月別アーカイブ: 9月 2024

いわきへ

9月19日 木曜日 曇り さて。今日からいわきー長井ー吉祥寺という旅に出るのですが、、、。 秋の長雨、それも強力なやつに引っかかりそうですね。長井では「さわのはな」の稲刈りがあって、楽しみにしてたんだけど、降水量がものすごそう、、、。やっとそれらのことを話し合うところまで、自分の事務処理が追いついたので、このツアー、クルマで行きますゆえ、道中電話で話し合ってみようと思います。 なんにせよ。天気には抗えないけど、その天候ならではのことが起こせるといいね。 それから、今日いわきで発表するのは、なんつーか、その。弱小NO REGRETS社の意地というか、毎年「恩返し特別編」って公演を続けていこうと。マネージメントとロイヤルホストで熱く話し合いました。 今日、「コロナに勝ったんだから、もうコロナに負けたって歌わないでほしい」ってメールが来ましたが、あのね。音楽に携わる連中がどれだけダメージを受けたかわかってらっしゃらない。音楽に限ったことじゃないけど、まぁ、それはどえらいダメージでしたがな。首の皮一枚。それでもメゲずにハコや音楽を守った連中をわたすは讃えたい。仲間なんだよ。 コに関することは本にも書いたけど、まったく釈然としていないのです。なにもかもがグレーのままで。自分のことを例にしても、世界と呼ばれるブラックホールとの間に、あからさまな「ディスタンス」が生まれた。個人としての人は信じたいと思っているけれど、もはや集団は信じられない。それはかなり、悲しいことなのです。だから、わたすは「負けた!」と歌い続けます。なんだか巨大な、どうしようもないものに「負けた」感覚がずっとあります。でも、それは決してネガティヴなことじゃない。あの巨大なものに最後の一匹になったとしても屈するつもりはありません。オレは彼らのルールには従わない。そういう意思表明でもあるし、忘れられるようなことじゃないのです。能登と同じようにね。 あー、こういうこと伝えるとなんとなく気分がグレーになるので、今日書いた詩をのっけとく。 ———— 何も言わずに 空を見上げる 沈黙の底から 言葉を拾い集めている ずっと長い間 影をつれて 曲がりくねった道を 歩き続けている 血の中に流れる暗い力を制御しながら 日々や人生を創ってきたことや 抱きしめられたこと 愛されたこと 疑うことなく誰かの子供でいたこと それさえあれば なんとか生きていけたこと この世は生きるに値すると思うこと 思い出すだけで緊張して身体が固くなることや 死の予感や すぐに揮発していく口づけ 暗闇から抜け出したとき 世界という黒い穴が相変わらずそこに存在していたこと いくら愛の水を注いでも 底の抜けた花瓶に 花は飾れないこと 岩の上を歩いてゆくとき 勇気は決して金では買うことができないこと はじめは父と母が愛しあって 数億の兄弟たちと海原に飛び出したこと 最初の生存競争に勝って 数億分の1の奇蹟を生まれる前に起こしてきたこと すべて忘れるのさ なにもかも忘れるのさ すべて都合よく忘れていくのさ それが人間 その矛盾こそがニンゲン 与えて 奪って 自分の欲だけには貪欲で どんなときも奇妙な世界は転がり続ける 君がいなくても 僕がいなくても 乗り越えるのではなく くぐり抜けていこう 決してあきらめることなく 物語を語り続けよう 掘り起こされるべき物語は他にもたくさんあるはずさ 裏切りも 堪えがたい痛みも 意味があったと思える日がきたら 失うことの幸福を誰かに伝えてくれ 何も言わずに 空を見上げる 沈黙の底から 言葉を拾い集めている 振り返らずに 影をつれて 曲がりくねった道を 歩き続けている ————- ロックンロール!   さて。いわき、長井で苗をお渡しする人のニックネームです。 9/19 いわき Music Bar burrows オリズルラン(小) やすぼんさん   … 続きを読む

