No Regrets 2025、渋谷にて

12月27日 土曜日 晴れ

全力で走ってきた2025年。最後を締めくくるのが今日のライヴ。そしてアルバムのリリース。

オレのほぼ息子みたいなKoh Kazamaの演奏、楽しんでくれたかな?すっかり立派なミュージシャンになりやがって。笑。ステージ脇から見ていて感慨深かったよ。来年半年かけて、また日本を周るらしいから、近くの町に来たらぜひ見に行ってください。やってる音楽は違うけど、あいつとオレのスピリットは親子みたいなもんだから。

昨日で仕事納めの人が多かったのかな。会場、少し大人しかったけれど、それぞれがそれぞれに楽しんでくれてたら、それでいい。来てくれて、ほんとうにありがとう。たくさんアルバムを手にしてくれてありがとう。よかったら感想を聞かせてください。

今年のすべての仕事を終えて、日付が変わって家にたどり着いたら、長谷川博一さんの奥さんから「手紙」が来てた。私信ゆえ、内容は書けないけど、ひとことだけ。

「わかるかい。善きものとはこういうことをいうんだよ」という長谷川の声が聞こえてきました。、と。

泣いたよ。まるで休みがなかった2025年。すべてが報われました。

No Regrets、2025。みんな、ありがとう。良いお年をね。

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62歳になる

12月26日 金曜日 晴れ

おかげさまで62歳になりました。

実感。まるでありません。でも今日も富士山がきれい。

ただ、少年の頃、天啓みたいに降ってきた夢にむかって、まっすぐに歩かせてもらっていることに感謝しかありません。この先、なにがあるのか、まるでわからないけれど、行けるところまで行って、なにあったとしても、世界は生きるに値する場所だってことを証明できたら、と思っています。

とりあえず、今日もまたステージが与えられていること、スタッフたちは朝早くから仕込んでくれていること、働いたお金でチケットを買って、その場所にきてくれること、新しいアルバムがみんなの日々の中に響いていくこと。エトセトラ。とても嬉しいです。

いい夜にしましょう。感謝。

とどけー!↓

 

 

 

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Mr.OUTSIDE #004、Seize the Day

12月25日 木曜日 曇り

明日、みんなの手にアルバムが届くかと思うと、ほんとうに嬉しいです。2025年は全力で走る、と決めて、本気で全力で走ってきました。最後になって、息切れしたけれど、形にしてオーディエンスに届けるというのが最大の目的だったからして、明日は望む人たち全員にサインをして、実際に手渡して、2025年を締め括りたいと思います。

いわゆるプロモーションの時期なんだけれど、前にも増して正解がないのです。なので、受け取ってぐっと来たら、身近な人に伝えてくれると嬉しいです。昨日、古市コータローくんから、「ストーンズのエモーショナル・レスキューを2025年に聴いてるみたいだ」と最大のお言葉をいただいて、とっても励まされました。人力グルーヴ、ベースレスゆえのボトムの太さ、なによりもアナログ感、パッケージの未来感、受け継がれるもの、エトセトラ。受け取ってくれたら嬉しいです。

HWは一切のクリックとシンセサイザーの使用、コピー&ペースト、リズムとピッチの修正をやっていません。すべて人力によるものです。

昨日、久しぶりに悪友で同級生でもある「ミスターアウトサイド」の書籍編集者とやりとりしました。彼と長谷川さんとはことあるたびに、新宿の安酒場で身体が裏返るくらい飲んでました。食事も摂らずに。笑。じゃあねって、彼らが視界から消えたらぶっ倒れるみたいな、若気の飲み方。

「ミスターアウトサイド」って長谷川さんの発案だと思ってたんです。ところが、違った。編集者の彼がブルース・スプリングスティーンの未発表曲から思いついて提案したのだと。え!そうだったの!と34年後に知る事実。直後に佐野元春さんが同名の曲をリリースされ、僕らのアルバムが明日、みんなに手渡される、と。ちょっと感慨深い。そうだったのかー!!!

