日別アーカイブ: 2011年8月23日

目の中にある光

8月23日 火曜日 晴れ   47年も生きていると、騙されたり、裏切られたり、そんなことはたくさん経験する。そのうち、自己防衛本能として、相手の目から瞬時に何かをつかみ取る能力が備わってくる。簡単に云えば、まっすぐに生きている人の目は当たり前に澄んでいる。そして心を掴まれる人の目の奥には深い闇があり、それゆえの光をあわせ持っている。明確な基準はない。ただ、いつもそれを感じて、たいていの場合に於いて、予測は外れない。  僕が信頼している人物が「あいつ、顔が出来てねぇなぁ」とか「いい顔になったなぁ」とか云うのだが、彼が云っていることはほぼ分かる。ある年齢を過ぎたなら、顔にはその人がすべて刻まれている。だから、稀にタルんでいると鏡を観て戦慄を覚えることもある。  また首相が変わる。彼らの顔をしげしげと画面越しに見つめてみる。んー。僕はこう思うのだ。彼らに期待して、何か変わったのかい?法律的に彼らは僕らの代表(代議士)ってことになっている。ってことは、あれは自分の顔なのである。批判するのは簡単だ。でも、その前に自分の顔を鏡で観てみろってことが、僕らに突きつけられている。  原発の近くから強制的に立ち退きを迫られた人々に、「長い間、帰ることは難しいと思います」と政府が云った。多分、間違いなくそんなことは最初から分かっていたことで、恋愛と同じで「淡い期待」を持たされるくらいなら、バッサリ斬ってくれた方がどれほど楽なことか。そこで流れた血は経験として、豊かな肥料に変わっていく。今のやり方では「恨み」や「憎しみ」、そして「絶望」しか生まないだろう。そんな事より、真実を伝えて欲しい。もはや国民はひどいパニックを起こさないだろう。僕の信念は「真実はいつか君を自由にするだろう」。それは今でも変わらない。こんなポリシーを抱えているせいで、随分と余計な回り道もしたし、行動が直線的すぎて、他人の目には「強制」にしか映らず、誤解されたり、迷惑をかけたこともある。でも、人は学ぶ。残念ながら、そういう過ちを繰り返さなければ、本当の意味での「思いやり」や「愛」やホリスティックな視野を持つことは出来ないのではないか、と思う。  目先で流される血を怖れていては何も変わらない。 もう帰れない。期待を持たされること、真綿で首を締められることがどんなに酷なことなのか。 http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65759478.html 二号機、三号機の水蒸気爆発の可能性について。僕らは首の皮一枚で破滅からどうにか逃れている状態だ。 http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65759532.html 泊原発の実情。嗚呼。 http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/08/510-2f22.html 再爆発の懸念を抱えているのは政府最高首脳。この考えをどう捉えるかは、読んだ人の自由だけれど。 http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/f5749771fef216813661d00421e3e7a3 ——————————————————————————————————– 9/20の「My Life is My Message vol.3」に向けて、具体的に動き出しました。相変わらず、僕は来年があるとは思っていません。あって欲しいけれど。それをたぐり寄せるためにも、音楽の底力っつーもんを出演してくれるミュージシャン全員、全力でお見せします。是非、来てください。チケットは早めにどうぞ。「Live for Soma City」、その日を発売日にします。みなさんにあの「熱」を持って帰ってもらえるように。 Chloé RED presents “MY LIFE IS MY MESSAGE” vol.3 今回の公演におけるグッズ販売の収益は、福島県相馬市の支援に役立てられます。 9月20日(火) 東京 duo MUSIC EXCHANGE 出演=HEATWAVE … 続きを読む

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