最後の煙草

10月14日 日曜日 雨 

 藤井一彦が書いた曲に「最後の煙草に火をつける」ってのがあったよね?

 僕がこの行為をやったのは、某国の標高4000メートル超の頂上。それまで数十年、何をやっても止められなかった。ニコチンパッチは早い時期にカナダから個人で輸入していたし、禁煙プログラムにも参加したし、花田せんぱいの紹介で禁煙外来にも行ったし。使った金も半端なかったけど、生涯で一番の洗脳だったと云っても過言じゃないと思う。なにせ、9歳から吸ってたからね。笑。

 その頂上までは自分の足で登る。酸素薄いし、スノーボードを抱えているし、心肺的にはドえらいキツい。頂上に辿り着いたら、誰しもしばらくは動けなくなる。そのとき、聞いたのだ。声を。しかも関西弁で。高校生のとき、バンドを始めたときに聞いたのと同じ声。

 「もうええやろ!」と。

 それが煙草をさすのだということはすぐに分かった。そして吸ったら、マズかった。そのまま2000メートル滑り下りて、麓でゴミ箱に捨てて、それで終わり。あっさりとしたものだった。

 たいせつなときには何故か空から声が聞こえる。不思議だね。写真はインスタに上げておいたよ。

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最後の煙草 への3件のコメント

  1. かつらぎ より:

    どうして、関西弁なのでしょう。ご先祖様?

  2. 風にハモ太郎 より:

    どうして、煙草のテーマなのでしょう?勝手ながら、昨日のジョン・レノンのマブダチ、ハリー・ニルソンからの繋がり?と思ってます。かのPussy Catsでは酒・煙・おきまりのクスリでハリーの喉は出血状態だったそう。彼には「That’S Enoughやろ!」の声がきこえなかったか。でも私も大好きなアルバム。よって嬉しい記事で
    した。ちなみにピーター・ウルフがニルソンの「Your Breakinng My Heart」をカバーしています。これが、思い切り4 letter Wordsをサビで叫んでおり、私はHeatwaveの[ナイスガイ]と同じ気持ち良さを感じるのです・・・。

  3. junmama より:

    ナイスです!!

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