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HEATWAVE OFFICIAL BOOTLEG SERIES #008 / 2021122640 Years in a BLINK HEATWAVE
“Unknown Pleasures” HEATWAVE
2022.3.18 Release
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2020.6 Release
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2019.11 ReleaseOfficial Bootleg #007 “THE FIRST TRINITY” 181222 HEATWAVE
2019.5. Release日本のあちこちにYOUR SONGSを届けにいく 2018 山口洋
2019.3.25 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #006 19940524』 HEATWAVE
2018.12.19 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #005 171222』 HEATWAVE
2018.5.19 Release『Your Songs』 HEATWAVE
2017.12.26 Release『Carpe Diem』 HEATWAVE
2017.5.17 Release『OFFICIAL BOOTLEG #004 151226』 HEATWAVE
2016.12 Release
HWNR-012 ¥2,500(税込)『OFFICIAL BOOTLEG #003』 HEATWAVE
2015.5 Release
HWNR-010 ¥2,500(税込)DON'T LOOK BACK.
山口 洋 全詩集 1987-2013 B6サイズ 272P 特製栞付き ¥2,800THE ROCK'N ROLL DIARY, 2011 3.11〜 陽はまた昇る B6サイズ 176P ¥3,000SPEECHLESS Yamaguchi Hiroshi / Hosomi Sakana
2011.2.9 Release
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月別アーカイブ: 6月 2012
その言葉の意味
6月15日 金曜日 晴れ 今回、福島県相馬市に滞在している間に、いろんな人たちと深く話すことができました。現地の意見はメディアにはのらないことの方が多いのです。リアルで、説得力があり、そして重い。僕にとっては貴重な経験なのです。 その街の裏通りの重鎮と深夜に深く話をしました。僕らは「希望」について話していました。彼が語った言葉をあれからずっと反芻しています。クルマに乗っているときも、走っているときも、ベッドに入ってからも。 いわく。「最後の希望があるとするなら、放射能を無毒化する発明だけだと思う。僕はその可能性がまだ捨てきれないんだよね。人間が勝手に作ったものなんだから、それを無毒化する方法を見つける人間も現れるんじゃないかって。それだけが最後の希望だと思って、僕はこの街で全力で生きてるんだ」。 「最後の希望」の裏側には「絶望」と云う文字が隠されていること。みなさん分かってもらえますよね。ひどく重たく僕の胸に響いています。 ある人は「何をそんなに急いでるんですか?」と僕に聞きました。「ゆっくりと急げ」。もう時間がないのです。あらゆる意味で。説明しなきゃいけませんか?アニキにこう云われました。「草の根は大切だ。でも、それだけじゃ、もう間に合わない」。僕もそれを実感しています。 九州の中学生が、全校生徒の前で語り、そして演奏して欲しいと。僕を呼ぶことを全校集会で決めたのだと。オ、オレ?でも遠く離れた九州の地で、子供たちは福島を思いやってくれていました。ならば、応えます。やらせて頂きますとも。子供たちにはこう伝えました。どんな困難があっても、決して諦めないで欲しい。大人に過度に頼らず、自分たちで道を切り開いて欲しい。僕のような人生を歩んできた者に、子供たちの前で偉そうに語れる言葉なんて、何ひとつありません。でも、経験してきたこと。何よりも、この世は生きるに値する場所だと信じていることを彼らに伝えたいと思っています。
人が奏でる音楽