カテゴリー: 未分類 | 4件のコメント

ash to ashes

9月18日 水曜日 晴れ 昨日は大都会(死語)東京にバイクで出向いて、いろいろとやらねばならぬことを。 大自然(死語アゲイン)阿蘇からの東京はキツいものがありました。当たり前か。同じ国とはとうてい思えない。 わたすの兄貴分、古いつきあいです、が来日中でして。お互い時間がないので、某駅前の花壇に座り込んでいろいろ話しました。トピックスはね。「死んでも葬式は必要ない」でした。期せずして同じことを考えてるのが笑えました。葬式するくらいなら生きてるうちに会っとけ。って。だから、お互い「今しかない」と思ったら会いに行くのです。 それ大事。だって、人間は100%死ぬからね。それはネガティブな思考じゃなくて、事実なんです。だから、会いたいと思ったら「迷わず今すぐ行け」って。であんたの灰を撒く役目は俺に言っといた方がいいと思う。ん?場所は?ハワイのあそこね。はい。りょうかい。やっとくんで。ところでUSAで散骨するのはリーガル?なに?超違法。 でもまぁ、わかった。やっとくんで。安心してね。笑。なわけで、僕はまだ死にまっしぇんが、たぶん死んでも葬式なんてしないんで、生きてるうちに会いにきてください。墓なんかも守る人がいないので、作りまっしぇん。死んだら、誰かの記憶に音楽だけ残ってるのがいいと思います。 で、彼とは同時多発的に同じことをやり始めるのが常。彼はブータンの山でオレは阿蘇の山で癒されていて、ふと見ると、パタゴニアの同じズボン(これ名品)を穿いてて、ほんとに嫌になっちゃうのでした。ははは。 それから、ちょいとともだちの家に寄りまして。もらっていただいた(元気だったはずの)苗が死亡寸前でございました。苦笑。嘘でしょ? なので、その人物に伝えました。枯れることから学ぶことはたくさんあるから、命が教えてくれとるんよって。でもね。なんで、枯れるかって。 あなたの目線で考えるか、植物の目線で考えるか。違いはただそれだけ。植物の目線で考えれば、どんなときに、どうして欲しいかわかるはずだよって。それが理解できればLIFEだって変わる。自分中心のLIFEにギフトは少ない。 昔はわたすもよく植物を枯らしてたんです。でも、ある日気づいた。 すべて、自分の目線だってこと。 今回、たぶん70を上回るくらいの鉢をひとつき、自動水やりシステムで育てなきゃいけなかった。それはなかなかの試練でして、陽当たり、風が通るかどうか、噴霧か点滴か。元の蛇口はひとつしかなく、そこから分岐していく仕組みなので、コントロールできるのは毎日水をやる時間と、その分数だけなのです。 一週間くらいかけて、植物の立場になって考えて設置しました。難しかったけど、言葉を話さないから、面白いんです。観察するとちゃんと訴えてくる。 それってLIFEにものすごくフィードされます。だから、怖がらずにもらってくださいね。枯れたとしても、その経験は必ず役立ちます。明日からのツアー。いわき、長井、吉祥寺のライヴでみなさんに差しあげます。 1. 種から育てたビワの苗木 2. オリズルランの苗木 3. 初心者でも失敗しないしっかり育ったオリズルラン の3種類あります。ビワがいちばん数があるので、当選確率高いっす。 ―――――― 応募方法 1. 参加するライヴ会場 2. ニックネーム(実名でも構いませんが、当選を発表する可能性があるので) 3. 欲しい植物の種類 を書いて hw.noregrets@gmail.com までどしどし応募してください。 時間迫ってるので、急ぎでお願いしまっくす。あ、もちろん無料ですよ。 たいせつに育ててきたので、できれば手渡ししたかったのです。この3本の公演を終えてもまだ余っていたら、郵送などの方法も考えてみますが、安全に届けるのは難しいだろうなぁ。誰か知恵貸して。 あ。それから。明日のいわきでちょーbigな発表をします!これはHWから、みなさんのこれまでのサポートへの「恩返しです。 苗木の当選は明日発表してから、いわきに行くことにします。

