懲りない人たち

8月19日 火曜日 晴れ

自車で全国を廻っているともだちが「1年に2度」も全損の事故を起こしたと聞いて電話。

あのね!事故る人って、運転の上手下手というより、一瞬気を抜いたりとか、そういう性質にあるから、メッセージだと思って真摯に受け止めなさいって。ライヴの後は疲れきってるのにアドレナリンが出てるから、とっても危ないよって。

そんな老婆心を「ヒロシさんこそ、ハーレーでツアーなんて狂ってますよ」と言われて反論する言葉がなかった。笑。懲りない人たち。

なんにせよ、公共交通機関に乗ってツアーをしたくない気持ちは100%理解できるから、安全第一で頼むね。オレだって、いちおう、ここからの2daysが終わるまでバイクには乗らないことにしてる。

 

夜中に某レーベルの長から電話。とあるアーティストの新しいアルバムがついに完成。もう考えすぎて、なんだかよくわからなくなったけど、これは音楽愛という名の意地なんです、と。100%理解できますとも。こういう人はほんとうに仲間だ、と思うのです。

 

モノを減らすことも加味して、初めてヴィンテージものの楽器を手放しました。新しいものを買うなら、減らしていこうと思ったのです。テックや楽器屋さんの多大な協力あってこそ、なんだけど。僕らの楽器は即戦力として、その道のプロによってメンテナンスされています。使えない部品は交換されてる。でも、ヴィンテージものの価値って「フルオリジナル」が一番なんだって。使えなかったら意味ないじゃんと思うのはミュージシャンの考えで、要するに収集する価値があるかないかってことなのね、と。

なんで、こんなにモノがあるかって。まず自分の本職であるギターたち。レコーディングにどうしても必要な弦楽器たち。さらに鍵盤にベースにパーカッション、持ってないのはドラムだけ。あとはレコーディング機器。時間をかけて極限までシンプルにできたらと思っています。

 

ピーター・ガブリエルは貴族なので、とんでもないスタジオを保有してるんだけど、彼が普段作業している場所は「小屋」みたいな感じで、でっかいスタジオは世界中の才能あるミュージシャンに貸して、そこからインスピレーションをもらってるんすね。その「小屋」からふらっと現れる感じがとってもよかったんです。東洋から来た僕にもまったく分け隔てなく接してくれて。

「小屋」で音楽を制作することもだけど、その「小屋」自体を制作するのも面白いんじゃないか、と。調べることを始めました。やがて、全国を回ることはできなくなるわけだし、時代の空気を吸って、新鮮な野菜を届けるように、新しい音楽を届けるにはどうしたらいいのか、考えているところです。

なんにせよ、前例がないから面白いわけで。失敗する可能性も十分にあるけど、いいじゃん、自分の人生なんだし。老後の資金?そんなこと考えてたらロックンロールなんかできないって。

 

最後に。自然農法で野菜を創るこのお方。宇宙を見てるところが素晴らしい。「スピ系」なんてそんな安っぽい言葉じゃなくてね。あなたがどんな職業であれ、とっても示唆に富んでるので、時間のあるときにぜひ。こういう人を見ると「思いっきり我が道を行こう!」と励まされます。

このサムネイルは、、、だけど、内容は素晴らしいよ!

 

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一生使えるもの

8月18日 月曜日 晴れ

僕が育った小さな町にあった唯一の楽器屋には、ほぼYAMAHAのものしか置いてなかったのです。それゆえ、ピックや弦、果てはスライドバーといったものはすべてYAMAHAで育ちました。

デビューして割とすぐの時期に、ピックが製造中止に。これは途方に暮れました。困るから作ってくれって、お願いしたんだけど、にゃんと100万かかる、と。苦笑。型から作るってことだと思います。それゆえ、うちのローディーたちがツアーに出るたびに地方で売れ残りを買い集めてくれて(たぶん数千枚)、それで今までなんとかなってたんだけど、経年劣化も含めてもはや限界か、と。

なので、この数十年かけてピックを使わずに指で弾く技術を身につけました。必要は発明の母。今やソロのライヴは90%指です。なんと言っても指は5本あるから、パワーはないけど、いろんなタッチが出せる。ジェフ・ベックもそう言ってたな。とはいえ、ここぞ!って場面では必要なので、ポケットには似たようなものが4種類入っています。YAMAHAとは微妙に違うんだけど、その日偶然掴んだもので演奏して慣れるように。ずいぶん時間が経つけど、まだ慣れません。笑。