6月14日 木曜日 晴れ 都内、某スタジオにて。ヤイコさんの新曲のレコーディング。今の時代、テクノロジーを駆使すれば、どんな修正も不可能ではありません。でも、我々は敢えて、炎の一発録りにこだわりました。もちろん、歌もです。音楽に、それぞれのアイデアと息吹がパイのように重なっていきます。力を尽くしてくれた、スタッフ、エンジニアも含めて、今日、この場に居た人間の全ての力が風景となって、スピーカーの間に描かれていきます。こういうとき、ニンゲンって信じるに足りる生き物だなぁ、と思います。素晴らしい。つーか、むっちゃ愉しい。 今日は僕のカメラを使って、いろんな人が撮影してくれていました。なので、どーんと一挙公開。彼女のアルバム、出来上がりをお楽しみにー。って、一番楽しみにしてるのがオレだったりしてね。
ニャンダフル、ワンダフル
6月13日 水曜日 晴れ 一年ちょっと前まで、ミュージシャンである僕が音楽をやっていることは当たり前のことでした。でも、それが出来ることがどれだけ幸福なことなのか、身にしみて理解した一年でもありました。 東北ツアーを福島で終え、たくさんの愛をもらって、ヘロヘロの身体で脱兎のごとく戻ってきて、それでも海辺をガシガシ走る。別に自分をいじめてる訳じゃないのです。次に繋げるために、一旦リセットし、負のものはアースしてもらい、そしてアイデアを考えてみる。たいてい、何かが浮かんできます。でもそこで浮かんだフレーズを書き留める方法がない。それがまたいい。帰ったときに忘れるようなフレーズは大したものじゃないのです。 ヤイコ嬢がちょっと前におっさんを泣かせるタイトルの曲を書きました。それを魚と僕に託してくれた。ならば、おっさんはそれを走りながら考える。ん、ここは転調しよう、とか、コードはこっちの方がいいんじゃないか、とか、コーラスはこんな感じで、とか。そのアイデアを実現するために、素晴らしいミュージシャンが集まってくれました。 いちばん若いドラムのヒロシは30歳。「この曲の鼓動はこんな感じです」と見事に全員を導き、ベースの山ちゃんは人格そのものでグルーヴを作り、ヤイコ嬢はその上を飛翔していく。うーん、何だかなぁ。ニャンダフル、ワンダフル。
どうしても伝えたいこと、福島県福島市にて。
6月10日 日曜日 曇り 東北ツアー、最後の一滴まで絞りました。もう、まともな思考能力はありません。でも、今日、僕が福島市の人達からもらったエネルギーはとんでもないものだった。だから、書かせてください。誤字脱字は許してください。忘れないように、僕には伝えたいことがあります。 正直に書きます。福島市でライブをやることは躊躇しました。でも、メールが来たのです。「福島でやってくれないんですか?」と。しばし、逡巡して、僕はそのオファーを受けました。いろいろと云う輩が居ました。だから、何だよ?危険は前もってアナウンスします。でも自分の目で見なければ、分からないことがあります。忘れて欲しくないのです。ここには人が住んでいることを。生きていることを。避難すればいいじゃん。そう云う人もたくさん居ます。でも、あなたは本当にその人の立場になって考えていますか?そんな簡単な問題じゃないのです。国は彼らを守りません。これは国策レベルの問題です。でも、国は彼らのことなんてまったく思ってはいません。ある種の人にとって、土地を奪われることは、人格を破壊されることなのです。そして被曝は避けた方がいいに決まっているのです。嗚呼。 会場の「風と木」は永い間に渡って、食と人と自然と音楽を繋いできたのだと思います。それはおかんのちまきと巻き寿司を喰っただけで分かります。でも、おかんが僕にこう言いました。「もう孫には作ってやれないのよ」、と。それがどんな味だったか分かりますか?ほんとうに、ほんとうに美味しかった。福島と愛の味がしました。おとんはちまきの笹を安全な山形まで取りに行きました。そして「福島の奴がウロウロしてんじゃねぇ」と云われました。僕が言いたいの山形市の人がFUCKってことじゃありません。たまたまその人が福島ナンバーを見つけて、たまたまその人がそんな人だっただけのことです。でもね、おとんは傷つくじゃないですか。客人に美味しいものを食べさせたかっただけなのに。地元の物はもう使えない。ここは残念ながら、線量が高いことで有名な渡利地区です。でも、彼らがいったい何をしたと云うんですか? 僕らが使っていた電気のせいで、原発の爆発後、3/12〜3/15までの風向きと雨のせいで、こうなっているんじゃないですか。おとんは僕にこう云いました。「ピリオドがないんです」って。「だから辛いんです」って。