「ミスターアウトサイド」は80年代の後半に出版されたビル・フラナガンの「ロックの創造者たち」って名著の日本版みたいな本なんです。「ロックの創造者たち」もとうに絶版だと思うけれど、28人のソングライターにソングライティングについて深堀りしたインタビュー本で、超絶面白いんです。もう中古でしか手に入らないと思うけれど、歌を書く人は「ミスターアウトサイド」と合わせてぜひぜひ読んでください。

僕が「柱」をリリースしたとき、世界は変えられると勘違いしてたんです。でも、びっくりするくらい反響がなく、6000枚しか売れなかった。そんなとき、長谷川さん、ただひとり、その年のベストアルバムに選んでくれました。ミュージックマガジンだったかな。とっても励まされました。ちゃんと受け取ってくれている人がいるんだって。

長谷川さん。ありがとう。ようやく、明日、みんなに届けられるよ。あなたの歌。長かったね。諦めなくてよかった。

書籍編集者と、もう飲みにいくこともないけれど、池袋あたりで美味しい鮨とかどうかな?日本酒ちびっと飲みながら。元気でいてくれよな。俺もまだやりたいことやまほどあるからさ。

 

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3曲目。Seize the Day。

いつだって、未来を創る唯一の方法は、目の前にある今を全力で生きるだけ。だから、短い、駆け抜ける曲にしたかった。

でも、ずっとメロディーの伏線があるって感じていて、それがなにかわからなかったんだけれど。古いトラッドなのかも、と。昨日、はっと気づいたんです。長谷川さんが亡くなったとき、彼の部屋で流れていたあの曲だって。ちょっと鳥肌が立つような気づきでした。

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明日、お渡しするはずだった植物の件ですが、車両の都合で会場まで運搬できなくなりました。今回のはデカいんです。すいません!また機会をあらためて!

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リハーサル終了

12月24日 水曜日 冷たい雨

都内某スタジオにて。リハーサル、無事終了しました。金曜日、ライヴでみなさんに会えるのを楽しみにしています。

閑話休題。

クリスマスイヴに彼の訃報を書かなきゃいけない苦痛。。。

敬愛するクリス・レアの訃報。人はいつか死ぬんだけど、こう訃報が続くとさすがにね。。。だからこそ、今を全力で生きるしかないんだけれど。

いつだって、自分が知っていることは、自分が持っているものは、自分が素晴らしいと思っていることは、まず誰かに、オーディエンスに、友人にシェアするって気持ちで生きてきました。そんな世界になればいいと夢見てのことです。もっと、みんなで分かち合えばいいのにって。そんな気持ちが拡がっていけば、こんな世界にはならないのにって。子供の頃からずっと思ってきたからです。無論見返りなんか求めてはいないけれど、糠に釘を打っているような虚しさに襲われることもあります。

果たして、クリス・レアの素晴らしさを伝えたところで、誰かが聴いてくれるのか、、、。

僕は世間的な評価にまったく興味がありません。「世界的な〜」なんて形容詞がどういうことなのか、身をもって知っているからです。たいていそれはマスコミの表現力のなさを表しているに過ぎず、本質はもっと違うところにあるからです。

クリス・レア。ソングライターとして、シンガーとして、ギタリストとして、表現者として。あまりにも素晴らしい。

活動歴も長いので、ぐっと来たらベスト盤から聴くことをおすすめします。たとえば、ルー・リード。僕に多大な影響を与えてくれたけれど、知りあいになりたいなんて、1ミリも思わなかった。その人がどんなパーソナリティーなのか、だいたいわかるからです。でも、クリス・レアは人として魅力的だった。娘が生まれるたびの、溢れる愛をまっすぐに歌にし、死にかけて、もうオレはブルースしかやらん、と回帰し(Stony Road、2002年作品。ベスト盤を聴いたら次におすすめ)かの有名なクリスマスの曲は、奥さんが電車賃をケチって、小さなミニクーパーで迎えにきたら渋滞にハマって生まれたって話もとっても好きだった。

あまり知られてないけど、スライドギター。のけぞるくらい素晴らしいですよ。聴いた瞬間に彼だってわかる。。。

ライ・クーダー、デビット・リンドレー、ボニー・レイット、ローウェル・ジョージ、エトセトラ。名手と呼ばれる人はいろいろいるけれど、彼のスライドはそのどれとも違って、なんと言えばいいんだろう、品格に溢れてる。人格が音に出てる、というか。

僕の審美眼を信じてくれるなら、ぜひ彼が遺してくれた作品群、サブスクではなく、手にしてくれると嬉しいです。ここから先は自分で探してみてください。

 

