めんこさの定義

10月22日 日曜日 晴れ 

 振り返ってみると、若い頃は誰かに植物をもらっても、必ず枯らしていたのです。もちろん放置はしていないんだけど、多くは水のやりすぎだったのか、と。植物の声がまったく聞けていなかった。自分の都合で水をやってたんですね。

 いつの頃からか、それが聞こえてくるようになって。

 うちの植物たちはむっちゃ元気です。朝起きてやることは「おはよう!」の声かけと植物の元気チェック。今年、夏の間長期にわたって家を空けたとき、自動水やりシステムを設置して、植物たちを一旦外に出したのですが、日光の当て方を学びました。適度に当たると元気になるけど、当てすぎすと葉焼けする、とかね。

 昨年は房総からやってきたビワを発芽させる(にゃんと発芽率、脅威の100%)ことに夢中になっていました。いろんな家庭に旅立っていって、その後の写真を送ってくれるのですが、まぁなんというか、見事にその家庭の色になっていくというか、個性が出てくるのです。それがむっちゃ面白い。うちのはあえて、太陽があたらないところに植えていて、比較のための標準木としてたいせつな存在です。

 今年は長野県飯山市にお住まいの僕のスキーの先生が40年もののオリヅルランを送ってくれたのです。これがね、超絶めんこくて、ランナーと呼ばれる部分を水耕栽培していると、どんどん芽が出てきます。家は培養工場と化していて、そのうちまたみなさんにお届けしたいと思っています。お礼は不要なのですが、ときどきその後の写真を送ってください。

 ほんとはね、動物と暮らしていたいのです。でっかい犬が大好きで、ジャーマンシェパード、バーニーズマウンテンドッグ、レトリバー各種、アイリッシュセッター、あ、いちばん好きなのはボーダーコリー。ネコも好きです。和ネコ、駄ネコ、にゃんでも好きです。でもね、やっぱり飼えないのですよ、こんな人生送ってるとね。命に責任が持てない。なので、ともだちんちの会ったことのない「おちょこ」と「ちろり」をインスタで見て毎日萌えてます。笑。実際にあったら、悶絶だな。この前、ステッカーをもらってバイクに貼っちゃったもんな。

 そんなわけで、窓際のヒグマの置物コーナーは充実するばかり。ご存じだと思いますが、わたくすヒグマが好きなんです。なので、昨今のクマのニュースにはこころを痛めています。クマはなんにも悪くないんです。生きようとしているだけです。書くと長くなるから割愛するけど。だから、ヒグマには会わないのがいいんです。大好きだけど、会いに行くなんて、そんな野暮なことはしちゃいけない。この前、北海道をバイクで走ったとき、ああ近くにいるんだろうなぁ、って。そのくらいの距離感がいいんです。

 話はさらに脱線。

 南関揚げって知ってますか?福岡と熊本の県境あたりに存在する「揚げ」なんだけど。これ一度食べるとやめられません。福岡のイベンターが定期的に送ってくれるので、うちにはかなりの確率であるのですが。味噌汁がとっても芳醇になるからして、どこかで見かけたらぜひお試しあれ。

 最後にストーンズ。僕はアンダーカヴァーぐらいからまったく興味を失っていて、それってミックとキースの不仲と見事に合致するのだけれど。ここにきてチャーリーを失って、80歳になって、それでもバンドを続けてるってことと、根底にはブルースがあるってことに完璧なまでに敬服します。

 まだよく聞き込んではいないんだけど、チャーリーとビルの不在をギターをパイのように積み重ねることによって、カヴァーしてる感じ。その手法は完全に確立されたなぁ、と。天晴です。アルバムでいうと「Black & Blue」あたりから、複数のギターがパイのように塗り込められていて、曲のハイライト部分には印象的なパーカッションが使われ、よく聞くと、かなりフェーダーでレベルは上下してる。簡単にいうと、出てきた瞬間は最もでかいけど、その後はとても小さいのです。

 なにが言いたいかというと。ストーンズのサウンドは極めて動物的に録音され、熟考の末に完成してるってこと。

 大したもんです!オレもあと20年はいけるかも!と思わせてくれたわけだから。そう思った人が世界中にいるってことだから。

 ストーンズに関してはまたいずれ。

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めんこさの定義 への2件のコメント

  1. りゅういち より:

    今朝、小5の頃からの親友に「ストーンズの新譜、買ったか?俺は迷っている」とメールを送りました。迷っていたけど、洋さんのブログを読んで買うことに決めました。自分で聴いて、自分で感じて、自分で確かめたいと思います。きっかけをくださって、ありがとうございます。

  2. ミホ より:

    私の母は80歳、ミック・ジャガーと同い年です。
    レディガガとのライブの様子を見せて
    「お母さん、ミックと同級生やん。まだまだいける!」
    というと、まんざらでもなさそうでした(笑)。
    そうやって、彼らは世界中の人たちに
    エネルギーを届けていると思います。

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