何も終わっていないんです。始まってもいないんです。 これが僕らの国です。現状です。僕はその上辺を今日知っただけの人間です。 ここにそんなに人は来ないだろう。そう思っていました。でも、わらわらと、僕の音楽を聞きに(もちろん主催者たちが多大な努力をしてくれたことは間違いありません)、満員の人が来てくれました。だったら、直球の勝負しかできません。魂で音楽を奏でる。ただ、それだけです。その結果は、どう受けとってくれたのか、人それぞれなので、ここには記しません。でもね、風と木にはほんとうに、何と云っていいのか、愛が渦巻いていました。ニンゲンは信じるに足りる生き物だと、僕に教えてくれました。来て良かったです。歌って良かったです。ほんとうにありがとう。これ以上、僕に云える事はありません。僕は今日のことを、この空気を、一生忘れません。そして、大人として、必ず結果を出します。ドリーマーがやるべきことは夢を見ることではありません。結果を出すことです。だから、そこに向かいます。その力を風と木、渡利の人達から頂きました。忘れません。ほんとうにありがとう。 今日は福島市の人々の声をお届けます。是非、読んでください。 Messages from FUKUSHIMA CITY 120610 Aさん 41歳 福島県郡山市 すーっとしました。よし頑張るぞ。THANK YOU! Yさん 良がった。ロック! 日本はどこさ向かっていくんだ!! 原発再稼働?! ありえねぇだろう!! が!! 今、考えねぇでどうするんだ!! 脱原発!! 男だったら「洋」と名付けられていた洋子より。 Mさん 福島市 熱いメッセージ、心に届きました。ありがとうございました。 Sさん 59歳 福島県福島市 今日はありがとうございました。元気になりました。モニタリングポストが町のあちこちにある風景の福島。この様子、皆さんに伝えて下さい。 Kさん 60歳 福島県福島市 福島の悲しみを共有して頂きありがとう!! 原発の再稼働、ゆるせない! 福島の苦しみを無駄にしないで,,,,。でもあきらめないで怒っています。 Yさん 福島県福島市 忘れられないのは、避難所で受けたやさしさ。家が流されても、たくましかったみんな。かけつけてくれた全国の人。「大丈夫だった?」という遠方の友人のメール。「会いたかった」と言ってくれた人たち。福島のみんなは、ちゃんとこれからも福島で生きていける。そう望んでいれば、ちゃんと、いつか元気になれると思う。 Mさん 37歳 宮城県仙台市 みなさんがいまいることをぜったいわすれたりしません。 Dさん 65歳 福島県福島市渡利 HIROSHI、お互い元気で歩いていこうネ! Tさん … 続きを読む
メッセンジャー
6月9日 土曜日 雨 昨夜、ライヴ会場で秋田県能代市有志から贈られたガイガーカウンター。早速、うちのプロジェクトの相馬本部長に人選してもらい、手渡しに行くことにした。本当は今日のうちに福島市に行くはずだったが、これもミッション。300キロ超、雨の中をぶっ飛ばして、福島県相馬市へと舞い戻る。 選ばれたSさんは相馬市でずっと商店を営んでいらっしゃる。本部長の同級生。小、中学生、2児の父。通学路に線量の高い物体があることに業を煮やして、ご自分で「霧箱」を制作し、放射能を可視化することによって、自治体に啓蒙を促している人物。まさに適任。 しかし、雨の中。ズブ濡れになって、身体中湿布だらけの天然パーマの中年男が突然現れ、「かくかくしかじか。このカウンターは能代市の有志から昨夜贈られたものです。是非、街のために使ってください」って、怪しいにも程がある。すいません。でも、確実に届けたぜ。ありがとう。
責任と云う名の無責任、秋田県秋田市にて
6月8日 金曜日 晴れ 青森県弘前市から秋田市に移動して、リハーサルを終え、楽屋代わりのホテルの部屋でどじょう首相の「再稼働宣言」をリアルタイムで観る。オウムの誰かや、サッカー日本代表の試合に紛れ、いつものように週末をうまく利用して、すり抜けようとするんだろう。きっと背後には広告代理店のような存在が居ることだろう。狡猾でそして、とてつもなく浅はかだ。 僕にとって、首相のあの発言は「世界から完全に見捨てられる」ことを意味していて、あの事故から何も学ぶことなく、取り返しのつかない未来へ舵を切ったことを意味する。オウムの誰かは懸賞金をかけられ、国民多数が捜査員と化しているのに、あの美しい福島をどうにもならないほど汚してしまった責任を取って逮捕される者はただの「一人」も居ない。狂ってるよ、それ。