月別アーカイブ: 6月 2021

6月17日　木曜日　曇り 午前中の診察で、明日退院できることになりました。たくさんの声援、ほんとうにありがとう。 １週間のうつ伏せ生活で、時間だけはあったので（っていうか、人生でこんなにじっとしてたの初めて）これまでの生き方を振り返るいい機会でした。１週間にわたって一滴も飲まないってのも、高校生以来かも。かなり画期的。笑。 飲まなきゃと思い込んでたのは自分で、べつになくても平気ってことは、飲みたいなぁ、と思ったときに楽しい酒だけ軽く飲めばいいんだってことに気づきました。病気、ありがとう。 とはいえ、しばらくは激しいことはできないので、ゆっくりと新しい自分のペースを創造しようと思っています。とりあえず、血圧計を買いました。笑。これまで自分の血圧も知らなかったので。あ、高血圧ではありません。念のため。 とにかく。友人たちはもちろんのこと、医療関係者のみなさんにはリスペクトしかありません。オレもこのくらい人の役に立つ仕事しなきゃって、思います。 ドクターは念のため、悪くない方の目も今日これから検査してくれるそうです。看護師のみなさんは点眼の方法、日々の過ごし方、過度に目を使わない方法などを教授してくださってから退院だそうです。涙。 本も読めないし、テレビは見ないので、匂いと、音楽と、窓からの風景と、みんなからのメッセージが日々の彩りでした。秘密工作員によって差し入れられたアロマ、最高だったす。 LIFEはいつも不思議で、一歩間違えれば失明、みたいな運命が、紆余曲折あったにせよ、考え方を変えるきっかけになる。それはほんとに前向きに受け入れたいっす。 ゆっくり生きます。 なにはともあれ、伝えたいのは一言だけ。 ありがとう。

6月16日　水曜日　曇り　 　昨日、むっちゃ嬉しいことがありました。 　「今日から首から下、シャワー浴びていいですよ」、って。ま、まじすか？それは嬉しいけど、いちばん気持ち悪いのは髪の毛なんだよなぁ。もはや、スキンヘッドにしたいくらい。そう思っていたら、看護師さん、なんておっしゃったと思います？「私は美容師じゃないので、うまくないですけど、よかったら洗わせてください」。カンドー。涙。 　ほんと、申し訳なかったけど、洗ってもらいました。なんだか、世界が違って見えたっすよ。大げさじゃなく。こんな人いるんだ、、、。 　誰かが書いてくれてたけど、ずっとうつ伏せなんで、人の顔が覚えられない。メガネも外してるし。それでも声で覚えた看護師Oさん。みんな優しいけど、ひときわ優しい。「手術した方の目に喫水線みたいなもの見えるでしょ？それが注入したガスのラインです。うつ伏せになると変化すると思います。あ、今5割くらいのところで見えます？じゃ、それが2割か3割になったら、退院ですよ。そしたら、目薬のさし方とかお教えしますね！」。じーん。ちょっと泣きそう。 　怖くて聞けなかったのですね。「退院」の二文字。こりゃ、6月は娑婆に出れないかも、と思ってました。あとで主治医にも「早く退院できるように安静がんばりましょう」って。 　ほんとうに言葉ってものすごく人を励ますのです。たった一言で超絶前向きになれる。どうせ発するならそんな言葉の方がいいと、彼らに教えられてます。 　一方で、政府は五輪を強行しようとしてる。スポンサーとIOCと自分たちの手柄しか考えてないんだと思う。日本人選手が活躍しようもんなら、すべてのことをそれでうやむやにするんだろうね、、、。 　ベッドの上でうつ伏せで過ごしてるうち、医療関係者が教えてくれた「誠実に生きる」ことの意味、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと考えてたのです。オレにいったい何ができるんだろう？って。 　彼らが強行するのなら、たとえ猫パンチでもオレは平和なレジスンタンスを強行することにします。誰も傷つけない形で。豊かなものを届けたい、音楽、医療、なんでもいいけど、誠実に生きようとしてるニンゲンをバカにするのもいい加減にしろって。はい。繰り返しますが怒りではなく、豊かな形で。開会式の日にやることになると思います。 　そこまでには身体を元に戻す。それがこの素晴らしい医療関係者がオレに与えてくれたインスピレーションです。

