日別アーカイブ: 2021年8月1日

2021年の上質なヴェルヴェット・アンダーグラウンド

8月1日 日曜日 晴れ 昨夜は下北沢でたくさんのともだちがライヴをやっていた模様。「ひさしぶり!」って顔出すのもアリかな、と思ったけど、この状況じゃ、なんとなくはばかられる、、。 お誘いいただいたのは、佐藤奈々子さんとギタリストの長田進さん、それにドラマーの椎野恭一さんのライヴ。いつもの直感が「これは!」と申しました。 上質な音楽。さすがの力量といえば、それまでなんだけれど、みなさんがこれまでに辿ってきた道のりが中空に浮かぶのです。投影されるのです。風景として。決して強制されないし、僕はただそれを好きに見つめる。自分の心象として。 こんな素晴らしいライヴが下北沢の小さなハコでこの時期に続けられてることが素晴らしい。 でね。更に特筆すべきことは。 音がよかった。これはフツーのPAエンジニアが出せる音ではないのですよ。ふと振り返ると、僕のすごーーーーく若くやんちゃな時代を知ってらっしゃる某ベーシストと目が合う。なるほど、そういうことね。腕はもちろんなんだけど、愛なんですよ。音楽愛、空間愛。 その楽団は上質なヴェルヴェット・アンダーグラウンドみたいで、椎野さんはむっちゃ上手いモーリン・タッカーみたいで。こうなると、飲んでたオレンジジュースまで美味くなってきて、おかわりしちゃったよ。 トシを重ねるほど、ルー・リードという人の人間的側面に興味を失っていくんだけど(人としてリスペクトできなさすぎる)、その分だけ彼の書いた曲がどれだけ素晴らしいかってことも身にしみてくる。いい曲を書くってのはかなりの部分で天賦の才能だけど、メロディーの良さってのはセンスそのものだと思うし、彼がドゥーワップ好きだったってのもなんだか興味ふかい。 脱線したね。   奈々子さんの永遠の不思議キャラと相まって、不思議な旅をしたなぁ。大人の音楽の可能性を見たなぁ。長田さん、トム・ヴァーラインがニール・ヤング化してたなぁ(ボキャ貧ですいません)。ギターの音がね、素晴らしかったんですよ。タッチがね。 いい夜でした。あまりにもぴーんと来たので、このハコ。すぐさま某案件で出演交渉と相なりました。あ、にゃんと、奈々子さんと長田さんは敢えてこの時期ツアーをされるそうです。ぜひ! ところで、夜の下北沢は開いてる店がたくさんある。歩いてる若者もそこそこにいる。でも、いったい誰が彼らを責められるのか?度重なるヴィジョンのない緊急事態宣言で店は瀕死状態。なのに、オリンピックは開催され、これまでさんざん恐怖を垂れ流してたのに、今度はデフォルメされた感動を強要され、今やコロナは若者のせいにされつつある。彼らはワクチン打たれてないし、貴重な青春を一年半犠牲にしてきたんだから。ふざけてんじゃないよ、、、。 そんな意味で、奈々子さんの楽団のこの時期だからこその「不思議なレジスタンス」はぐっときたのです。 それぞれがそれぞれの形で、人を傷つけないレジスタンスをやるべきだと、ね。 宣伝みたいになっちゃうけど、僕のレジスタンスはこれです。 たくさんの人が応援してくれて、とても励まされています。 引き続き、どうぞよろしくです! G.Yoko 1st Album『Survive』12inch Analog LP Record 【完全生産限定盤】 予約受付中。数に限りがあるので、お早めにどうぞ! https://yadokarythm.stores.jp    

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