それでも「国民の生活の安全のため」と、再稼働をのたまうどじょうさんは正気の沙汰じゃない。国論が二分って、再稼働を良しとしない国民は7割以上だよ。あなた福島に行ってみなよ。傷ついてる人々の傷口に更に塩を塗る人間に、国民の幸福を口にする資格はないよ。あなたの心は何処を向いてるんだか。それが国民ではないことは明らかだよ。あなたの言葉を借りるなら、それは「責任と云う名の無責任」ってことだよ。事故の責任も取らないままの政府に「責任」を口にする資格なんてない。オレは猛然と燃えたよ。今夜もオレには現場がある。だったら、ほんとうの愛を循環させてやる。あなた達の心にまるで欠けているものをね、ここにはあるんだって証明する。あの政府を選んだのは僕らだ。サイテーだよ。だったら、死んでも諦めないってところを見せてやるよ。権力の暴力より愛の方が強いんだってことをね。 ——————————————————- 決して入り口が閉まらないほどのオーディエンスが居た訳じゃない。でも、今日この会場に循環していた愛は本物だったと思う。ある産婦人科の医師は自分の逡巡について話してくれ、永年僕を応援してくれている主催者が作ったメッセージ箱には新品のガイガーカウンターが入っていた。入れてくれた男性は名乗る訳でもなく、すべて僕の裁量に託してくれた。ハコのオーナーは入場料のうち店の収益をすべて僕に託してくれ、車椅子でやってきてくれた女性はとても澄んだ目をしていた。誰とはなしに、彼女を迎えにきてくれた家族を手伝う姿は美しかった。大事なのは愛だけなんだよ。ほんとうに。 僕は全力で演奏したかった。いや、いつもそうしているつもりだけれど。気がつくと、右手から久しぶりの流血。でも、まったく痛くなかった。 今日の会場barefootは今年で25周年なのだと。オーナーがそのイベントに呼んでくれました。決まるといいなぁ。そしたら、今年また秋田に戻ってくることができる。みんなに会えるのを楽しみにしてるよ。来てくれて、ほんとうにありがとう。オレは諦めないよ。 Messages for Soma City 120609 Yさん 44歳 秋田県 いつも心に留めています。いつか絶対力をお貸しします。音楽を常にかたわらに置いて過ごしてください。ココロにPOWERが生まれたら、力入ります! And keep smiling wherever you are! Oさん 44歳 秋田県 あなたが見ている空を誰かが見ています。あなたが感じる風を、みんなが感じます。あなたは1人じゃない。 Aさん 31歳 秋田県 同じ東北人としてやれることをがんばりたいです。 Oさん 46歳 秋田県能代市 相馬のみなさん未来を信じて下さい。子供たちが外を走り回れる日を信じて祈ってます。見えない「アイツ」に気をつけてネ! Oさん 43歳 秋田県 同じ日本人として誇りに思います。がんばって下さい。 Kさん 48歳 秋田県 Be Positive! 決して忘れていません。 Iさん 35歳 秋田県秋田市 「無関心」がどんなにおそろしいか、それだけでも伝えていきたいと思います。相馬と一緒になんておこがましいけど、一緒に寄りそって生きていきます。 Tさん 35歳 秋田県 そうまかえる新聞で、相馬の今を知って、今月山口さんのライヴでもっと知りました。知らないことがたくさんありました。話さないとわからないことが、ホントにたくさんあります。これからも” 相馬の今” 教えて下さい。子供たちに安心、安全な未来を。一緒に新しい未来を作ろう! —————————————- … 続きを読む
持つべきものは友、青森県弘前市にて
6月7日 木曜日 曇り 久しぶりに死んだように眠った。オレにはまだ任務が残っている。弘前の悪友ヒロシは昨夜、何も云わず、放っておいてくれた。 朝になって、オレたちは弘前が誇る岩木山に行くことにした。青々と葉っぱを茂らせているリンゴの木を見て、山の風に吹かれているうちに、気持ちが晴れてきた。岩木山温泉で疲労を抜いて、ヒロシが企んでいる岩木山のブナの原生林でのフェス「山ロック」の打ち合わせを観光課の人たちと。これ、実現したら相当素晴らしいだろうなぁ。でも、山の中にステージを作るところから始めなきゃならず。どうして男どもはこう無謀なことをやりたがるのか。あはは。でも、オレも是非やりたい。 ヒロシもオレも日頃は肉食ではないのだが、きっとオレの顔色を見て、弘前で一番のステーキ屋に連れていってくれた。奴はコワモテで、地球上でタメ口をきくのは殆どオレだけらしいのだが、こういうところが実に優しい。 ライヴは弘前の魔界、アサイラムならではのものになったと思う。