ニャンダフル、ワンダフル

6月13日 水曜日 晴れ

一年ちょっと前まで、ミュージシャンである僕が音楽をやっていることは当たり前のことでした。でも、それが出来ることがどれだけ幸福なことなのか、身にしみて理解した一年でもありました。

東北ツアーを福島で終え、たくさんの愛をもらって、ヘロヘロの身体で脱兎のごとく戻ってきて、それでも海辺をガシガシ走る。別に自分をいじめてる訳じゃないのです。次に繋げるために、一旦リセットし、負のものはアースしてもらい、そしてアイデアを考えてみる。たいてい、何かが浮かんできます。でもそこで浮かんだフレーズを書き留める方法がない。それがまたいい。帰ったときに忘れるようなフレーズは大したものじゃないのです。

ヤイコ嬢がちょっと前におっさんを泣かせるタイトルの曲を書きました。それを魚と僕に託してくれた。ならば、おっさんはそれを走りながら考える。ん、ここは転調しよう、とか、コードはこっちの方がいいんじゃないか、とか、コーラスはこんな感じで、とか。そのアイデアを実現するために、素晴らしいミュージシャンが集まってくれました。

いちばん若いドラムのヒロシは30歳。「この曲の鼓動はこんな感じです」と見事に全員を導き、ベースの山ちゃんは人格そのものでグルーヴを作り、ヤイコ嬢はその上を飛翔していく。うーん、何だかなぁ。ニャンダフル、ワンダフル。

年齢、性別、性格、出身地、すべてバラバラ。だからいいのよ、音楽は。

年齢、性別、性格、出身地、すべてバラバラ。だからいいのよ、音楽は。

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ニャンダフル、ワンダフル への2件のコメント

  1. ファンタグレープ より:

    山川さんや!あああ、早く聴きたい!

  2. c より:

    いいなぁ・・・♪
    魚先生の、音色の絡み具合も・・・。
    早く、聴きたい・・・です。

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