日別アーカイブ: 2014年8月2日

理由なき開墾、「夜明けのジョニー農園」

8月2日 土曜日 晴れ (どっちみち、連日レコーディングは続いているので、今日はその話は割愛) その男とはひょんなことで知り合った。 奴の夢を聞かされて、記憶が正しければオレはこう云った。今みたいに、奴に気合いが入っていなかったときの話。 「諦めない限り不可能なんてないんだよ、バカ野郎」。 でも、正直なところ、人前でちゃんと自分の夢を語る若者に久しぶりに会って、オレは嬉しかった。 たまたま、なのだが。 オレはMY LIFE IS MY MESSAGEのイベントを遂行するために、スポンサーを獲得しなければならなかった。確か1000万近く必要だった。オレは名刺を作り、企画書を書き、ジャケットを着て、とある会社の会長室に行くのが翌日の話。自分にプレッシャーをかけるためにも、奴にこう云った。 「オレもさ、誰かに頭を下げて、スポンサーになってもらったことなんてねーよ。どうやったらいいのかぜんぜん分かんねー。でも、このイベントを福島でやるためにはどーしても金が必要だから、オレもイチかバチかチャレンジしてくる。正々堂々想いをブツけてくる。道を作るってこんなことだと思うぜ。結果は明日、電話する」。 結果がどうだったか、と云うと。奇跡のオッケー。 それから奴は会うたびにいい顔になっていった。闘う男の顔、自然という存在に対して謙虚な顔、自分のやるべきことを知っている顔、汗をかくことの意味を知っている顔。要するにいい男になったってことです。オレはこういう男が好きだ。 1年間、ドがつくくらいのビンボーに耐えて、農業の修行に励んだ。結婚もした。そして、開墾して農園を開いた。奴の言葉を借りれば「理由なき開墾」。 昨日、初めての野菜と玉子が送られてきた。何だか、目頭と胸が熱くなったぜ。てめー、ほんとにやりやがったな。始まったばかりだけどな。薄っぺらい、口先だけの、誰かに乗っかるだけの、傷つくことを恐れてるだけの、そんな奴ばっかりのこの世の中で、てめー、ほんとうにやりやがったな。オレは嬉しいよ。 情熱の味がしたよ。ありがとう。 そんな訳で、「夜明けのジョニー農園」、どうぞよろしく。フザケてるけど、奴は本気だよ。見てくれれば分かると思うけど。Facebookはこっちだよ。    

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