それほど、刷り込まれたものってなかなか消えないんです。僕のような、これだ!と決めたらそれしか使わないような、浮気しないタイプの人間は。

そんな僕がメーカーを変えるってことはなかなかのことです。いつだって、技術者と意見を交換し、現場の気持ちをフィードして、よりよい製品をイズムを曲げずに創り続けてほしいと願ってるんだけど。人は変節します。残念だけど。ああ、もう、これは人には勧められない。そう思ったとき、静かに離脱します。

クルマもバイクも楽器も身の回りのものは「変節しない」一生使えるものを大事にしたいと、いつも思っています。

ところで、楽器のリペアですが、とんでもない変わり者(褒めてます!)と出会いまして、どんなに困難な修理でも全力で向き合ってくれます。今回のアルバムでも、バンジョー、マンドリン、12弦ギター、アコースティックギター、数本のエレキギター、ベースのフレットレス化、エトセトラ。なんでも引き受けてくれ、パーフェクトに使えるようにしてくれました。ほんとうに頼もしい。

去年だったかな。グレッチを数ヶ月預けて、フルメンテ後に帰ってきたギターを握って驚きました!すげぇ!別物!これで一生使えるって!嬉しかったな。

そこには常に僕のギターが入院中で、未だで20年近く帰ってこないグレッチ、マーチン、そのほかもろもろ。明日、また数本帰ってきて、2本入院します。

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凹む

8月17日 日曜日 晴れ

いつもお世話になっている歯医者さんの予約を見事なまでにすっぽかしてしまいました。しかも、たぶん3回目。オレがこうして歌っていられるのも丁寧に向き合ってくれる彼女のおかげなのに。

約束を守るのが、人としての第一歩と思っているので、かなり凹みます。失敗はいいんだけど、同じことを2度繰り返すのはアホ。3度目は、、、ないな、、、。

なので、考察しました。

歯医者や美容院の予約はハードな仕事が終わった直後の「節目」に入れておくことが多いんですね。今回でいえば、怒涛のリハーサルが終わって、ライヴまでの間。気持ちを切り替えるのにもちょうどいい。スケジュールは完全なアナログ管理でして、一冊の手帳にすべて書いてあります。ひとつき分見開きになっていて、持ち歩きつつ、帰ると机の上に置いてあって、だいたい一週間の流れは頭に入っています。

リハーサルが重なって、疲労がたまってきて、手帳をカバンに入れっぱなしに。そのあたりで「予約」のことは完全に忘れ。最後に圭一とリハーサルを終えて。普段なら飲みに行って切り替えるところ、その体力もなく死んだように寝て、朝、歯医者さんから連絡があったというわけです。

要するに手帳はなにがあっても、毎日確認しろってことですね。若いスタッフを見てると、スケジュールをデジタル管理してるんだけど、オレは無理だな。ぜんぜん入ってこない。たぶん、死ぬまでアナログでいきます。

ところで。能登の震災で知り合った、輪島の塗師、鬼平さんから新作の展覧会の案内がありました。そのメールにとってもこころを打たれたので、抜粋して紹介します。

 

この度 日本橋三越百貨店にて9月3日(水)から15日(月)まで第72回日本伝統工芸展が行われます。
本年私はオオムラサキをモチーフにした 蒔絵箱「日影の国蝶」を出品しております。
蝶は幼虫から さなぎ、そして成虫へと形を変え成長していくことから、
「復活・再生・変化」の象徴、魂の生まれ変わりともいわれています。
里山の雑木林の樹間を、夏の太陽光が降り注ぎ、光輝く木立のシルエットの中に蝶が舞う作品です。
箱の中には光芒に輝く山々を描きました。

こちら能登半島地震で工房は半壊となり応急修理を進めて、現在は本格的な修理依頼を検討している状況です。
地震後さまざまな皆様のご縁を頂きまして、次に繋がる制作ができたと思っております。
今回の制作であらためて感じたことは、物を生み出せる、創造できる楽しさ、
自分を表現できることが生きる糧になると再認識できました。

復旧復興は長丁場になると思いますので、健康に気をつけてあせらず生き抜こうと思います。
新作アルバムも楽しみにしております。
今後ともよろしくお願いいたします。

鬼平慶司


はずかしながら、このような催しがあること自体知りませんでした。展覧会は東京開催の後、日本を巡回するようです。民藝に関してはロックミュージシャンとしては明るい方だと思うんですが、日本の伝統工芸に関してはまったく明るくありません。JAPANの素晴らしさをあらためて知る機会として、どこかで足を運んでみようと思っています。

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リハーサル完了!

