千葉にて

5月8日 日曜日 曇り 

 亡母命日。

 千葉に向かう前に、母が愛した花を送ってくれた方がいて、それを受け取る。

 愛は必ず循環する。ほんとうに嬉しかった。いや、循環するために愛はあるの、かな。

 死は二度、訪れる。一度目は命がついえたとき。二度目は人々の記憶から消えたとき。18年も経過して、こんなことがあるなんてね。

 送ってくれたのは「杜人」の前田監督なのだけれど(書いてごめんなさい)、だからこそあの映画が完成したんだろうなぁ。

 小坂忠さんを聴きながら、千葉へ。コを生き延びた ANAGAの25周年をお祝いに。

 オレひとりだと暑苦しいから、TOKIEさんに力を貸してもらう。でも、できることをやるのは当たり前で、もっとハードルを上げて、生の音の粒を小さな音で感じてもらうライヴをやりたかった。彼女にはウッドベースを弾いてもらい、俺はアコースティックギターしか弾かない。

 でも無限なんだ。自分が決めてしまわなければ。

 たくさん綻びたよ。笑。でも、なにかを受け取ってもらえたと思う。それがオレたちからのメッセージ。

 ANGA、続けてくれてありがとう。

 そして、誰にも不可能なんかないんだって!再来週はトリオ。グレッチ多めになると思うよ。

 でね。俺たちの最新のライヴ盤。持っていくの忘れた。で、シャチョー、送料無料にするからってライヴで言ったけど、システム上、無料にできないんだって。そのかわり、シャチョーのなんだろ、愛、込めるんで、通販でその旨、伝えてちょんまげ。明日、速攻で発送しマックス。

 来てくれて、ありがとね。楽しんでくれたかい?

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千葉にて への3件のコメント

  1. Raku より:

    ゴールデンウィークの最後にサイコーに楽しみました!
    2週間後も楽しみです。

  2. ogishin より:

    山口さんのピアノがよかった。耳から入り、丹田と腰椎にどんときた。TOKIEさんに会図しながら演奏しておられるところに山口さんの優しさを感じた。音と語りのシャワーで、ちょうど3時間、こわばったからだと気分がほぐれ、ゴールデンウィークあけのグレイウィークを乗り切るエネルギーをいただきました。
    ANGA25周年、ちょうど2年前、山口さんのライブをコロナ事情で私が行くのをドタキャンしてしまったため、申し訳なく思っており、今回、埋め合わせで行くことができ、本当によかった。
    ANGAは人間が護っているハコ、という感じがする。ハコに生命が宿っている。ANGAってどういう意味なんだろう。ネットで調べると、古代インドの国名、だそうだが、これではないでしょう。再訪時にぜひ、聞いてみようっと。

  3. タカ より:

    映画「杜人」のサウンドトラックで眠るのが最近の楽しみになっています。
    このアルバムが優しい、とことん優しい。前田監督が選曲されたと知りました。情熱ばかりなのに優しい。その優しさはアルバムの中に薔薇が入っているからなんですよね。

    オリオンの輝く日に亡くなった私の母も薔薇が好きだったようで、引き詰める程ではありませんでしたが棺の中に薔薇を入れました。
    実家で片付けをしている時に昔の雑誌を捲ったら「オリオンへの道」の広告が飛び込んできてシングルCDのジャケット、薔薇だったのですね。以前山口さんに母への想いと共に「オリオンへの道」のリクエストに応えてもらっていたのもあり、この歌を聴くと母をいつでも思い出すことができます。大きな愛の歌です。

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