絶賛、肩こり中

1月23日 月曜日 雨、そして雪 

 相変わらず走るときを除いて、一日じゅうコンピュータの前に張り付いて、原稿を書き、誰かにインタビューしています。日頃、笑っていても、震災で心の奥に確実に疵を追っている人たちに、未来が見えにくい人たちに、突っ込んだ質問をするには、心を鬼にしなければなりません。辛い作業です。でも、応えてくれる人たちの方が何倍も辛いはずです。彼らの応えを読んでいると、思い出しているうちに心が揺れてくるのが分かります。それらを同時に複数受け止めるのは楽ではありませんが、このまま失われるにはあまりに尊い経験なのです。でなければ、ミュージシャンである僕が門外漢の仕事をする必要はありません。僕は数人にこう伝えました。「ある種の解毒だと思って、僕に投げかけてください」と。ニンゲンに心があるのなら、同じ過ちは二度と繰り返してはいけません。やり遂げます。必ず。

 その作業中も、首都直下型の地震が起きる可能性は4年で70%だとか(対岸の火事ではないってことです)、この夏電気は6%余っていたが、政府はそれを公表しなかったとか、、、、。夜には福島の浜通りで震度5弱の地震が起きました。相馬の上空をヘリコプターが飛び回っていたそうです。そりゃビビリますよ。彼らはもはや政府を信用しておらず、自分たちで状況を調べ、ある者は「後悔しないようにこれ喰っておかなきゃ」と云い、ある者は「今夜は飲まずに待機だな。パトカーも走り回ってるし」と。まったく、どんな世界に生きてるんだ、と暗澹とした気分になります。日々、そのようなプレッシャーの下で生きている彼らのことを、どうか忘れないでください。お願いします。

 引き続き。「一年後の希望の写真」。よろしくお願いします。

http://no-regrets.jp/heatwave/news/yogile/index.html

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>