日別アーカイブ: 2016年1月23日

day #011 I shall be released

1月22日 金曜日 晴れ 筋肉痛が全身を2周くらいした感じです。そろそろ休まないと、身体が壊れそうです。残念ながら、年齢には抗えません。年々劣化していくものをどうすることもできず、できることは、そのスピードを緩めることだけ。こうやって、人はいろんなことを受け入れていくんだろうなぁ。嗚呼。 遠くからダイナマイトの音が聞こえてきます。スキー・パトロールが人工的に雪崩を起こして、事故を未然に防いでいるのです。人々のために、こういう危険な仕事に従事している人を尊敬します。僕もかくありたい。 崖から眼下を見渡していたとき。 ふと湧いてきた感情があります。憎しみ、妬み、恨み、エトセトラ。すべての負の感情を乗り越えたくて、ここに立っているんだ、と。走ることはこれらの感情をアースしてくれます。偉大な雪山はアースと云うより、リリースしてくれます。この山に来させてもらうようになって、もう6年。それらから解放されていくのが分かります。どんな目に遭っても、誰かを憎むことはもうありません。経験に感謝こそすれ。そして、情熱は確かに燃えていきます。静かに、強く。相変わらず、僕は欠点だらけの人間だけど、生きている以上は、人間として筋を通したいと思うのです。誰かと比較することなく。自分なりの方法で。       ついしん モット・ザ・フープルのドラマー、Dale ‘Buffin’ Griffinさんが67歳で亡くなりました。2016年は何というか、さよならばっかりで言葉が見つかりません。 知っている人も多いと思うけど、1996年から2000年にかけて、モットの鍵盤奏者、モーガン・フィッシャーがHWを支えてくれました。彼の導きでモットの名曲「Ballad Of Mott The Hoople」を1996年にカヴァーしました。僕が訳したのだけれど、そこに「バフィンは夢を失い」という一行があります。バンドの浮き沈みを知っている者にとっては、たまらない曲です。このヴァージョンをイアン・ハンターが聴いてくれ、「ヒロシは音楽が何か分かっている、ありがとう」とメッセージをもらったときは、バンドマンとして認めてもらったような気がして、嬉しかったです。 モットが沈没しかかっているとき、デヴィット・ボウイが「All the Young Dudes」を書いて、モットを復活させました。その曲でもギターを弾かせてもらいました。たいせつなフレーズだから、ミック・ロンソンのフレーズ、そのままに。 「ロックンロールは人生に破れた者のゲームじゃない」。バフィンさんを追悼し、彼のLIFEを祝福して、「Ballad Of Mott The Hoople」をお届けします。バフィンさん、ありがとう。ロックン・ロール ! Ballad Of Mott The Hoople

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