8月16日 土曜日 晴れ 

 8/21,22、両日に向けてのリハーサル、完了しました。

 昨日は渡辺圭一が福岡からやってきて、なんと久しぶりに二人で入念にリハーサル。ブランクの分だけ最初は噛み合わなかったんだけど、そこはさすがに同じ釜の飯を嫌っちゅーほど喰ってきた仲なので。楽器をとっかえひっかえするのは一切やめて、圭一は40年前にHWに加入してすぐ福岡市東区香椎のヨシダ楽器で買ったあのベースを、オレは44年前に福岡市中央区のベスト電気で買ったグレッチを。

 それでいいじゃん。笑。いや、それだけでいい。黄金です。

 8月はレコーディングを中断して、全精力をこのライヴに注いできました。やり残したことはなにひとつないので、後は野となれ、山となれ。とても幸福な夏を過ごさせてもらって感謝しています。チームHWとこんなに一緒に仕事をしたのも久しぶりでした。ライヴではスタッフたちの素晴らしい仕事も合わせて愉しんでくれたら嬉しいです。

 楽器もそうとう作新したので、使わなくなったものは誰かに差し上げるつもりでいます。コレクターじゃないしね。重たすぎるもの、メンテナンスにあまりにも労力がかかるもの、育たないもの、メーカーに愛がないもの。ある種の淘汰、いや新陳代謝って言葉にしておこうかな。

 そういえば、ツアー中になにを食べていますか?って質問。

 これはかなり由々しき問題でね。現代日本で、旅先でちゃんとしたものを食べるのはとても難しいのです。途端に体調に影響します。ホテルの朝食って言っても2000円くらいではまともなものは喰えません。3000円くらいになるとさすがに素材はちゃんとしてることもあるけど、それってどうなのよ?と思います。コンビニなんて、ほぼ食べたいと思うものはないし、例えばプレーンのヨーグルトさえ買えないことが多いのです。

 なので、旅人の最強の武器は。地元の人に聞く、です。自分のその日の希望を伝えて(前日取材が好ましい)その土地ならではのものをいただく。聞く人を間違えなければ、これに勝るものはありません。SNSより地元の人!ライヴまでの時間を逆算して、低血糖にならないように。近頃は有名な店は開店前から並んでいることが多いので、そういう店は外しておかないと食べ物にもありつけないっす。

 昔は飛び込みでも、旅の勘で美味しい店を発見できたけれど、今はどこもかしこも同じ店構えなので、色濃く「昭和」が残っている店以外、飛び込みは危険を伴います。

 一人でふらっと立ち寄れる店が減りましたね。とても寂しく思っています。

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リハーサル

8月15日 金曜日 晴れ

終戦の日に。

思い返せば、子供の頃の写真を見ると、あからさまに「戦後」でした。

僕の父親はずっといろんな意味で「戦争」に多大な影響を受けて、死にました。今日は書かないけれど、それを僕は子供の頃からずっと感じていました。とても優しい人だったけれど、生涯かけて、「戦争」をこころから憎んでいた。彼の無念を忘れることはありません。

ゴキブリ一匹殺せない僕が、国のために人を殺すなんて考えられない。アメリカの雪山でスノーボードをしていたころ、退役傷痍軍人のためのイベントが定期的に開催されていました。僕の世代が傷を負った軍人たちに生で接するのは初めての経験なわけで。治らない傷だけじゃなく、こころに深いダメージを負っているのは接してみればわかります。

自分に置き換えてみて。引き金を引かなければ自分が撃たれる。そのとき、何の罪もない相手を殺せるのか?まともな神経なら、おかしくならない方がおかしい。

頭の中にはでっかい?しか浮かばないのです。接してみれば、優しい人たちです。どうして、この人たちは「U.S.A」の旗の元にフロントラインで殺し合わなければならないのか?その山で行われる若者に大人気のイベント「X GAME」の一番のスポンサーはNAVYだったりするのです。いつだってそこに行かされるのは貧乏人。それが僕は我慢ならない。雪山と戦争はいちばんかけ離れているはずなのにね。