カテゴリー: 未分類 | 3件のコメント

植物

9月17日 火曜日 晴れ 帰ってきたら怒涛の日々。あたりまえか。都会での生活、放棄してたわけだし。自業自得。 昨日は馬車馬のように働いて、どうにか山で暮らしたツケを払い終えました。今日は東京に出向いて、人前に出られるように自分を改造したり(あまりにも山男ゆえ)、病院に行ったり、打ち合わせをしたり、外国からの訪問者に会ったり。 明日はツアーへの準備をして、いわき、長井、そして吉祥寺に参ります。 昨日、お伝えした植物たちへの申し込みが低調でしょんぼり、、、。みんなに喜んでもらえると思って大事に育ててきたんだけど、残念だな。花咲爺さん、盛り上がらないので、これで最後にするかもです。 植物と会話するのって、とってもいいんだけどな。枯らしてしまうのも経験なんで、ぜひ嫁がせてやってくださいな。めっちゃめんこいですよ。遠慮なくどうぞ。 いわき、長井、吉祥寺のライヴでみなさんに差しあげます。この3会場はクルマでの移動ゆえ、運べるんです。他会場は公共交通機関での移動になるため、残念ながら運べません。 1. 種から育てたビワの苗木 2. オリズルランの苗木 3. 初心者でも失敗しないしっかり育ったオリズルラン の3種類あります。ビワがいちばん数があるので、当選確率高いっす。 ―――――― 応募方法 1. 参加するライヴ会場 2. ニックネーム(実名でも構いませんが、当選を発表する可能性があるので) 3. 欲しい植物の種類 を書いて hw.noregrets@gmail.com までどしどし応募してください。 時間迫ってるので、急ぎでお願いしまっくす。あ、もちろん無料ですよ。

カテゴリー: 未分類 | 5件のコメント

都会に帰る

9月16日 月曜日 晴れ 昨夜遅く、湘南に帰りました。 自分の家に帰ったらほっとするのかと思いきや、頭が完全に大自然モードになっていたのか、家の狭さにびっくり。え!こんなに狭かったっけ。なんだか、社会復帰できそうにないな。笑。 留守にしていた間、心配だった植物たち。自動水やりシステムが機能しすぎて、庭がジャングル化。鉢で育てている植物たちが庭の土に根を張ろうと、懸命に。 嬉しくて、生命力のたくましさに呆れて、ちょっと怖かったです。 都内からこのエリアに引っ越した時、開放感を感じたんだけれど、もはやオレはもっと(ある意味)過酷な自然じゃないと自分ではいられなくなったのかもしれないっすね。 たいせつに育ててきた苗木くんたちもむっちゃ元気です。これからのライヴ、いわき、長井、吉祥寺のライヴでみなさんに差し上げたいと思います。たくさんあるので、運べたらいいんだけれど。 1. 種から育てたビワの苗木 2. オリズルランの苗木 3. 初心者でも失敗しないしっかり育ったオリズルラン の3種類あります。ビワがいちばん数があるので、当選確率高いっす。 ―――――― 応募方法 1. 参加するライヴ会場 2. ニックネーム(実名でも構いませんが、当選を発表する可能性があるので) 3. 欲しい植物の種類 を書いて hw.noregrets@gmail.com までどしどし応募してください。 時間迫ってるので、急ぎでお願いしまっくす。あ、もちろん無料ですよ。    

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

失われる一日

9月15日 日曜日 天候不明   北九州の港で横須賀行きの船を待っています。出航は日付が変わる頃。  一日中、船に揺られているので、blogの更新がままなりません。よって、予約投稿ってやつです。  阿蘇から北九州まで。できるだけ下道を通って、記憶を辿る旅をしてきました。これは多分にプライベートな要素を含むので、書くのは憚られるかな。笑。山を降りると、とんでもなく暑かったので、10時間のバイク旅はなかなかしんどかったです。お天道様の灼熱、信号で停まると1200ccのエンジンの灼熱。要するに上と下から焼かれてる感じっす。  まず、このエッセイを読んでください。  にゃんとなく、12歳の僕のアイオープナーだった筒井くんが読んでくれるといいなぁ、と思って書いたのが数年前。にゃんと彼は読んでくれて連絡をくれたのです。宇宙、ありがとう!  だから会いに行ってきました。そういえば、俺はギターを始める前は彼と無線に夢中になってたんです。なんで、そんな高価な機械を持っていたのか不明だけれど、夜中に彼と無線で連絡を取り合って「まるふじラーメン」に出かけてたわけです。  彼は「無線」のプロになっていて、おまけにすっげーバイカーでした。一瞬で50年前の関係に戻れるのって素晴らしいっすね。バイクに関しては彼の方がとんでもなく先輩なので、いつか九州を一緒に走れたら嬉しいっす。  さて。船の中ではたくさんの仕事が待っておりまする、、、。「いつ帰ってくるんですか?」ってメールが山ほど来てます。当たり前だよね。はい。帰りますよ。帰りますとも。明日の深夜には帰っているので、じゃんじゃん連絡ください。ただし、すぐライヴが始まるので、スケジュールはとってもタイトですが。