6月15日　火曜日　曇り　 　再手術終わりました。今回のは理由は不明だけど、むっちゃ痛かったっす。 　手術はこれで終わりにするんだって意志のもと（俺はただのまな板の上の鯉だったけど）泣いたところで、どうせ瞳はぐしゅぐしゅだし、思いっきり泣きながら耐えました。病室に帰ってきたときは腰抜けました。笑。 　なんで、こんなことになるのかって、日頃の生き方についてとか、最初の病院の選び方とか、身体からのメッセージの受け止め方とか、老化との向き合い方とか、酒の飲み方とか、いろいろ思うことはありますね。 　なんで、俺がこんなことをblogに書いてるかというと、自分のプライバシーを吐露したいからではなく、いろんな意味で人体実験として、自由に生きようとした結果の副産物についてもみなさんの参考にしてほしいからです。 　昨日、上原投手がネットに記事に自分の容姿のことを書かれて我慢できなかったってのがありましたけど、よーく理解できます。ほんとにヒドいことがたくさんある。 　病院にいる間だけでもパトロール隊の友人達からいろいろ送られてきます。いっとくけど、youtubeなんてこちらの意志でアップされてるものの方がはるかに少ないわけで。ほんとにウンザリしますよ。コントロール不能。 　　山口洋、ドマイナー。笑。 　ってのがあったな。「笑」がなければ許したけど、そういうお前は何なんだよ？そもそもメジャーってなんなんだよ？そんなもん最初から目指してねーし。梨汁じゃなくて、じゅくじゅくの目汁ぶしゃーとお見舞いするぞ、てめー。 　まぁ、いいや。こういう匿名でひっどいこと書かれる世界に生きてるわけですよ。こっちは実名、あっちは匿名。まったくフェアじゃない。ストレスです。 　でもね、なにがあっても、いいエネルギーを宇宙に放射して生きたいのです。そのためには健康な身体である必要があります。 　前の病院は緊急案件にも関わらず、紹介状を書くのに2日を要した。この病院に行けと行ったにも関わらず、話はまったく通っていなくて、予約がないと診察できないと。緊急なんですと、俺が受付でゴネた結果、6時間待たされて、最後に診てくれることになった。 　診てくれた若い医師がこりゃ、緊急を要するので、今手術をしているトップの医師がここに帰ってきたら、もう一度診察します、と。結局、二人掛かりで診察してくれ、こりゃいかんと、その日の手術は終わっていたにも関わらず、夕方から手術をしてくれたわけです。1日中手術してたのに。 　その医師はたぶん俺のために日曜日にも出勤してくれ、経過を見て、昨日の再手術もねじ込んでくれた感じなのです。そりゃ、痛くても耐えるでしょ。医療は経験と件数で性格なんて二の次なのかもしれない。でも、俺はこの医療チームの誠実さに打たれたんです。これでダメなんだったら、それはそれでいい。だから、患者としてオレもできることはやんなきゃって。 　人としてどうあるべきかって、ことです。 　そんなこんなで、まだこれからもうつ伏せの日々は続きますが、横向きの許可も出たし、失明なんてとこは脱したんだと思っています。 　人のふり見て、自分のふりを正す。そんな病院の日々でございます。 　風呂入りたい。笑。