わずか80年前。今とは違った意味で「狂った日本」だったこと。忘れずにいてほしいと、こころから思います。日本人はすぐに流されるから。

 

 

そんな日々の中、音楽に没入できることは「幸福」以外のなにものでもありません。今日はリハーサル最終日。渡辺圭一が福岡からやってきます。ライヴの時間軸にそってリハーサルできないので、頭がちょっとだけウニになってますが、身体に音楽を入れ直したら大丈夫でしょう。blood brothersとmade in 福岡の音を奏でることを今日は愉しみます。

 

以下、お知らせです。

8月のライヴの物販、キャッシュレス決済が可能になりました。

 

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リハーサル、30年目の一瞬の邂逅

8月14日 木曜日 曇り 

 佐野元春さんをお迎えしてリハーサル。

 いつものスタジオにかつて見たことがないくらいの人(スタッフ)がいて、なんとなくみんな浮き足だっているというか。笑。

 これから体験する人たちの愉しみにしておきたいから、もちろん詳細は記さないけれど、30年前の自分はクソガキだった訳で、音楽で会話したというよりも、一方的に僕が受け取ったものが大きかったのです。それゆえ、オファーしたときから、ジャンルを超えたこのメンツで、フォーキーかつオーガニックなグルーヴで響きあえることを夢想していました。

 それが目前で、想像を超えて展開されていくことがとても嬉しくて、ずっと笑ってた気がします。僕は演奏者であり、傍観者でもあり、巻き起こる渦の真ん中に立っていて、それはそれは幸福でした。

 これまで洋の内外を問わず、いろんな人と演奏してきたんだけど、圧倒的に磁力が違うんです。磁場もちょっと歪むし、そこにその人が立っているだけで空気がピリっとする。それがまたグルーヴを創る力になる。オーガニックなんだけれど、かつて体験したことのない類のグルーヴでした。あの磁力は並大抵のことで身につくものじゃないんです。

 演奏しながら、長谷川さんのことを想いました。ずっと昔に繋いでくれたのは彼だし。きっと喜んでくれているだろうな、と。ディランに召集されたロビー・ロバートソンの気持ちがちょっとだけわかりました。笑。

 ぐっと掴んで、ぱっと投げる。

 素晴らしいドラマーの福盛くんは今日、中国へ。佐野さんとTOKIEは北海道へ。スタッフたちもそれぞれの現場へ。

 30年越しの一瞬の邂逅ゆえ、たまらなくプレシャスなのだと思います。

 まだなにも終わってないけど、尽力してくれたスタッフたち。ツアー中の忙しいときに駆けつけてくれた佐野さんにとても感謝しています。

 8/21、ぜひ目撃してください。

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リハーサル

8月13日 水曜日 曇り

昨日、むっちゃ有益なことを書いたと思ったんだけど、反応なかったなぁ。なんかのコピペじゃなくて、経験でたどり着いたことだったからシェアしたんだけど。残念。

スタジオへの行き帰り。いつもは混雑するポイントがすべて空いてるからどうしたんだろうって、お盆なのね。

とはいえ、2ステージ分くらい歌うとお腹も減るわけでして。とっても定食が食べたい気分だったんだけど、そんなお店はこの町にはない。でも、そういえば以前骨折して通っていた病院の隣に、いつも人が並んでる定食屋があったな、と思い出して行ってみた。

入った瞬間しまったと思ったけれど、時すでに遅し。店内、全て体格のいい運動系の大学生 or ガテン系の若者たち。「メガ盛り」とか「ギガ盛り」と書いてあるメニューに震える。垣間見える厨房で作られている丼は、その大きさがもはや人類が食するものとは思えない。ははは。