今の季節、この曲、沁みます。スライドギターが絶品。

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この曲は彼が書いたものの中でいちばん好き。歌詞が素晴らしい。

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ドライブするギターを。

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前述の「Stony Road」、命を取り留めて、ブルースに回帰した名作。

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days

12月23日 火曜日 晴れ

さて。リハーサル最終日に行ってまいります。にゃんとか2025年、最後までビシッと走り抜けたいものです。

今年、一番好きだったアルバムJeff Tweedyの3枚組。各地での力の抜けたライヴも素晴らしい。ちなみに彼のアルバム、我が家では未だヘビーローテーション中です。繰り返すけど、力の抜け具合が最高です。バンドもね、とってもいいです。

Lou Reed Was My Babysitterだよ。笑。

 

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みんなもここに来てインフルにやられないように気をつけてください。

誰かが書いてくれてたけど、ライヴ後のサイン会って、そうとうな数になると思うので、終電とか気になる人は大人だし、譲り合ってくれると嬉しいです。そんなわけで、写真を撮ってると終わらないんで、今回はナシで協力よろしゅう!

 

ところで、今年も花咲か爺さん。ものすごく出来のいい、ビワが二つ、オリズルランがひとつあります。サイン会で直に手渡せるので、欲しい方は望まれる植物とニックネームを書いて、コメント欄にどうぞ。

 

 

 

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OA

12月22日 月曜日 曇り

いよいよ今週金曜日、12/26。今年の最後のライヴです。新しいアルバムもそこでゲットしてもらえます。ぜひ、来てください。

 

質問です。

私は、小学4年生で挫折したピアノにリベンジしたくトライしているのですが、俄然やる気になってきました。もちろん、コードを理解した上で譜面が苦手というのと、理解していない私の苦手を同じ土俵に並べるのは誤っていますが、そうか、山口さんが苦手なことなら私が悪戦苦闘しない訳がない、と腑に落ちました。山口さんの「イージーライダーにならず死んでいいのか」私のピアノもレベルは違いますが気持ちは同じ。励みます。


えっと。基本、音楽を演奏するのに譜面は必要ないのです。これ、音楽教育の弊害かもなー。演奏するのにいちばん大事なことは、柔軟な頭でいることです。昔、サティーのジムノペディアを弾きたくて譜面をひとつひとつ拾いながら時間をかけてマスターしたことがあります。でも、ぜんぶ忘れました。「carry on」とか「灯り」はピアノで書きました。コードの名前もわかりません。むっちゃむずいコードは鍵盤にガムテープを貼って覚えたような。でも、自分が書いたものは忘れません。つまり、なんだろうな。譜面というより、その好きな音楽を身体の深いところ、もっと言えば血の中に入れてしまうことの方が大事。

たとえば、ギターを始めた頃。リッチー・ブラックモアはぜんぜん身体に入ってこなかった。でも、キース・リチャーズは入ってきた。なので、ストーンズ聴きながら、弾く真似だけしてました。そしたら、入ってくるんですよ。自然に。僕はそうやって覚えました。それって頭ではなく、動物的に弾く練習だったんです。意外と忘れられているのがリズムで、椅子に座っていてもグルーヴは身につきません。歩いていても、料理していても、グルーヴは生み出せます。そういうこと意識すると、ぜんぜん変わると思いますよ。僕は寝ているとき以外、頭の中で常にリズムが流れています。ブーツィーはリズムマシンで起きるらしいですよ。笑。

 

ミキシング作業中の気持ちの切替についてです。今回の作業中にも、LIVE、フェス出演、精力的に活動されてきました。それらに備えるためには一次的にミキシングを完全に忘れることにしていますか。ミキシングという長い孤独な作業と対極にあるLIVE、フェス、両者のバランスをどうとっていらっしゃるのだろうと思い、質問させていただきました。

ライヴと音楽制作は使っている頭が違うので、ほんとうに難儀です。大きなコンサートで爆音を体感してしまうと、スタジオの音では正確に判断できなくなくなるんですね。制作は内の宇宙、ライヴは外の宇宙、ベクトルも違うので、本来なら、製作中はコンサートをやらないのがいいと思っていますが、そういかないのが苦しいところです。

 

 