美声じゃなくて申し訳なかったけれど。オープニングを努めてくれた怪人ノボル、たくさんの友達。ほんとうにありがとう。 ————————— ¥11,000の募金を頂きました。本当にありがとう。 Messages for Soma City 120607 Nさん 32歳 青森県八戸市 児童養護施設で働いています。3.11は八戸のこどもたちにとって大きな出来事でした。未来のために、今を生きているこどもたちのために、自分に出来ることをもう一度考えてみようと思います。 Tさん 43歳 青森県弘前市 破壊されたのは皆さんの夢じゃない! Yさん 44歳 青森県弘前市 昨年、大切な人を亡くしました。それでも日は昇りました。明日は来ます。明日へ向かって行きましょう。 Yさん 43歳 青森県八戸市 目を閉じないこと、耳をふさがないこと、少しでもよりそえるように、自分が考え動くことを忘れないための今日でした。ありがとうございました。 Tさん 青森県弘前市 自分にはたいして何もできないけど、できることもあるのかな。自分が信じるものを信じている。大きいものにはまかれないけれど、自分のつくった波にはのりたい。 Yさん 37歳 青森県青森市 4月、福島市と郡山市に行きました。相馬市の今の状況を山口洋さんから聞き、時間が流れていても、「あらゆる情報」の流れはSTOPしている。メディアで多くの情報を得る生活に疑問を持ちました。自分の目で確かめること、感じることが大切。ずっと見ています、私は。 名前なしさん 青森県弘前市 現実にそこにいる。暮らしている人たちのことを考えると、何を文字にしても、どうなんだって思うんだけど、忘れないでいること!! 忘れずにいることが自分ができることだと思う!! Wさん 37歳 秋田県大館市 今でも何をしたらいいか考えてます。彼女の母に「順番」ということを聞きました。ちがうかもしれないけど、自分と向き合って、その先にあるものを見ていこうと思います。 Fさん 50歳 青森県弘前市 故郷の宮城、お隣の福島、ここ青森の八戸。なつかしい場所や知人の多くが被災した事に胸を痛め続けている事実。思いを寄せる事を忘れず、出来る事を継続して支援していきます。山口さんのお身体をご自愛下さいます様に。心にしみるライヴありがとうございました。 Kさん 34歳 秋田県鹿角市 私は絶対にカベをつくらない! Sさん 48歳 青森県弘前市 毎日いろいろ思っています。 Kさん 33歳 東京都 愛はそこにあるから Kさん 60歳 青森県 愛より愛へ! 名前なしさん 青森県弘前市 … 続きを読む
移動日
6月6日 水曜日 雨 相馬から青森県弘前市まで移動。僕はみちのくをひとりで旅しているのが好きなんだけれど、今日に至ってはその余裕もなく。ただ無事に到着することに集中する体力しか残っていなかった。感受性は人によって異なるのだろうけれど、相馬のコンビニにフツーに売られていたガイガーカウンターを見つけて、ひどく落ち込んだ。それはアイドルの水着のDVDの隣に置いてあった。しばし、呆然として、何だか泣けてきて、未だに受け止めきれない。それは市民にとっては悪いことではないのは頭では分かっているけれど。狂ってるよ。悔しい。 自分がすり減ってくると、こんな事実でさえ、途方もない無力感になって襲ってくる。情けないけど、本当に傷つくよ。どんなに力を振り絞っても、悪化しかしないこの現実。悔しい。きっと疲れてるんだな。今日は早く寝よう。気持ちを切り替えて、明日は美味しいものを喰ってステージに上がろう。弘前の悪友、ヒロシが僕の顔を見るやいなや「明日、ライヴの前に温泉行こうか?岩木山、いいとこだぜ」って。持つべきものは友達だね。ありがとう。
みんなの気持ちを相馬に届ける
6月5日 火曜日 晴れ はてさて。僕は相馬に舞い戻って、今年開催するイベントの悪だくみ、根回し、なんてことをやっております。 相馬市はインターネット普及率がまだ30%なのです。そのため市役所の中に設置されている「そうま災害FM」は重要なメディアです。我らが珍獣、堀下さゆりもボランティアでDJを努めております。ただし、そこにはほとんどCDがないのです。なので、みなさんがプロジェクトに寄せてくれた気持ちで、毎月CDをプレゼントしていくことにしました。リクエストはすべてFMのスタッフによるもので、我らがモリタミュージックから納品されます。みんなの気持ちは音楽になって、相馬の日々に響いています。ありがとう。 珍獣の前髪をノギスで測る。
宮城県仙台市にて。