ご飯は仏壇のお供えくらいでいいんです、くらいの弱気なお願いをして運ばれてきたわたしの定食。見ただけでお腹いっぱい。でも残したくないので、泣きながら食いました。

さて。リハーサルも最佳境に入ってきました。新しいギターもギアも買いました。毎日、没入しています。幸せなことです。楽しみにしていてください。

↑ なんだか文章も脈略がなくておかしい。

夜中にヘンなアドレナリンが出て眠れなくなり、飲んだらさらに眠れず、仕方なく洗濯しても眠れず、ついには「明日の晩ごはんを作っておこう」と思い立ち、野菜を切っていたら、指まで切ってしまい(ギターは弾けるのでご安心を)、すべてはあの定食に起因するんだな、と。いつものルーティーンたいせつです。

歳をとると保守的になるというか、いろいろと冒険できなくなるのも仕方ないっすね。

そういえば、このシリーズのHWリハーサル中に「じゃーん!」とギターを弾いた瞬間に親指の一番たいせつなところ(ピックではなくオレがいちばん使うところ)の組織が吹っ飛び、瞬間、血が噴き出る惨事。そのポイントがどれだけ重要だったか、怪我して知りました。テックが応急措置をしてくれたけれど、すべてそのポイントでタッチをすべてコントロールしてるから、まったくギターのニュアンスが出せない。テックによると、歳を重ねたミュージシャンにありがちなことらしく、ステージ上で「瞬間接着剤」で傷口を止めるんだそうです。だろうな、と思います。だって、弾けないんだもん。

僕の場合、マネージメント氏がダッシュで薬局に走ってくれ、「キズパワーパッド」と「ティーツリー」でなんとか復帰しましたが、思いもよらぬところに加齢の皺寄せはくるもんです。

でも、音楽に没入できる歓びの方が遥かにでっかいんだけどね。

↑ なんだか文章も脈略がなくておかしい。アゲイン。

あ。グッズもたくさん仕上がってきました。ここにアップしてる時間ないので、インスタ見てね。それからわたし個人的な感謝企画も考えてます。数に限りはあるけれど。また追ってお伝えします。

それではスタジオに行ってきます。

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リハーサル

8月12日 火曜日 雨

いよいよリハーサルも佳境を迎えました。今週はゲストの皆さんを迎えるので、より気持ちが引き締まります。なんであれ、皆さんに愉しんでほしいので、そのための準備はできるだけのことを。スタッフ一丸となって、あーでもない、こーでもない。笑。それもまた後で振り返ったなら、愉しい時間なのかな。

ぜんぜん話は変わるけど、朝ごはんに重点を置くようになって、すこぶる調子がいいです。毎日アホみたいに同じものを食べてますが。でも、オレなりに追求した結果なので、みんなにシェアしておきます。自分にフィットするようにアレンジしてみてください。

1. ご飯
無農薬、あるいは減農薬の玄米にスーパー大麦を混ぜたもの。ときどき雑穀を混ぜたりもします。スーパー大麦は食物繊維が豊富で、どうやら腸の奥まで届く模様。量は少なめです。

2. 味噌汁
自家製の麦味噌です。具は季節のもの、冷蔵庫にあるものを。海藻いいっすね!九州人なので「南関揚げ」は必ず。でも、きっとこの油はよくない。笑。

3. 玉子焼き
わたし、玉子が好きなんです。もちろん砂糖は入れません。だし巻きでもありません。玉子はできるだけニワトリが元気な環境で産んだものを。ぜんぜん味が違います。

4. 納豆
わさびを入れて食べるのが好きです。黒豆の納豆も好き。

5. 魚
朝、魚を食べるようになって、調子いいです。DHAは魚からしか摂れないので、おすすめです。その日いちばん美味しそうなものを買ってきます。魚ですら気を抜くと添加物が入ってるので気をつけてね。

こんな感じです。ストイックに添加物を排除してるって感じでもないんだけど、経験上訳がわからないものは口にしない方がいいとは思います。ニンゲンは食べたものでできてるし。たまにジャンクなものを口にすると、いろんな意味でのけぞります。

朝が400〜500キロカロリーくらい。昼にヨーグルトとチアシード、ブルーベリーとプロテイン。これで300キロカロリー。コンディションを維持するのに、あと800〜1000キロカロリーくらい使えるので、酒の分も加味しつつ晩ごはんでコントロールすれば、体調は維持できます。晩ごはんは炭水化物は少なめに。飲んだ後のラーメンを最後に食べたのは7〜8年前、仙台で古市コータロー先生とウエノコウジと。無敵の胃袋のコータローくんは翌朝も元気にご飯をおかわりしてたけど、オレとウエノは出土した土偶みたいになってました。夜中に喉渇くし。要するにポテンシャルはそれぞれってことで。ラーメンは故郷福岡だけで許される年に4回くらいの自分へのご褒美。そう思うと、1回の博多ラーメンがめっちゃプレシャス。大好きな店にしか行きません。替え玉なんてやったなら、天に昇ります。