さて。12/26のライヴにオープニングアクトを招きました。クラッシック・ギタリストのKoh Kazamaです。

30年前、NYの居候先の少年(6歳だったか)だった彼は日本からやってきたミュージシャンの悪影響を受けて、ギタリストを志します、なぜかクラシック。まぁ、その腕前たるや今や大したものです。現在アメリカの大学でギターを教えているのですが、活動の深みを広げるために、ワールドツアーを敢行中。縁のある日本も北海道から沖縄まで細かく回っています。「各地、民謡を採取しながら旅するのがいいんじゃない?」とは伝えましたが、それ以外は黙って見ていました。こういう縁も、音楽の幅も、人と人が影響しあうことも。愉しんで欲しくて、オープニングで10分ほど演奏してもらうことにしました。

クラシックギターって、それはそれで宇宙なんです。めっちゃ小さな音だけれど、集中してその宇宙を感じてください。物販コーナーに彼の1stアルバムがあるので、ぐっときた人はぜひ!

アントニオ・カルロス・ジョピン。彼の手にかかるとこうなります。録音、ミックスは私が担当しました。

 

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以下、オフィシャルからの案内です。

 

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オープニングアクトのお知らせ

12月26日(金)開催「HEATWAVE LIVE 2025 -Mr. OUTSIDE-」におきまして、ニューヨークを拠点に活動し、現在ワールドツアーを行っているクラシックギタリスト・KOH KAZAMA(風間航)氏の、オープニングアクト出演が決定いたしました。

■オープニングアクト
KOH KAZAMA(風間航)

■演奏予定
約10分

■出演時間
19:00頃より予定
山口洋(HEATWAVE)との縁も深く、現在ワールドツアー中で日本に滞在しているこの機会に特別出演が実現しました。
本編開演前のひとときとして、ぜひお楽しみください。
※開場・開演時間、HEATWAVEの演奏時間に変更はございません。

■KOH KAZAMA(風間航)アーティスト情報
オフィシャルサイト:https://www.kohkazama.com/
Instagram:https://www.instagram.com/kohkazamaguitar/
Facebook:https://www.facebook.com/kohkazamaguitar/
YouTube:https://www.youtube.com/@kohkazamaguitar

■公演詳細:
HEATWAVE LIVE 2025 -Mr. OUTSIDE-
日時:2025年12月26日(金) 18:15開場/19:00開演
会場:東京 duo MUSIC EXCHANGE
公演詳細:https://sogotokyo.com/live_information/detail/2551

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届ける

12月21日 日曜日 晴れ

26日のライヴでみんなにアルバムを届けられること、ほんとうに嬉しく思っています。これをやらないとオレの2025年は終わらない。

感謝の気持ちを込めて、ライヴ当日、希望する方全員にわたくし、サインをすることにしました。産直野菜と一緒だから、直に手渡したいっつー気持ちです。相当な数になると思うので、写真を撮りたいって人がたくさんいると思いますが、それはナシでお願いします。

え!じゃ、通販は?ってことで。

残念ながらライヴに来ることができない通販でゲットしてくれた人にはサイン入りポストカードを同封します。

詳細は以下のオフィシャルな文言を参照してください。

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【特典情報】New Album『Mr. OUTSIDE』先行予約/購入者向けのご案内

HEATWAVEのNew Album『Mr. OUTSIDE』の先行販売に際し、ライブ会場および通販それぞれに特典をご用意いたします。

■ライブ会場購入特典(サイン会)
下記公演のライブ会場物販にて、New Album『Mr. OUTSIDE』をご購入いただいた方を対象に終演後、山口洋のサイン会を実施予定です。

【対象公演】
HEATWAVE LIVE 2025 -Mr. OUTSIDE-
日時:2025年12月26日(金) 18:15開場/19:00開演
会場:東京 duo MUSIC EXCHANGE
公演詳細:https://sogotokyo.com/live_information/detail/2551

【サイン会概要】
・参加条件:
当日物販にて New Album『Mr. OUTSIDE』をご購入いただいた方がご参加いただけます。
開演前にご購入いただいた場合も、終演後にご購入いただいた場合も、いずれもサイン会にご参加可能です。
New Album『Mr. OUTSIDE』1点につき、サインは1点までとさせていただきます。

