ご報告

7月23日 水曜日 晴れ

グレイプバインのライヴはイマジネーションを多分に刺激してくれるものでした。ほんとうに素晴らしかった。未だ余韻の中にいます。鍵盤の高野さんを通じて、久しぶりに田中くんと連絡が取れて、シンガーとしても超ド級に素晴らしかったこと、伝えられてよかったです。

マイク・スコットがデニス・ホッパーを敬意とともに歌うアルバムが24時間流れています。にしても、我が家が快適すぎる。笑。

マイクがなんのためにこのアルバムを創ったのか。旅の中盤あたりで、疲労が重なって、筋トレは意地で続けたけれど、英語の勉強を一旦ストップしたのです。そしたら途端に英語が入ってこなくなった。文章を読むのも苦痛。まだぜんぜん血の中には流れてなかったってことですね。なので、再開します。

えっと、僕が勉強してるのは中学、高校英語レベルです。だって学生のときにやってないんだから、そこからやり直さないとね。にゃんとか今年いっぱいでそのレベルは自主的に卒業するつもりです。

話をマイクに戻すけれど。名曲「The whole of the moon」に影響を受けた輩は世界じゅうにたくさんいます。小樽で長谷川さんの回顧展にもアルバム「This is the sea」が展示してあったなぁ。そういえば彼とこの曲に関して「ロックンロールの永遠性」についてたくさん話をしたなぁ、と。

レクチャーって書くと偉そうだけど、随分前に水戸でそのようなことをしたことがあります。それもまた意味のあることだったなぁ、と小樽で鈴木惣一郎さんの話を聞いていて思ったのです。演奏と絡めて、そういう辻説法士みたいなツアーもあるなぁ、と思うのです。DJだってできるしね。

渋谷陽一さん。高校生でレコードを買うお金がないころ、NHKの「サウンドストリート」でとてもお世話になりました。ボブ・マーリーの回ではなにを歌っているのか知りたくて、彼の訳詩の朗読まで含めて録音して、擦り切れるまで聞きました。間違いなく、それは僕の血肉になっています。今でも一言一句、彼の言葉で思い出せます。ツェッペリンも。ロッキンオンはアマチュアだった僕らを東京まで呼び寄せてくれ、何度も記事にしてくれました。後にいろいろあって、一切載らなくなりましたが(笑)、どこの馬の骨かわからないころから応援してくれたことに感謝しかありません。CHABOさんとのライヴに何度も足を運んでくれました。たぶんある種の盟友であったであろうCHABOさんの胸中を想うと胸が痛みます。

第一船団の方々が続々と空に還っていきます。きっと僕らは第二船団の真ん中くらいに位置していて。伝えてくれたことを、ちゃんと次の世代に手渡したい。そんな気持ちがとてもあります。

水戸で「甦る」のための募金を預かっています。主催者のひとり伊藤くんが浪江まで酒を買いにいき、もうひとりの甲斐くんがメヒカリの燻製(これ、めっちゃ美味かった!)を作ってくれました。MY LIFE IS MY MESSAGEでお預かりすることを考えましたが、みんなのこれだけの気持ちは一旦僕がプールして、「甦る」にまつわるイベント(稲刈りとか)の際、水戸からの気持ちだって、わかりやすい形でお渡しするのが、志と志をつなぐことかと思います。

動きがあるときにここでお伝えします。ほんとうにありがとう!

日々、誠実に生きたいものです。

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ご報告 への5件のコメント

  1. のえりあむ(奈良) より:

    GRAPEVINEのファンだった僕が2014年のライジングサンにて、田中さんのステージを見に行ったことが山口さんとの出会いのきっかけでした。当時、山口さんのことは存じ上げませんでしたが、1曲目で佐野元春さんの曲を演奏したこと、歪んだアコギでソロを弾いていたこと、曲のタイトルは知らないのになぜか一緒に歌えた満月の夕、などなど、今でも記憶に鮮明に残っています。

    こう言うふうにブログにGRAPEVINEという名前が上がると嬉しく思います。ちなみに、GRAPEVINEのファンクラブの会報にも山口さんの名前が上がることもありますよ。

  2. 甲斐 より:

    過日は水戸にて募金活動に気持ちを寄せてくれたみなさんに感謝申し上げます。

    無力と嘆くより、微力でも何か出来ないか。
    あの震災以降考えてる。

    隣県の友達として何が出来るのだろうかと。

    あの日あの瞬間に立ち会ってくれたみなさんありがとうございました。

    地元でライ部
    甲斐宣嗣

  3. 佐渡の渋谷陽一 より:

    山口先輩もサウンドストリートを聴いておられたんですね、なんだぁ嬉しいです

    ジェフベック追悼で渋谷陽一とチャボさんの対談があるんですけどものすごく良かったですし、二人の思考の相互理解度も、仲が良いとかそんなんじゃなくて、よく視えてあぁ、かくのごとく友と語らえたらなぁと羨ましく思ったものでした

    私もご冥福をお祈りいたします

  4. ハートロッカー より:

    自分がおっさんになり自分の年齢より若い子の音楽には‥‥ふ〜ん、へ〜と余裕ぶっこいて聴いてやろかなぁ〜聴いてやろうじゃないの。
    と慣れない音楽ばっかりだけどガツンと来る音楽に出逢えたらやっぱり嬉しいね。

    ロッキングオンは増井編集長の時が好きだったかな。

    昔のロッキングオンの山口さんインタビュー読んだ時もうお互いにバチバチ喧嘩してる感じでヤバ空気満載でヒリヒリしたよね。ひゃー♪

  5. 風にハモ太郎 より:

    渋谷陽一さんのサウンドストリートを山口さんも聴いていたとは驚きです。佐渡の陽一さんも同世代かな?月曜佐野元春、火曜坂本龍一、水曜甲斐よしひろ、木曜山下達郎、金曜が渋谷陽一さん。ロッキンオンでは邦楽(昔は洋楽に対してこう呼んでた)のレコード評が殆ど無かったが、ヒートウェイヴの「MY LIFE」が取り上げられていたのを記憶してます。アルバムジャケットにバンドメンバーの顔が写っていないインパクトが凄く印象的だった。その後5年後位にヒートウェイヴに出会うのだけれど。水戸での辻説法もしっかり覚えてますよ。山口洋と踊る宴にも期待してます。

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