基礎代謝に加えて、自分がどれだけ活動しているか、たとえばギターを持って歌うってなかなかな労働かつ運動なので、そこをあらかた理解して、100キロカロリーくらい下回る感じで食事をしていたら、100%太りません。ほんとだよ。

あとはみんなも若くないと思うんで、がんばって筋トレしてください。自重でぜんぜん大丈夫。身体は裏切らないっす。そのままだと加齢とともに筋肉は減るだけ。代謝が下がり、やりたいこともやれなくなる。でも、ちょっと努力するだけで、結果は出ます。ライザップに行かなくても。いまどき、アプリもあるし、youtubeに無料で公開してくれている素晴らしい人もいます。

このお方は私利私欲ではなく、みんなの健康のこと考えていて素晴らしいなぁと思います。目的にあった一週間のメニューなど公開してくださってます。たぶん近所にお住まい。笑。

毎日、同じ時間に記録してると面白いよ。上がった下がったで一喜一憂するのではなく、遠くを見て、今を生きたなら、記録することには大きな意味があります。

そんな日々に農家のともだちからすんげー野菜が届いたなら。野菜が本気なんだから、オレも本気で晩ごはんを作ります。

ヤマトのお兄さんが玄関に来てくれた瞬間から漂うバジルの香り。ジェノベーゼの日です。

今日は玄米パスタで作ったんだけど、昇天!!!!!!!

ありがとう!!!!!!

今日も元気にスタジオ行ってまいります。

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リハーサル

8月11日 月曜日 雨

にゃんと久しぶりの雨。窓を暴力的に叩く雨。

降るのは嬉しいけれど、なにもこんなに降らなくても。各地で、線状降水帯が発生。気候がいちいち暴力的。農家のみなさんはほんとうに大変だと思う。多くの日本人はあまり気にしてないけど、この国の食力自給率は他国と比べたら群を抜いて低い。農家は高齢化で継ぐ人材も見つからない。食べ物を作ってくれる人がいないってことは、何かがあったら「飢える」ってことなのに、そこに危機感を感じてる政治家は皆無に等しい。

なんだかなぁ、と思う。あいつらに頼ってたらダメだよ。なにもしてくれないよ。で、例の「核兵器は安上がり」発言をした議員を抱える政党が躍進するんだよ。あんな人間を選んだ民も民。あなたは彼らになにを期待してるんだか?

第一次産業の人たちはもっと優遇されてしかるべきだと思う。それを夢のある職業にして、若者たちが参入できるようにしなければ。もうひとついうならば、スーパーに形の揃った野菜が売ってるのは日本くらいのもので、そのことに気持ち悪さを感じないのは、人としてスポイルされてると思う。自分でなにかを育ててみればわかるけど、「不揃い」が命のデフォルト(人間もね)なんであって、野菜にまで同調圧力をかけるのってどうなんだろうって。

都内に出て、渋滞に巻き込まれて、湘南に帰ってきて、ほっとするのは、多分気温が2〜3度低いから。海が近いから風が流れてくる。東京はアスファルトジャングルと化して、大地が呼吸してないから怖い。空から俯瞰してみると、意外に巨大な緑のゾーンがあって、明治神宮とか御苑とか皇居とか。それらのおかげでなんとか呼吸している感じはする。行き場のないエネルギーが異常な気温になって跳ね返っているものを、クーラーで無理に冷そうとするから、さらに気温は上がる。

昔から思っているんだけれど、ニンゲンに海を埋め立てる権利なんかないと思う。なんという暴挙を。治水もやむを得ない場合もあるけれど、除染だってなんだって、必ず利権が絡んでいる。よく観察してごらん?元請けから孫請け(もっとヒエラルキーはある)に至るまで、戦争と構図は同じで、現場で働いてる人になんの罪もないけれど、搾取は連鎖する。資金の出どころはもちろん税金。旅して、メガソーラー見てごらん?どう見ても地球には優しくないから。狂ってるから。