・サイン対象:
New Album『Mr. OUTSIDE』へのサインのみとなります。

・物販/整列について:
終演後も物販を実施いたします。
物販の列とサイン会の列は別となります。
終演後に商品をご購入された方は、物販後にあらためてサイン会列へお並びください。

・実施時間/場所:
終演後、物販スペース付近にて実施予定です。
整列開始のタイミングはスタッフよりご案内いたします。

・注意事項:
スタッフの案内に従ってご参加ください。
写真、動画撮影はご遠慮ください。
多くのお客さまのご参加が予想されており、限られた時間内での実施となります。すべてのお客さまにご参加いただけるようご協力をお願いいたします。
時間の都合上、列が途切れ次第、または一定時間経過後に終了とさせていただく場合がございます。

 

 

■先行通販特典


HEATWAVE公式通販(カモネギ書店)にて New Album『Mr. OUTSIDE』を先行予約いただいたお客さまを対象に、通販限定特典として【山口洋サイン入りポストカード】をもれなくプレゼントいたします。
すでに先行予約をご注文済みのお客さまも特典付与の対象となります。

通販URL:

https://heatwave1979.stores.jp/

先行予約期間:
2025/12/13(土) 正午 ~ 2026/01/12(月)
※1月中旬発送予定
※特典は商品発送時に同梱予定です。

※特典は商品発送時に同梱予定です。

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Mr. OUTSIDE #003、私は土地を買わないだろう

12月20日 土曜日 曇り

アルバム2曲目、「私は土地を買わないだろう」について。

90年代初頭、長谷川博一さんが小脇に抱えていた本にとても影響を受けました。ダグ・ボイドという人が書いた「ローリング・サンダー」。バブルで欲にまみれたこの国で暮らすことがたまらなく息苦しかった僕にとって、それは「ひかり」そのものでした。僕はそのままネヴァダ州カーリンにその人を訪ね、それからネイティヴの少年たちにとって、大人になるための割礼的な儀式、「ヴィジョン・クエスト」を繰り返すことになります。詳しくは本「Seize the Day」を。いよいよ残り少ないので、お早めに。

そもそも。誰のものでもない「土地」を売り買いしていること。それを巡って太古の昔から殺戮と奪い合いが繰り返されてきたこと。バブルで高騰した円で世界中の不動産を買い漁ること。彼と僕には巨大な違和感しかなかったのです。ネイティヴに土地を「所有する」という概念はありません。それは生かせてもらうためのたいせつな実りの場所であり、次の世代にも受け継がれなければならないものです。

そんな当たり前のこと(僕らにとって)がまるで通用しない世界に暮らすことが苦痛だったのです。それゆえ、彼が書いた曲を僕の家にあった8chのカセットMTRで録音しました。たぶん92年の話かな。

 

 

僕らの気持ちは今も1ミリも変わりません。ロックンロールとして世に問いたかったのです。彼が92年に歌い、僕が2025年に歌うことにとても意味があるのです。

 

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質問ですが、アルバムに関することでお願いします(2回目)。これは僕なりのプロモーションなのです。ほとんどインタビューなどしないので、責任が取れる範囲で伝えていこうと考えているからです。

 

アルバムについて質問させていただきます。魚さんのkbdや池畑さんのdsについてもスコアを書き下ろしていらっしゃるのは山口さんですか?
HWがg、kbd、dsの音をどう作り、共有して一発録りに臨むのか、今更ながら教えて頂きたくなりました。

音楽をやるのにマストで譜面が必要ではありません。頭の中にあれば不要です。
僕は譜面の読み書きがまるでできないので、メンバーに譜面で曲を渡すことはありません。歌詞とコード譜くらいは渡しますが。
曲を完成させるとき。僕は真ん中に立って、ただ歌ってるだけです。もちろん、一人ですべての楽器を演奏して、曲を完成させることはできます。
でも、それはソロの活動であって、バンドではありません。
なので、バンドではただ歌ってるだけです。そのうち自然にバンドが入ってきて、ジャムってるうちに完成に近づいていきます。
ほとんど会話もありません。
ときどき、どこにも行けなくなって、曲が死んだりすることもあります。それはそれで仕方ないことです。

 

アルバムジャケについての質問です。「YOKAI NO SHIMA」「まれびと」読みました。数ある「YOKAI」の中「ボゼ」が洋さんの心に響いたのは何故でしょう?屋久島に行く前にイメージは完成してましたか?

