日別アーカイブ: 2013年7月3日

嵐の日の原始人

7月3日 水曜日 雨 昨夜はひどい嵐でした。 星が輝かない夜は漆黒の闇に包まれます。自分のてのひらさえ見えません。荒れ狂う風、叩きつける雨。次第に自分と闇との境目が分からなくなってきて、どっちが荒れてるのか不明になります。たぶん、両方、かな。じっとしている以外に方法はないので、頭蓋骨の裏のスクリーンに浮かんできた映像について、いろいろと考えてみるのです。 九州に居たのはわずか一週間くらい。その間にどれだけの迷える子羊に会ったんだろう?ある者は送り込まれ、ある者は自分の力でやってきて、ある者は僕の目を見てくれなかったのです。だいたいに於いて、みんなひどい勘違いをしています。僕がとっても強い人間で、相談するには最適だと思っている。それね、ものすごい誤解。ワタスはね、弱いす。ひ弱なのが嫌なんでこういう生き方をしてるだけです。だから、問われても、確たることは何も応えられません。昔に比べれば、そんなに迷ってはいないけれど、僕も羊であることは間違いないです。 人はね、生まれる場所や国や親を選べません。(ま、選んで生まれてきたとも思うけど)スタート地点からして理不尽だと思うのです。では、ハイソサエティーに生まれたら即幸福かって、そんなこともありません。僕が知るかぎり、金持ちも、貧乏人も、有名人も、市井の人も、みんななにがしかの理由で悩んでいます。じゃ、何のために人は生まれるのかって?この頃、思うのです。人には役目ってものがあります。僕にもあります。訳も分からず、七転八倒しながら、前に向かって歩いていたら、それは与えられたのです。誰にって、僕の言葉で云えば、宇宙に、かな。前より少しは楽になった気はします。だから、やって来た子羊たちには「自分と世界がどう繋がっているのか。そして、あなたの志が何処を向いているのか」。って話すだけです。かつてそれを僕に問うた人が居たからです。 さて、山を下ります。1200キロの旅です。  

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