われわれひとりひとりが「シフト」する以外に方法はないと思う。あるいは一回「飢えて」みるとか。「飢えて」それでも他者に思いやりを保てるのかって?たぶん、無理だな。自分の食糧を確保するのに必死になるだけで。でも、そのとき初めて農家の有り難みを知る気はする。

リハーサルの日々。

こんな時代に音楽に没入させてもらえること。あの灼熱の渋谷の街に少なからずオーディエンスが来てくれること。ニンゲンの底力ってやつを伝えたいと思っています。

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向井三郎の絵に会いにいく

8月10日 日曜日 晴れ

わかってくれていると思うけれど。

案件でblogを書いたり、好きでもないものを勧めたりすることを一切しないってことくらいの信用はあるのかな。笑。僕が勧めるものは、激しくこころを動かされたからで、似たような感受性を持っている人がいたなら、暗黒の日々にひかりをもたらしてくれるのではないか、と思うからです。むろん強制する類のものではないけれど、音楽であれ、絵画であれ、本であれ、映画であれ、第一次産業であれ、素晴らしいものは等しく僕に訴えかけてくるからです。

これも「善きこと」を宇宙に循環させるためのひとつの方法だと思っていて、いつからか素晴らしいものを知ったなら、たくさんの人とシェアしたいと思うようになりました。シェアしたなら、歓びは数倍になるからです。僕がかつてデニス・ホッパーに救われたようにね。ショーン・ペンも彼に救われた。そして僕はショーンにも救われた。かように、スピリットは循環するのです。

千葉県長生郡長柄町にある夏庭@natuniwaで行われている向井三郎@saburo.mukaiの個展に弾丸で行ってきました。

往復60キロの渋滞はマジでしんどかったけれど、行ってよかった。でもね、バイクのシート、ゲル入りの特注なんだけど、もうお尻が無理。ほんとうに肉がなくて、骨がシートに刺さるんす。おまけに灼熱で汗をかくから、たいへんなことになります。これが耐えられなくてバイクまで嫌いになりそう。

話を戻します。

まず夏庭のロケーションが素晴らしい!

銀座の画廊には10分しか居られないけど、ゆったりと時間が流れていてアーティストともゆっくり話ができます。カフェも併設されてます。美味しい!なにより、来週には稲刈りなんだって!オレも山形で田んぼに関わってるから、稲穂が愛おしくて。スリスリしたいよ!

真夏に頭を垂れる稲穂かな(字足らず)

向井は14歳の誕生日にオレにギターを教えてくれた人物。オレはそれまで絵を描いてたけど、彼の才能を見て、その道は諦めました。互いの才能が交錯したっていう嘘みたいにホントの話。

数年に一度会うだけだけれど、空白の時間は互いの作品が埋めてくれるのです。

もう50年くらい彼の絵を見てきたけれど、今回のはとんでもなかった。江戸川のほとりにイーゼルを持って行き、空と雲と水を木炭で描いてるんだけど、これらは「動く」じゃないですか。静物ではない。彼がほとりに座って、それらを凝視すればするほど、彼の頭蓋にその風景がプリントされていくわけで。その蓄積が描き出した「永遠」は楚々としていながらも、圧倒的な迫力で目前に迫ってくるのです。

ただし。

それらは写真には写らないのです。だからこそのアートだと思うし、夏庭に行くまでのプロセスも楽しんでほしいのです。彼のサイトで見れるものが一番感覚的には近いけど、実物にはまったく敵わない。ぜひ、足を運んでほしいです。

あまりに素晴らしかったので、オレも音楽でなにか貢献できないかって、直訴してみました。実現するといいな。

過酷で小さな旅だったけれど、行ってよかった。彼のスピリットにとっても励まされました。誰が何と言おうとも、自分の確固たる表現を貫くこと。あいつとオレはエロ本をどっちが買いにいくか、じゃんけんしてたような仲だけれど、未だに互いの道を極めようと、自らを削っているところにこころを動かされます。

オレが音楽で到達した場所と、彼が到達した場所。なんだか、とても似てるのです。

一度も故郷の福岡で個展をしたことがないっていうから。ぜひ、やろうよ、って。笑。

にしても。千葉は奥深いのです。オレ、住んでたことあるのに、こんなに素晴らしいところだって、ぜんぜん知らなかったのです。

 

 

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