day #003 五里霧中

1月14日 木曜日 晴れ

一転して五里霧中。同じ状況なんて二度となくて、まるでLIFEや音楽と同じ。

天地ともに灰色。グレーなのか白なのか、だんだん分からなくなって、空と地面の区別さえつかなくなる恐怖。視覚からの情報に頼っているポンポコピーな僕は、足から伝わってくる情報だけでは何もコントロールできない。脆弱。そして危険。

そんなときは、安全な場所を確保して考える。ここに来るまで何人に「怪我しないでください」と云われたことか。ほんとうにね、好きに生きるけど、心配はかけたくないし、無駄に怪我はしたくない。

何だか、繭の中に居るようで。不思議な宇宙。しんしんと雪は降り積もるけれど音はなく、足と指と鼻の感覚がなくなっていくだけ。

自分なんて何ものでもないと云う「無」。自分そのものが宇宙だという感覚。この二つが肉体の中で行き来する。きっと同じことなんだろうなぁ。嗚呼、繭の中。あったかいコーヒー飲みたいなぁ。しっかし、どんなときでも煩悩にまみれてんだなぁ。苦笑。今日は早く帰るぞ。危ない。真の勇者なら、撤退じゃ。

五里霧中は写真撮れないし。

 

帰りのバスの中で、何喰おうかな、腹減ったなぁ。と、また煩悩が。笑。

 

身体が冷えるのは単純に気温の問題だけじゃないのよ。今、温泉入ったら泣くな。

 

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

day #003 五里霧中 への6件のコメント

  1. にしざきこうじ より:

    煩悩と本能って表と裏みたいなものかもしれないですね。日本も冷え込んできました。冬の朝も冬の夜空も研ぎ澄まされていくような感覚にが大好きです。

  2. June より:

    「帰りのバスの中で、何喰おうかな、腹減ったなぁ。」うれしいなぁ。ヒロシさんもニンゲンなんじゃ、と感じれて。謙虚に、そして、エンジョイ。
    ヒロシさんを守ってや☆

  3. モーリス^^ より:

    「身体が冷えるのは単純に気温の問題だけじゃないのよ。今、温泉入ったら泣くな。」

    ああ。。。これだ。
    胸にじーんと来ました。。うわーん。・・。

    これから温泉でなく自宅風呂だけど温まろう。
    泣こう。
    ありがとうございます。

  4. saw より:

    煩悩、ばんざいヽ(‘ ∇‘ )ノ

  5. Masako より:

    勇気ある決断。みんな、ホっとしてると思いますよ。
    標高のある山の頂は一段と寒そうですね。肉襦袢が恋しいですね。
    温かいご飯を食べて、体も心も温めてくださいね。生姜が入った料理、体が温まりますよ。

  6. なおみ より:

    撤退する勇気、あって何よりさぁ。
    遠くから怪我がないこと祈るばかり。
    素敵な休日を!

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>