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HEATWAVE OFFICIAL BOOTLEG SERIES #008 / 2021122640 Years in a BLINK HEATWAVE
“Unknown Pleasures” HEATWAVE
2022.3.18 Release
詳細/購入はコチラ »
2020.6 Release
詳細/購入はコチラ »Blink HEATWAVE
2019.11 ReleaseOfficial Bootleg #007 “THE FIRST TRINITY” 181222 HEATWAVE
2019.5. Release日本のあちこちにYOUR SONGSを届けにいく 2018 山口洋
2019.3.25 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #006 19940524』 HEATWAVE
2018.12.19 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #005 171222』 HEATWAVE
2018.5.19 Release『Your Songs』 HEATWAVE
2017.12.26 Release『Carpe Diem』 HEATWAVE
2017.5.17 Release『OFFICIAL BOOTLEG #004 151226』 HEATWAVE
2016.12 Release
HWNR-012 ¥2,500(税込)『OFFICIAL BOOTLEG #003』 HEATWAVE
2015.5 Release
HWNR-010 ¥2,500(税込)DON'T LOOK BACK.
山口 洋 全詩集 1987-2013 B6サイズ 272P 特製栞付き ¥2,800THE ROCK'N ROLL DIARY, 2011 3.11〜 陽はまた昇る B6サイズ 176P ¥3,000SPEECHLESS Yamaguchi Hiroshi / Hosomi Sakana
2011.2.9 Release
NO REGRETS XBCD-6003
¥3.000 (TAX IN)
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日別アーカイブ: 2011年10月25日
トップダウンとボトムアップ
10月25日 火曜日 曇り この家を出て、少なくとも4キロは上り坂が続く。避けられない。走り始めて3キロくらいは全身の毛細血管に血が廻るのに時間がかかるので、ここがいちばんキツい。有酸素運動が始まる前にキツい坂ってのは、かなりの拷問なのである。まぁ、でもしゃーないので、毎日自分の日々になぞらえて、登り方を変えてみる。それが面白い。僕は運動選手を目指していないし、レースに出る予定もないけど、毎日挑んでるうちに、コツみたいなものを掴んでくる。坂が嫌いじゃなくなってくる。普段、関東で走ってる場所は、海沿いで平坦なので、ほぼイーブンペースで走れる。ただし、ここの場合は、山あり谷あり地獄あり、絶景だけど、巨大な自衛隊の車両にブンブン抜かれる(かなり怖い)し、ほぼ自分の人生にみたいに紆余曲折。キツい。でも愉しい。ヘンタイか?そうかもしれん、けど。 鍛えられたこと、と云えば。問題を先送りにしなくなったこと。先日、書いたけれど、良心に従って生きようとすると、目の前に問題が山積してくる。それを先送りにして、本質から目を逸らし、その場しのぎで切り抜けようとすると、結局自分が立ち行かなくなって破綻する。だから逃げる訳にはいかない。そのブレない心を作るためには、この無茶なコースはもってこいだよ。毎日、走り終えると、ボロ布みたいになるけど、ミョーな達成感が確かにある。 僕にもニンジンが必要で、10キロ先にある、折り返し地点近くの峠のお茶屋さんで150円の瓶のコーラを飲む。おばさんは毎日呆れてるけど、とっても優しい。 そしていろんな事を考える。問題を先送りにしちゃいけない。この国にもう未来はない。被災者は救済されず、あるべき復興は達成されず、放射能被害は萌芽し続け、子供たちを苦しめ、国際的信用はなくなり、官僚と電力会社は既得権益にしがみつき、政治家は保身しか考えず、国の借金は国民の貯蓄を超え、消費税は上げるしかなくなり、それでも暴動は起きず、少子化で高齢者たちを支えられなくなり、社会保障は破綻し、製造業は工場を人件費の安い海外に次々と流出させ、失業者が溢れ、国際社会が遂にこの国を見放し、国債は暴落、円高から超円安に変わり、輸入品は高くなり、インフレを起こす。円は紙切れ同然、給料は変わらず、物価だけが上がっていく。食料自給率は低く、最後には食べ物がなくなる。すでにバカ政府にそれを救う能力はなく、「すべて自己責任」と国民は放り出される。すまんね、こんな夢も希望もないことを書いて。でもミュージシャンである僕だって、このくらいの「最悪のシナリオ」はあり得ると思ってる。だから、何とかしなきゃいけない。誰かスーパーヒーローが出てくるのを待ってちゃいけない。最初に泣くのは社会的弱者。そんな世の中に暮らしてたまるか、と走りながら思う。 僕らが作るボトムアップの力、そしてその大きなうねりに動かされたトップダウンの力。その両方がなければ、この国は滅びる。でも、それはできる。できないと思うなら、僕はここに生きていたくない。