空を見上げています!!

Sさん 40歳 豊橋市
自分も思い出をたくさんもっている街、相馬。また必ず行くよ。

無名さん
やるう!相馬舞うSOULや(回文)

Sさん 名古屋市
平和と愛と理解と希望を胸に、毎日を生きたいと思っています。できることをやっていければと思います。被災地のことを忘れていません。念を送り続けます。

Tさん 35歳 豊橋市
想像力のない想像でなんとか想像しています。

Hさん 29歳 愛知県
生きていて下さり、ありがとうございます。

Mさん 静岡県浜松市
大変でしょうが、毎日を乗り切ってください。浜松からエールを送ります。

Fさん 38歳 岐阜県
東北の方々の力になりたいけれど、家族に病人をかかえ、自分の生活に精一杯でまだ募金以外に何も力になれていません。これから先も何ができるか、考えていきたいです。

Kさん 39歳 愛知県豊川市
本当に、心から被災地の人たちの事を思っています。そんな気持ちを持つ、ただのひとりです。毎日が大変でしょうが、とおく愛知県から心で気持ちを送ります。

Aさん 39歳 愛知県豊橋市
震災から一年と言う時が流れて、自分が出来た事は物資を少しと少しの募金くらいですが「何もしない」なんて出きなく、何かをした気になっています。でも今思うのは、「みんな笑顔で生きたい」の一言です。

Mさん 41歳 愛知県尾張旭市
いっしょに生きよう!

Nさん 56歳 名古屋
山口さんにつきつけられた。「自分の事として想えるかどうか」。これからどう生きていくのか考え続けます。「MY LIFE IS MY MESSAGE」。私はここに生きています。今はそれしか云えないけれど。

Oさん 38歳 愛知県豊橋市
遠くからですが、応援しています。そして、みなさんとみなさんの町が早く笑顔をとり戻せることを祈ってます。

Mさん 39歳 愛知県
私は二度の流産、夫の自殺などを経験し、「なぜ、私ばかりが」と辛い日々を送ったこともあります。でも今は私を支えてくれる人がたくさんいるとわかり、少しづつ前を向いています。いつか幸せな時はもどってきます。少しづつでいいので無理はしないで、自分らしくいてください。応援しています。

Hさん 41歳 愛知県豊橋市
離れた地にいる私、TVで見る状況や様々な風の流れで、痛みを共有している”つもり”になっているだけ。何ができるかわからんけれど、やはり、何か動いて知らないと。この活動を一人でも多く伝え、できることをやっていくよ。

Sさん 45歳 名古屋市
東日本大震災は私たちに大きな衝撃をもたらしました。生き残った私たちはいかに生きるべきか考えています。未来は変えられる。来るべき未来を精一杯生きていくこと。それぞれが考え行動していくことが求められているんだろうって思います。

Sさん 40歳 静岡県湖西市
震災から一年が達ち、もうすぐ春を迎えますね。遠くで過ごしていると皆さんの大変さが分からないことばかりです。ただ相馬の皆さんが元気を取り戻すことをただただ心より祈っています。

Hさん 33歳 愛知県
仕事の形かボランティアになるのか分かりませんが、私のできる形で共にふんばれるよう、今を生きましょう。

Mさん 50歳 愛知県
心の中に描く故郷はいつまでも昔のままで誰も壊せない。

Hさん 42歳 静岡県
頑張らなくていいことは頑張らず、頑張らなくてはいけないことを頑張って。

Aさん 33歳 愛知県岡崎市
僕らはいつもそばにいます。僕もボランティアに行きました。いろんな人に僕は伝えます。

Tさん 48歳 愛知県豊橋市
ガレキの問題は各県で負担しなければならないと思います。

Mさん 34歳 愛知県
七転八起。何も言葉が浮かびませんが応援しています。

Oさん 45歳 愛知県
とにかく前向きに頑張ってください!! 愛知県から応援しています。

Yさん 44歳 静岡県浜松市
3.11。ボクは静岡の人間なので無事でした。東北に早く元気が戻る事を願うだけです。大切なのは3.11を忘れない事です。

Aさん 38歳 静岡県浜松市
ガンバレ!! でも無理しないでね。

Mさん 54歳 愛知県豊橋市
無念の魂が眠る被災地。未来への不安が渦巻く福島。同じ日本に住む民族として、同じ地球に住む人間として、一緒に色んな事を考えたいと思います。