6月14日　月曜日　雨　 　たくさん、励ましをありがと！経験者の言葉は重みあるね。うつ伏せ2週間って、今のオレならその辛さわかるよ。金メダル！！オレは無理。笑。 　昨日の朝、ドクターが来てくれて「再手術」って単語を聞いたときには脱走を試みようかと思いましたが、逃げて治るわけもなく、状況を丁寧に説明していただいて、おそらく休日出勤までしてくれて、わたくす、ふかく納得いたすました。 　な、わけで本郷猛アゲイン。本日夕方から再手術でございます。とはいえ、わたくすにできることはなにひとつなく、ストレッチャーで手術室に運ばれ、看護師さんに励まされ続け、またストレッチャーで戻ってくるだけなので、まな板の上の鯉を極めたいという所存でございます。せっかくの部分麻酔ですからね、いろいろ観察しておこうと思います。 　聞こえてくる音や会話がショッカー・チックというより、医療とまったく関係のない職業のわたくすには、ちょっと映画っぽいんですよね。俺が逆の立場だったら、100%できませんね。こんなこと。 　わたくすの夢はまず風呂に入ることです。風呂に入って「ぷはぁ」とか言ってみたいですね。で、風呂上がりに「プシュ」ってビール飲みたいっすね。まだまだ先になりそうです。でもきっと肝臓だけは元気を取り戻してる。笑

6月13日　日曜日　晴れ　 　積極的治療はすでに終了。点滴されることももはやありません。 　ではなぜ入院していないといけないのかというと。眼球にガスを入れて、剥がれた網膜を目の後ろに貼り付けてるらしいのですが、それが定位置に収まるまでの間、それは重力によって行われるらしく、患者は24時間うつ伏せで下を向いているしかないのです。 　これがね。辛い。それ以外、なにもできないし、本も読めない、ただひたすらうつ伏せ。いったいいつまで続くのかこのうつ伏せ生活。ストレッチもなにもできないので身体がバキバキになるのですよ。でも、今やれることはこれだけなんで、ひたすらうつ伏せの日々です。アーメン。 　50代の諸君、目に異常を感じたら、すぐに眼科に行ってくれー。決して我慢と無理をしないように。てか、俺も去年から3回行ったんだけどね、、。発見できるとも限らない。早めの治療ならレーザーで済むらしく。俺も１週間遅かったな、、、、。 　でも後悔先に立たず。なにかポジティヴなもの発見しようとしてるところです。

6月12日　土曜日　晴れ　 　心配かけてすんまそん。それからたっくさんメッセージをありがとう。元気出たぜー。 　昨日は診察に行って、悪くても日帰りだろうという読みがまったく外れ、緊急手術、ならびに入院となりました。なるはやでってことです。網膜に開いた穴が中央に近くなってくるとヤバいんだそうで。医師もスタッフのみなさんも、忙しいところ無理にやってくれました。手術始まったのも夕方だったし。 　ショッカーに囚われた本郷猛フィーリング。部分麻酔なので、見えるし、聞こえるのです。なんだか万華鏡を見てるような。でも医療のプロのみなさん。敬服しました。仕事が素晴らしい。そして優しい。感謝しかありません。 　でもわたくす、着のみ、着のままなんすね。なにも持ってない。未だ歯さえ磨けておりません。貸与されたこの病院着をなんとかしたく、うつ伏せで過ごすのが主な治療なので、せめてイヤフォンをゲットしたく、町の秘密工作員が動いております。コロナで面会禁止なんす。もちろん外にも出れないしね。 　あとはひょっとして入れたレンズの位置がイマイチなので、再手術や処置の可能性もあるってことで、さすがにもう嫌なんで、おとなしくしておきます。 　ほんとは今日もインスタライヴやるつもりだったんだけどね。水戸から中継で。ほんとにごめん！ 　負荷かからない程度にやり取りできるんで、このコメント欄になんでもどうぞー。みんなのメッセージ、励みになったよー。ありがとう！！

6月11日　金曜日　晴れ　 　大きな病院での診察、検査の結果、網膜剥離。緊急を要する手術、入院加療が必要とのことで、そのまま入院、本日これから手術になりました。最大10日くらいの入院になるそうです。 　明日、明後日の水戸でのライヴを楽しみにしてくれていたみなさん。ほんとうに申し訳ない！ライヴは延期にさせてください。詳細は追ってお伝えします。 　しばらく目が使えないと思うので、更新できないかもですが、元気に帰ってきます。 　みんなも身体に気をつけて！たくさんの愛。