なぜ?それはわかりません。あのルックスに衝撃を受けない人がいたら、逆に僕が質問したい。笑。
南洋に浮かぶ小さな島に、そんなGODが受け継がれていたこと。それを知らなかったこと。総合的に感銘を受けたのか、と。ボゼに出会って、ボゼ一択です。それをデジタルで表現した若いアーティストに座布団3枚。ほんとうによくやってくれました。屋久島の人たちはその具現化に力を貸してくれました。だいいち、その島に行くことすら難しいのです。

 

 

そのアコギのメーカーを良ければ教えてください。僕も使いたいです。

コールクラークです。

 

 

NEWアルバムをどのように拡げたいと思われますか?
今の音楽業界はサブスクでの再生数が莫大にならないと
ミュージシャンに還元していかないように思われます。
山口さんのサヴァイヴ案があれば教えて頂きたいです。
サブスクの再生数は未知だとも思えます。全世界で聴かれます。
今のHWはコアなファンにしか情報が流れていない感じはします。
その辺りのお考えをお聞かせ願えたらありがたいです。
HWはもっと聴かれるべきだと思っています。

サブスクで聴かれることも、そんなに簡単ではありません。出せば聴かれるってものでもない。コアなファンにしか情報が流れていないって、コアなファンのおかげでなんとか続いてるんだから。苦笑。そりゃ大事にしなきゃでしょ?
あなたがそう思うなら、ぜひ、身近な人に情報を伝えてください。それが経験上一番効果がある。

まずはこんな状況の中でサポートしてくれたファンにダイレクトに届ける。
次に遠隔地に住んでいるファンに届ける。
一般流通させる。
最後にサブスクに流す。

以上です。
当たり前の順番だと思います。

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リハーサルday#2、グッズのお知らせ

12月19日 金曜日 晴れ

都内某スタジオ、リハーサルday#02。

順調に進んでいます。体調もかなり回復してきたのですが、夜中の咳がひどくて閉口しています。これも身体のなにかの反応なんだろうけど、ほんとうにしつこい。あと一週間弱あるので、できるだけのことはやってみます。みなさんも免疫を上げて、人混みはマスクで自衛してくださいまし。

 

 

さて。スタッフよりグッズができましたと報告が。毎回、力作なんだけれど、初めてのバンダナはにゃんとアルバムジャケットからボゼ(悪石島の)模様!これは嬉しい。さりげなくバイクに結んだりして。それからリュックですが、これは僕がお願いして作ってもらいました。今年、染谷俊くんと大阪でライヴをやったときに、彼の物販コーナーに並んでいて、これは便利だなーと買ったんですが、実際とても便利です。普段は小さく畳んでおいて、いざってときに使う感じ。旅先でもとっても有効。

もちろんニューアルバムも会場でゲットできます。各種キャッシュレス決済が可能だそうです。時代だね!

 

 

さて、質問です。

「一枚としての整合性を選んだ」とのことですが、他にも素晴らしい曲があったのを私もライブで聴いて知っていますし、山口さんにとって苦労して制作した思い入れの強い曲もあったことと思います。今回のアルバムの曲選びは、苦労し、断腸の思いで進める作業だったでしょうか、それともテーマのようなものが決まってからは一気にすんなりと進んだでしょうか。

ほんとうは選曲やミックスに関しても、もっと僕ではない誰かの意見を取り入れた方がいいに決まってるんです。
でも、この時代にアルバムをリリースするってことは、とんでもない覚悟が必要なことでして、誰かに相談した時点で軸がブレるのは間違いなかったのです。やる、と決めたことを貫徹するには、たったひとりでやり切る以外、方法がなかったのです。混迷の時代を生き抜くという、テーマはまさに自分が今、その状態なわけで、そんな意味では決めたことを逡巡しながらやり切るプロセスの中で、アルバムに込めたい想いがしつこくないように凝縮していくだろうと考えていました。

確かに外したくなかったものはたくさんあります。でも、ただでさえアルバムが売れない時代に、さらに売れない2枚組を作ってどうするって想いもありました。曲はなくなるわけじゃないし。てか、完成してるんですけど。笑。スタッフは無料で聴いてもらうのはどうかって言ってます。なことも含め、考えているところです。

