5月3日 火曜日 晴れ
とある製品について話していたら、SNSにとつぜんその商品の広告が表示された経験ってオレだけじゃないと思う。
怖すぎる、、、。
でね。
映画も定額で見放題。音楽も同じ。情報もいつだって無料で手に入る。
それって誰が儲かって、誰がその皺寄せを食らっているのか考えたことある?配信から得られる収入なんて、冗談抜きで「しらす」が買えるくらいっすよ。笑。いや、まじで。
それはどういうことかというと、映画であれ、音楽であれ、製作費がかけられなくなるってことです。ありとあらゆるスタッフが粛清の嵐にさらされ、なんとか関われている人間も寝る暇も惜しんで、これまでの何倍も働かなきゃいけなくなるってことです。
サブスクが一概に悪いとは言わない。でも、大人なら、かつてのラジオのように、そこで出会ったアーティストが好きになったら、作品を買ってサポートしてほしいのですよ。
このままでは良質な作品をリリースすることは不可能になります。僕にもね意地があるので、作品は死ぬまで創っていきたいけれど、、。
今日、僕はこれから映画館に行ってトークショーに参加するのだけど、映画も同じ状況です。
豊かな文化って、多様性のことです。
映画館で映画が見られなくなり、アーティストは新作をリリースできなくなり、本屋は死滅。スマホさえあれば、それでいいのかな?オレはそんな世界に住んでいたくないので、死ぬまで抵抗します。
最後のステージとして、生で演奏するって場所は残されてるからね。
前にも書いたけど、「安い」ってことはどこかで誰かの犠牲の上に成り立ってると思うのです。だから努めて、そのようなものは買わない。ビートルズを観るためにやむを得ず、ディズニーに入ったけど(笑)、即退会。
でも、あれを映画館でやってくれたら、オレは10万円でも行くと思う。1000円(だったけ?)で観てるとなんともいえない後ろめたさが残るのです。
一介のアーティストとして、そのあたりの逡巡も、リズム塾と同じように伝えていけたら、と思っています。
ダライラマが言ってたよ。コンパッションだって。誰かを思いやるこころ。ほんとにそう思う。
昭和育ちで、アナログ人間の私には、サブスクのことすら殆ど分かりません。
私が幼少期を過ごした街には、商店街に沢山の映画館がありましたが、ことごとくなくなりました、、、。だけど、高校時代から馴染みのある街のライヴハウスは、未だに頑張って、踏ん張ってくれています。
本当に豊かな文化、豊かな心って何だろうって思います。
ダライラマの言葉、涙が出ました。
情報って情に報いるって事。大好きなミュージシャンの言葉です。
映画「杜人」観てきました。
行ってよかった。
呼吸、循環、詰まり。植物の自然の本当の姿におけるそれらの言葉が自分の日常にも重なり、水路を正しく作るように、気持ちの詰まりを無くす流れを作らないととも考えたりしました。
始めて行きましたが、映画館「ジャック&ベティ」とても素敵でした。たまたまやってたパレードの賑やかさも含めて日常が帰ってきたようで、ワクワクしました。発信する場所に行く醍醐味を感じました。
山口さんがトークショーに来ることは息子にはナイショにしていたのですが、出てきた瞬間、口を開けたままビックリしていて大成功でした。いざご本人を目の前にすると照れて話せないという(笑)
映画を見たら感想文を書くようにしてるのですが今回はこうでした。
「なぜ人間は森や川をよごすのかそれはひとまかせにしているからだと思います。山や土はこきゅうをしているのにぼくらはきづいていない。だから草や木を大切にしたいです。」
この映画を観る機会を与えてくれてありがとうございました。
上映しているならば映画館で観ます。その場所が好きです。
本屋も。「杜人」、観に行きます。青梅のシネマネコも良い映画館ですよ〜、来て頂けると嬉しいです。
にゃんと、6月に行く予定ですよー。楽しみにしていてください。決まったらアナウンスします。
Yeah!