日別アーカイブ: 2024年12月2日

ツアー間近

12月2日 月曜日 晴れ はて、さて。 今週末からいよいよHWツアー。ちょっとだけ遠足前の子供のような気持ち。いいっすね、この緊張感。風邪なんてとんでもなくひきたくない(歌う人にとっては死活問題)ので、人が多いところにはでかけないし、コンデイションの調整に万全を期しています。 にしても。仙台ーいわき公演。まだやってもないけど、感慨深いです。構想2年。思いついてから、2年間、タネを撒き続けてきたので。途中、どんなにソロで行っても客席ガラガラだったりして。苦笑。まぁ、今さら折れたりはしないけど、こっちにも意地があるんです。東北と向き合ってきたからこそ。 この曲、ガキの頃からずっと好きでした。なにかこころに激しくひっかかる。 シャムロックショア     なので、サントラを創ったときに宮城県蔵王町の廃校になった小学校で録音してカヴァーしてみたんす。インストとして。 でも、まだなんだか引っかかる。だから、この夏、みんなに伝えるべく阿蘇で日本語に起こしてみました。   Paddy’s Green Shamrock Shore デリーの港から5月に船が出ていく 船員たちと 見たことのない希望の大地を目指し 遠くあのNYまで5,000ガロンの水を積みこみ 故郷を遠く離れ シャムロックの岸辺から さようなら、かわいいあの娘よ そして小さなデリーの町 聖なる町の勇者たちに 永遠の別れを告げ きっとうまくいくさ いつの日か このデリーの町に戻り あの娘と結ばれるため シャムロックの岸辺から 3週間 荒波に揺られ 自由とは程遠い日々 船底に閉じ込められたまま 船酔いはやむことがなく 慰めてくれるはずの 父も母も家族もいない 遠く故郷のあの娘を想いながら シャムロックの岸辺から 荒波の果て ようやく大陸へたどり着いたとき ある男に指図され 我々は6つの違う町へと もう2度と会えないのなら せめて別れの盃を 古の国 みどりのアイルランド シャムロックの岸辺から さようなら、かわいいあの娘よ そして小さなデリーの町 聖なる町の勇者たちに 永遠の別れを告げ きっとうまくいくさ いつの日か このデリーの町に戻り あの娘と結ばれるため シャムロックの岸辺から     アイルランドからNYに移民せざるをえなかった人々の悲哀のストーリー。背景にはイギリスによる圧政とジャガイモ飢饉があります。僕がアイリッシュを好きなのは「哀しみ」を音楽や文学や戯曲や酒に転化させたところ。「憎しみ」に変えなかったところにあります。 それを東北のみなさんに伝えることにはとっても意味があるんです。少なくとも僕にとっては。鈴木酒造も請戸って海のすぐそばにあったんです。 これは決してネタバレではないので、安心してください。大袈裟なアレンジではなく、骨だけを残して、みなさんがいろんな想像をできるように演奏したいと思っています。 … 続きを読む

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