「収穫の季節」って曲があって。これは第一次産業に従事する人たちのために書いたんです。たくさんインスピレーションをもらったから。これは個別に届けに行こうかな。笑。

 

 

アルバムタイトルの「MR.OUTSIDE」は長谷川博一さんの本にちなんだもので、長谷川さんに捧げる(長谷川さんへの思いを込めた)タイトルだということを書かれていたと思いますが、もう少し詳しく、このタイトルに込めた意味を教えてください。長谷川さんの本は山口さんを含む9人のミュージシャン(あとがきに「音楽に身も心も奪われてしまった男達のなれの果て」とあって笑ってしまいますが)のインタビュー集なので、そのタイトル「Mr.OUTSIDE」はまずは彼ら9人のことを指しているのかなと思います。山口さんがMR.OUTSIDEというとき、それはどんな人や事物、あるいは概念をイメージされているのでしょうか。自分自身のことも、そこには含まれているのでしょうか。

うーん。これ以上の説明はしなくていいか、と思います。誰だって、志半ばで亡くなった親しい人がいると思います。その志を継ぐことは可能なんだと、僕からのメッセージだと受け取ってください。想いがついえることはないのです。MR.OUTSIDEがいなければ、もはや僕はこの世界に存在していないと思います。ざっと思い返しただけでも、チャールズ・ブコウスキー、ハンター・S・トンプソン、デニス・ホッパー、ヘンリー・ミラー、L・F・セリーヌ、ショーン・ペン、岡本太郎、寅さん、ウォーレン・ジヴォン、エトセトラ、エトセトラ。

 

 

新しいアコギ、こんなに音の違いがあるんだと思いました…マーティンでもギブソンでもなく、またまた姿形も含めこちらを選んだ理由を教えて下さい。

こう見えても、なかなかにコンサバティブなところがありまして、一度決めたものを変更することはありません。クルマであれ、バイクであれ、楽器であれ。リセールなんて考えてクルマに乗るのが嫌いです。買う時はすべてキャッシュで買います。てか、18歳で買ったグレッチを変わらず使ってるのも僕くらいか、と。それを変更するにはそれなりの理由があります。僕らの意見をメーカーにちゃんとフィードするので、それを汲んで楽器の進歩に利用してほしいと常に思っています。そういうことがファンクションしなくなったなら、その楽器を使う意味がないのです。誰かに胸を張って勧められないものは使いたくないってことです。これ以上書きませんが、ちょっと怒ってます。

そんな気持ちを汲んで、テックが探してきてくれました。すべて自国の木で作る。決していい木ばかりじゃないけど、そのパタゴニア的発想がいいな、と。代理店も素晴らしくて、とっても熱意があります。僕の意見を本国にフィードしてくれています。代理店の人たちがコンサートの撤収作業を自主的に手伝ってるのを観て、気持ちが動きました。そういう人たちと未来を創っていきたいと思っています。

テックチーム(HWには5〜6人います)がいつも、僕に合うものを教えてくれます。昨日も一番若い花ちゃんが新しいピックを教えてくれました。昨日1日使ってみたんだけど、抜群に使いやすい。目から鱗。するとテック長がひとこと「ヒロシさん、また100枚とか急に買わないでくださいね!」。念を押されました。彼ら、ほんとうに、コレだ!ってものに出会うまで、きちんとリサーチして、探してくれます。リペアチームも含めて、プロフェッショナルたちに支えられてるって感じです。

アルバムに関して言えば、使った楽器はすべてリペアマンによってメインテナンスされています。かなり酷い状態のものも含め、すべて修理してくれました。買い直したら、数百万単位かと思います。アルバムにクレジットされているチームHW、彼らがいてくれて僕らの活動があるってことも知ってもらえたら嬉しいです。

 

 

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リハーサルday#1

12月18日 木曜日 晴れ

都内某スタジオでリハーサルでした。

ミュージシャンなんて、会わなかった空白の時間は音で会話すればいいわけで。ただ、未来永劫にバンドなんか続けられるものじゃない、という覚悟のようなものはひしひしと感じます。老いてみっともない演奏をするくらいなら、とっとと引退した方がいい。