6月10日　木曜日　晴れ いろいろ心配かけてすいません。言葉足らずだったか、と。 大きな病院の担当医とはまだ会ってもいないのです。なので、明日行ってひょっとして診察だけなのか、当日手術になるのか、後日になるのか、この先はまったく不明な状態です。むろん、ドクターに安静にしろと言われてライブを決行するほどアホでもないので、やれる可能性があるなら、最後まで探らせてくださいってことです。 迷惑かけて申し訳ない。もろもろ、明日の夕方にはお伝えできると思います。いろいろありがとう！ここはドクターの言うことを聞いて、身体を第一に考えます。      

6月9日　水曜日　晴れ いろいろメッセージありがとう。 両方の祖父母から全員O型、完全無欠のO型のわたくすの数少ない良いところは、負の感情が持続しないのです。一回寝たら、それなんだったっけ？みたいな。笑。 ところで、今日は検診でした。全治3週間と言われていたので。出血が収まって、状況が把握できるようになり、ドクターから下された診断は、網膜の損傷。即手術。でした。それ以外に道はなし。アーメン。 てなわけで大きな病院で金曜日に手術か、と。おそらく日帰りできるので、土曜日、日曜日の水戸でのライヴはやる方向で調整しています。激しいことはできないと思うけど、引き出しはあるんで、安心してください。突発的なことがあった場合はここでお伝えするので、ライヴのチケットをゲットしてくれた人は金曜日夕方以降にこのblogをチェックしてくださいまし。 まぁ、ちょっとがっくりしたけど、病院行ってよかったと思ってます。みんなもストレス溜めないようにな！オレもがんばらないことを本気でがんばりまーす。

6月8日　火曜日　晴れ　 　無名のアーティストを知ってもらうってことは、それなりに大変なことで、同時にやりがいもあります。何てったって、目の前に道がないわけだから。しかも本人がコミュニケーションが得意じゃないときたら、オレがやらざるを得ない。まぁ、それはいいんです。いろんなことは覚悟の上、情熱もって始めたことだから。 　こっぱずかしいけど、この音楽を世界に放出したなら、ほんの少しだけ世界が明るくなる。それがオレを動かしていたエネルギーの源です。コの時代に、そこだけは根拠もなく自信があった。 　過日、youtubeの番組で、作品を取り上げてもらうことになったので、拝見したんすね。そしたら、そこに出演していた某アーティストにインスタライヴのことを激しくdisられた。「ワンオペで、音が悪いし、もっとちゃんとやれ」的な。 　あれは、ほんとうに私利私欲ではなく、コロナで疲弊している人々にほっこりして欲しくてやってることなんすよ。最近は体調良くないんで、かなりラフにやってるけど。あまりにも心外だった。なんで、こんな酷いことを会ったこともない人物に言われなきゃいけないのか。 　しばらく我慢してたけど、あんな発言をしていると、いつか自分にそれが還ってくるわけで、その人もアーティストとして成り立たなくなる。なので、オフィシャルに、「とっても心外だ」ってことと、なぜそれをやってるかってことを伝えました。 　結果、謝罪していただいて、わだかまりも怒りもないのですが、そういうのって、ほんとに人のこころを折るんです。頑張ってきた分だけ、ポキっと折れる。たったそれだけのことで。 　何度でもいうけど、ありがとう、とごめんなさいが言えない人とは関わりたくない。ふとしたときに、本心が透けて見えるのです。だから、怖いですよ。ちゃんと生きてないと。自戒としての話です。 　なんだか、ひどく疲れました。でもまぁ、そのうちムクムクとなにかやりたくなると思うんで、心配なく。 　わたくすもね。ニンゲンなんです。無敵でもなんでもありません。 　もっと思いやりのある世界にするために、なにができるか。そういうことを残りの人生で考えたいと思っています。