暑さによる解脱、入間市にて

7月7日 日曜日 曇り

入間からの熱烈なラヴコールに応えて、やってきた。

しかし、暑かった。オレもこの稼業、長いことやっているのだが、尋常ではなかった。うっすら身の危険を感じた。つーか、この空間にパツンパツンに詰め込まれたオーディエンスは大丈夫なんだろうか?オレが立っているステージと呼ばれている場所に存在していた空気の中に含まれる酸素は絶対に薄かった。薄かったんだってば。

でもオーディエンスには関係のないことだ。今日はシリアスに音楽をやることは諦めた。無理。とにもかくにも、オーディエンスと一体となって、暑さを熱さに変えて、反対側に突き抜けること。たぶん、オレに起こすことができる奇蹟があるとするなら、それだけだ。

始めのころ、ねっとりとしていた汗はサラサラに変わっていった。ロックンロール・デトックス。たぶん、オレは3キロくらい痩せた。指は汗をかきすぎてふやけていた。これは初めての経験。弦は完全に死んでしまって、サスティンは皆無。あはは。何だか愉しくなってきた。オーディエンスもオレも、何か共に成し遂げたような気分になった。互いのパンツまで汗でぐちょぐちょに濡らしながら(いやまじで)。解脱、だよね。

いやはや。事故のようなことが起こらなくてよかったよ。でもね。みんなが働いて稼いだ貴重なお金を頂いてコンサートをやるのであれば、さすがにあれは良くない。今日は今日ならではのコンサートにはなったけれど、オレはともかく、あの暑さをオーディエンスに強いるのは良くない。冗談みたいに云ってたけど、満員のオーディエンスが入っても快適に過ごすことができるクーラーを設置しなきゃだめだ。約束だぜ。

つーか、みんな。来てくれてありがとう。あの灼熱の世界を共に超えてきたオレたちは、もう他人どうしじゃないぜ。

オープニングで歌ってくれた笹倉慎介。

オープニングで歌ってくれた笹倉慎介。

素晴らしいもの持ってるよ、彼は。

素晴らしいもの持ってるよ、彼は。

リハーサルの頃はまだ互いに余裕があったのだが。

リハーサルの頃はまだ互いに余裕があったのだが。

ステージと呼ばれていた場所。

ステージと呼ばれていた場所。

笹倉くんのスタジオに行った。

笹倉くんのスタジオに行った。

ヴァイヴレーションがとっても良かった。

ヴァイヴレーションがとっても良かった。

彼はミュージシャンでエンジニアで、大工で、なおかつ社長なのだった。

彼はミュージシャンでエンジニアで、大工で、なおかつ社長なのだった。

センスがいいね。

センスがいいね。

居心地最高。

居心地最高。

会場に戻って、びっくり。

会場に戻って、びっくり。人、人、人。

厨房も戦場。

厨房も戦場。

古いともだちが来てくれて、嬉しかった。

古いともだちが来てくれて、嬉しかった。

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暑さによる解脱、入間市にて への2件のコメント

  1. Kumiko より:

    入間の激熱(暑)のライヴお疲れ様でした~♪
    オープニングアクトの笹倉さんが爽やかな唄声だけに洋さんも爽やかさを演出するはずが、オーディエンスを詰め過ぎた為に空気薄〜い危機的な状態でしたね。
    テキサス模様の脇染みが半端なかったですね。ワンステージが終わる頃には脇染みを通り越して背中まで汗びっしょり既にアメリカ大陸になってましたからね(笑)…いや〜笑い事じゃなかったけど(爆笑)でもホントに何事もなくて良かったです!
    入間の夏は下着の替えをお忘れなくデスネ!

  2. 甲斐 より:

    入間お疲れ様でした!

    昨日LIVE中亡き義父と自分も会話してました。
    あれからちょうど一年。
    少しは自分も成長できたのかな。。。

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