6月3日 日曜日 曇り もはや、何と云うか。言葉にする行為がとても陳腐なものに思えます。濃厚な日々の中、たくさんのものを受け取っています。 前日、相馬でのライヴを終え、相馬本部長が気をつかってくれて、松川浦にある晴風荘という宿を取ってくれました。かつての晴風荘で、僕らは美味しい相馬の海と山の幸を頂きながら、どんちゃん騒ぎをしていたのです。去年の夏、津波に完膚なきまでにやられてしまった晴風荘を観て、正直なところ営業再開は難しい、と思いました。けれど、彼らは立ち上がったのです。宿の方はいちばん眺めのいい部屋を用意してくれました。朝焼けと共に、松川浦が霞んで見えてきたとき。何とも云えない感動を押さえることができませんでした。 それから僕は仙台に移動し、「とっておきの音楽祭」に出演する自立研修所「えんどう豆」の応援に行きました。そこで僕が目にしたものは、何というか、その。「星に願いを」のイントロを指一本で弾く女性。ひとつひとつのフレーズを弾くのに、とんでもなく時間がかかります。でも、それはほんとうに心の底から願いを込めて演奏されたものなのです。僕はどんなピアニストが弾いたものよりも、深い感動を覚えました。そして自分のミュージシャンとしての薄っぺらさにも気付きました。音楽を演奏する上で、いちばん大切なことをえんどう豆の仲間たちから教えてもらったのです。 今回のツアーで仙台公演は予定されていませんでした。そのことに異議を唱え、マネージャーに直談判し、ライヴは開催されることになりました。ずっと永い間、僕らを応援してくれている人たちです。そして会場のjazz me bluesのオーナーは10年以上前に、蔵王でサウンドトラックのレコーディングをしていたとき、力を貸してくれたSさんでした。力を尽くしてくれた人たち、足を運んでくれたオーディエンス。ほんとうにありがとう。 ライヴの内容に関してはここには記しません。受け取ってくれた人の数だけ、受け止め方があると思います。仙台も被災しています。だから、メッセージを書いてもらうことは止めようと思っていました。けれど、主催者の強い希望により、仙台からも何かを伝えたい、と。 本日、福岡では渡辺圭一らの主催でプロジェクトの福岡版としてイベントが開かれていました。そちらも合わせて、感謝MAX。 Messages from Sendai 120603 名前なしさん 今日はありがとうございました。被災して、絶望したり、悩んだり、色々と大変な思いもしたけれど、悪いことばかりじゃないってことも、わかりました。今日はたくさんのエネルギーと希望をもらいました。 Tさん 41歳 宮城県旦理郡旦理町 共に生き、のりこえましょう。 Mさん 48歳 宮城県仙台市 仙台でも、元の地域に住めなくなった人はいますが、放射能のせいで、住めなくなった人の気持ちを思うといたたまれません。強く、したたかに生き抜いてほしいです。山口さんのメッセージ、受けとりました。心の中で火は燃えています。心の火を絶やさないで、私もよい世界をめざして、生きていこうと思います。仙台に来て下さって、ありがとうございます。また、来て下さいね。 Kさん 37歳 宮城県仙台市 相馬と仙台、もっともっとつながっていきましょう! 今度は被災地の声を全国に届けて、新しい時代を作っていく時です! Hさん 38歳 福島県郡山市 希望はみんなの胸の中にある。心は変えられる。あきらめないで。 名前なしさん 宮城県 がんばれ! そしてがんばる。make happy!! Hさん 45歳 宮城県仙台市 スティルバーニングが良かった。(うちらのマラソンチームの名前に借りてます) Sさん 38歳 魔界 学生の頃、阪神大震災があって、その当時は知り合いもいなかった。その遠い土地に、それから数年後死ぬまでつき合いたい友人ができました。相馬にも知っている人は今ほとんどいないけど、いつかそんな友人がそこにできるかも知れませんね。いろいろなところからいろいろなことを言われると思いますが、ご自分が一番そうしたいと思うようにして下さい。それって勇気のいることだけど、このプロジェクトを通じて応援し続けますね。 Hさん 54歳 宮城県仙台市 震災、心災、僕も勇気づけられました。ありがとう!! Aさん 30歳 宮城県仙台市 初めてライヴ聞きにきました。熱いものが伝わってきて感動しました。私は地元が気仙沼ですので、私も出来る事さがしてみます。応援してます! Oさん 40歳 宮城県仙台市 私もあきらめません。 Nさん 43歳 石巻市 想像力をいっぱいに働かせて、私もここで私にできることをします。 … 続きを読む