新しいアルバムが出るわけですが、今回はオーディエンスの誰もがそれを聴いたことがない状態で行われるので、一年の疲れを洗い流して、未来に希望が持てるような内容にしたいと頭を悩ませております。

質問、ありがとう。えっと、アルバムに関する以外のことは「人生相談」みたいになりがちなので、プロモーション時期ってこともあり、アルバムに関する質問のみでお願いします。今日は特別です。笑。伝えてなかったし。

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二枚組相当の曲がありながら敢えて一枚のアルバム『MR. OUTSIDE』として纏められた選定(選曲?)の基準などがあったらお聞きしたいです

えっと、アルバムは形として残るものなので。二枚で表現できる多様性より、一枚としての整合性を選んだってことですね。収録されなかった曲は無料でみんなに聴いてもらうってアイデアもスタッフから出されたんですが、それはアルバムを聴いてもらってからの方がいいかな、と。歌詞を書くときもそうなんだけれど、累々とした尸が背後に転がっているからこそ、選び抜かれた「言葉」にスピリットが宿ると思います。

PV映像化などはされてるのでしょうか?

これは一言申しておきたい。みなさんは当たり前のようにPVをyoutubeなどで無料で見るわけです。現代に於いて、宣伝としてそれは必須だとされています。でも、それには当然制作コストがかかります。それは価格に上乗せされています。PVに関しては現在、検討中とお応えしておきます。個人的にはまったく好きではありません。だって音楽で映像を表現してるのに、わざわざ映像をつけて限定する意味がわからない。

夏の渋谷でのライブでアコギがこれまでの音と随分違うな〜と感じました。ニューアルバムではこれまでのヤイリではなく、新しいアコギが中心でレコーディングされたのですか?特色が違う音色だったので興味津々です。

これまでレコーディングでもヤイリのアコギをラインのまま使ってきましたが、撤廃しました。可能な限り、生のギターはギルドの70年代のギターを。作業上どうしてもそれが叶わないときはライヴで使っている新しいギターを使用しました。なので、ライン臭さは皆無です。

映画【インディアン ランナー】についてです。先日のブログで、35年振りくらいに再び鑑賞し、新たな受け止め方があったとありました。35年前にはこういう視点が持てなかったけれど今回は持てて、こんな感想が生まれた、というのを教えて頂けると嬉しいです。

この映画は数年に一度は観ます。リトマス試験紙のようなものです。この歳になってみると、もっと多角的、複合的、立体的に時空を超えて観ることができます。自分の総合的な視点の成長を明らかに教えてくれるのです。そんな意味では生涯、映画はこれとイージーライダーだけでいいのではないか、と思うくらいの傑作だと感じています。弾き語られたたった1曲がこれだけの可能性を内包しているということ。逆説として言えば、あなたにその可能性があるってことです。もちろん僕にも。

何かの頂き(完成)に向けて頑張っていると、アウトプット過多になり、どんどん自分が枯渇していく感じに毎度なります。良いと思われるエネルギー充足を色々試しながら頑張るのですが、それでも毎回スカスカになっていく感じがどうにかならないかと思います。そのような場面で山口さんはどう対処していますか?

勧めませんが。笑。いつも崖っぷちにいたら、やるしかないんです。落ちたら死ぬからです。枯渇してもやるしかないんです。火事場のバカ力を連続的に発揮しているうちにそれがアベレージになって、また前進への力を生みます。僕はそうやって生きてきました。ほんとうに限界まで達すると、身体が「限界」のサインを出して、大仕事が終わった直後に倒れます。でも、大仕事の最中に決して倒れないってことは、メンタルがフィジカルに優っていることを示しています。ひとつだけ言えることがあるとするなら、放出するだけではなく、循環するエネルギーを目指すといいと思います。一方通行のライヴはひどく疲れます。でもいいライヴはオーディエンスからエネルギーが返ってきます。それを循環させれば、疲れません。

このダイアリーで、一曲の時間やアルバム全体の時間を短くする、というのをアルバム制作過程でよく見かけました。この時間を短くするというのは、どうしてなのでしょうか?

えてして、俳句のように素晴らしいものは簡潔です。好きなアルバムもそういうものが多かった。だから、それを目指したということです。ほんとうは46分に収めたかったのです。でも、前述のように2枚組の曲があったので、どうしても53分になってしまいました。

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