山口洋 48歳 在日九州人

人の数だけ、奇蹟があって、そして考え方の違いがあります。何が正しくて、間違っているのか、それは僕にも分かりません。ただ、頭でっかちになるのではなく、行動し、経験することによって、考え続けていきたいと思っています。

2年半ぶりに訪れた僕をいつもと変わらぬ心で迎えてくれました。

2年半ぶりに訪れた僕をいつもと変わらぬ心で迎えてくれました。

リハーサル中。撮影S君。

リハーサル中。撮影S君。

出陣前。楽屋代わりのホテルにて。

出陣前。楽屋代わりのホテルにて。

相馬からツアー安全祈願のお守りが。泣。

相馬からツアー安全祈願のお守りが。泣。

たくさんの人が本を手にしてくれました。ありがとう。

たくさんの人が本を手にしてくれました。ありがとう。

かえるPOPも勝手連によるものです。ありがとう。

かえるPOPも勝手連によるものです。ありがとう。

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ツアー初日 への5件のコメント

  1. たづ助。 より:

    たくさんのことを考えさせられる夜でした。
    今、また日記を読ませていただいて、
    あの場に居た他の人たちの思いも知ることができ
    またじわじわと沁み込んでくるようです。
    自分にとっては、とても充実した時間を
    過ごすことができました。ありがとうございます。
    この先のツアーも素晴らしいものになりますよう
    お祈りしています。インクの匂いと共に(笑)
    drive safelyで!

  2. たづ助。 より:

    連続投稿失礼します。書き忘れたので追伸。

    「ヒロシと被災地について話そうコーナー」は
    ぜひ存続させてほしいと思います。あの場で声を
    出せなかった者が言うのはおこがましいかもですが
    ある程度の前フリがあれば(笑)声を出したいと思う人は
    何処にでもおられるかと。とても貴重な時間だと
    思います。

  3. hina より:

    ツアーを私の故郷、豊橋からスタートさせてくれた事、とても光栄に思います。
    山口さん、来てくれてありがとう。
    被災していない私が、被災された方たちに少しでも何か力になれないかと考える毎日ですが、昨日のライブに参加して、逆に私の方が勇気や行動する力を受け取った気持ちです。
    初めから涙をこらえるのに必死でしたが、あの場にいられてほんとうに良かった。

    私も長く山口さんファンですが、改めてこれからも新人・山口洋(笑)について行こうと思います。

    この先のツアーも、どうかお気をつけて。
    またどこかの地でお会いしたいです。

  4. SAEKO より:

    1年2ヶ月ぶりの山口さんのライブでした。
    伝えたい事、たくさんありますが

    「孤立させない」
    私がこの1年考えて辿り着いたのがそこでした。
    山口さんからその言葉を聞き驚いたのと同時に嬉しかった。
    福島の友人、あの津波から奇跡的に生き延びれた友人。

    「孤立させない」

    もうブレません。
    ギターから貴方の真摯に向き合う姿から
    そしてその言葉から力を頂きました。多謝。

    この先のツアーも実り多きものとなりますよう
    また道中の安全をお祈りし、月末の名古屋で待ってます。

    私も「ヒロシと被災地について話そうコーナー」は存続希望です!!

  5. exぴくるす より:

    なにより音に歌に圧倒された夜でした。

    「ヒロシと被災地について話そうコーナー」
    ステージと客席との緊張感の中で声をあげて下さった方に感謝。
    会場にいて話を聞いていた方々それぞれにいろいろな想いを感じ
    考える場になったと思います。

    答えは風の中にしかないのかもしれないど
    山口さんの歌からは自分自身がそこに向き合う時の想いを
    改めて確認することが出来ました。

    ありがとうございました。

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