福島の桃

8月12日 日曜日 晴れ

相馬のともだちが福島の名産品である桃を送ってくれました。相馬に隣接する伊達市で作られている「あかつき」って品種だそうです。箱を開けた瞬間、部屋じゅうに芳醇な香りが拡がっていきます。云うまでもなく、放射能検査をパスしたものです。まずは果物が好きだった母親に供えさせてもらいました。きっと喜んでいるでしょう。

僕が今まで食べてきた南の桃よりも堅く、噛みごたえがあります。そして、口の中にはほんわりと大地の味が優しく拡がっていく。何よりも、どれだけ丹精込めて作られているのか、食べてみれば良く分かります。このような状況下で、作物を作ることを諦めなかった農家の人々の気持ちを想うと、泣けてくるくらい美味しい桃です。

分かってくれると思うけれど、僕は盲目的に相馬の海産物や農産物を応援したり、過度に安全だとパフォーマンスをしているのではありません。先日の「タコ親善大使」にもいろいろと批判が寄せられました。でも、僕は云いたい。撒き散らされてしまった目には見えない物質に、今もこれからも、僕らはずっと気をつけなければなりません。同時に、未来が見えない厳しい状況の中で、放射能が検出されないタコや一部の貝を出荷している漁師さんが居ること、それを売るスーパーは自社で高価な検査機器を購入し、安全を今一度確かめた上で販売していること。それ以外の魚は引き続き厳しい状態であること、このように安全で美味しい桃も作られていること。事実をできるだけ自分の目で確かめ、判断し、行動することが求められているのだと思っています。

自分が農家や漁師だったら、どうするだろう?と、その視点だけは忘れたくありません。

あ、ごめん。何だか固くなったね。でも、ほんとうに美味しかったのです。送ってくれて、ありがとう。

見てください。

見てください。

美味しかった。

美味しかった。

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福島の桃 への3件のコメント

  1. 萩原晋也 より:

    最近、思う。

    批判する者が批判以外のビジョンを持った

    アクションを起こしてるか?ということ。

    多分、ビジョンを持って何かアクションを

    起こしてる人は、ビジョンを持ってアクションを

    起こしている人に何も言わないだろう。

    僕は自分の足で責任を持って動く人でありたい。

    出来るだけ大阪のライヴ参加したいと思ってます。

  2. うっちゃん より:

    萩原晋也さんの云うとおり!!!(さすがです!)
    山口洋さんの撒いた種は、今も在野で育っています。
    歌を聴いて感動した人が、自分も何かを伝えないと動く。
    かけがえもないものは、自分が行動し感動し続けること…

  3. toshie, tokyo より:

    桃!いつものスーパーマーケットでは、福島の桃「あかつき」を見つけられず。。。さては高級な桃だな、、、、。でも、伊達産の別の品種が並んでいたので買ってきました。甘くて、果汁が滴って、とぉっても美味しいのです。その場で細かく足踏みするくらい。果肉の熟し加減も丁度よかった。お世辞抜きで、今まで食べた桃の中で一番じゃないか???と思い、調べてみましたら、「あかつきの中でも糖度15度以上という極上の甘い果実」?!、「幻の桃」?!でした。知りませんでした。今まで、目にもつかなかったのですから、これは、きっと、ものすごく、安く売ってくれているんだと思います。放射線量検査もなさって。今も台所で香っています。

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