日別アーカイブ: 2011年5月4日

ノーウェアな夜、横浜市にて。

5月4日 水曜日 晴れ 大島保克(ヤス)と初めて二人で音楽に向き合った。八重山のような博多のような、微妙にアイルランドのような、そして何処でもない場所に二人で旅をした。あのように響きあえるミュージシャンはそうは居ない。彼と出会ってから、ここに至るまで、20年近くかかっているけれど、互いの道程は無駄ではなかった。きっと。 何よりも、こんな御時勢にたくさんのオーディエンスが足を運んでくれて、中空に浮かんだ何処でもない風景を楽しんでくれていることが嬉しかった。来てくれて、ありがとね。本当のところを云うと、過酷な日程で身体はヘロヘロだったんだけれど、演奏しているうちに、みんなのいいヴァイヴレーションが僕にもヤスにも循環して、すっかり元気になってました。 東北バーガー、開演前には売り切れてました。それを楽屋に報告に来てくれた店のスタッフが本当に嬉しそうだった。ライヴ中も話したけれど、「私は微力で何もできない」という声をよく聞きます。そうかもしれない。でも、そうじゃない、とも思う。まずは自分の暮らしを美しいものにして、誰かを思いやる。そのために心のこもった音楽が存在しているのなら、僕は嬉しい。 ヤス。ありがとね。君の歌と三線は魂と風の音がしたよ。  

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