カテゴリー: 未分類 | 3件のコメント

都会に帰る

9月14日 土曜日 曇り   ひとつき山で暮らすこと。  あんなことをしよう、こんなことをしよう。頭は妄想で膨らんでいたけれど、とうぜんそんなに生易しいものであるはずがなく、労働に明け暮れ、ともだちと酒を酌みかわし、焚き火をし、羽虫にやられ、運動をし、山に登り、たくさんの曲を書いて、今日の深夜の船にバイクを積んで、丸一日かけて都会に戻ります。  素晴らしい日々でした。  自分でアクションを起こさなければ、なにも起きない。誰かが何かをやってくれるわけではまったくない。それゆえ、何でもできるようになっていきます。人としての生存のためのスキルが上がるというか。ナチュラルにいろんなものが壊れていくスピードより、自分の努力が勝ったとき、事情が逆転して、いい環境になっていきます。笑。元気がなかったともだちが元気になったり、欲や得が目的ではない人間関係がどんどん繋がっていったり。宇宙はちゃんと見ていてくれるんだなぁ、と。  なによりも。  たいせつなものと、そうではないものの見極めが簡単になりました。もう虚構はどうでもいい。そんなことにつきあっているほど人生は長くない。というのも、僕の曲や演奏は宇宙と繋がっているからです。僕はただのイタコ。「考えない」という精神の深みに到達できた日々でもありました。曲を書こうと奮闘するのではなく、いつも空っぽの器でいること。その方がはるかに大事なのだと。空っぽにしておけば、その器には水が注がれるのです。  そこに呼応して生きることは「謙虚」になるってことでもありました。おおまかに言って、エゴではなく愛に生きるってことです。そうすれば、大きな円環を生涯かけて描くことができる。そう感じています。  実は住処を探しています。いろいろ難題はあるけど、ここに住むのはありだなぁ、と。だって、子供の頃に「ここに住む」って決めたんだもん。笑。親父に連れられてはじめて高原の緑と目にした瞬間と今の気持ちは1ミリも変わりません。  インスタのストーリーズにいろんなものをアップしたのは、決して自分の充実した暮らしを見て欲しいからではありません。充実というよりは苦闘だし。笑。選択肢のひとつとして、責任を自分で取ることができるなら、こんな時代でも少しは自由に生きていくことができる。僕が自然から受け取ったそんな「励まし」をみんなにシェアしたかったのです。  ソロツアーで各地に行きます。会いにきてください。だいぶ、野生化してると思います。

カテゴリー: 未分類 | 1件のコメント

山に登る、アゲイン

9月13日 金曜日 晴れ   その道のマスターから阿蘇に登るルートを教えてもらったので、帰る前にチャレンジしてみることに。阿蘇五岳と言われるようにピークは5つあるんです。今日は高岳と中岳に登ります。  とは言ってもほぼド素人なので。一人だし、慎重に。前回「初心者向き」ってコースでもなかなかだったし、今回「中級」らしいし。  朝早く、バイクで家を出て、登山口へ。のっけから藪。道なんてないに等しい。傷だらけになって藪セクションを登り終えたら、岩。どこまでも続く岩の尾根、またしても劇的にハードなリポビタンD状態。前回の反省を踏まえ、軍手を買っておいて良かった。ほとんど四つん這いになって手の力を借りないと登れないのです。踏み外したら奈落の底だし。背中のリュックを1ミリでも軽くしたい。登山用のものは持っていないので、速攻買います。  普段運動しているので、スタミナに自信満々だったけど、登山にはあまり通用しない模様。10分おきくらいに休憩しないと心臓がもちまっしぇん。  ここは「バカ尾根」と呼ばれているらしく、心臓破りの難所として有名なんだそうで。どうりで、こんなとこ登ってんの、オレひとりだし。笑。道なんてなにもないんだけど、岩にときおりスプレーでマークをつけてくれてるんです。それだけを目印に這いつくばって登ります。人体にくっついてる蚊、みたいなイメージっすね。  でもまぁ、なんとか根性で登りました。これで4つの頂に登りました。阿蘇のこと、知ってるつもりでいたけれど、自分の足で登ってみると、より理解度が深まります。そして、久住のときも書いたけれど、ゴミ箱もないけど、ゴミひとつないのです。ほんとうに九州の登山者のマナーは素晴らしい!  山が岩だらけなのは火山だからなのかな?ここの山しか登ってないからわからないけど、登山ってこのクラスの標高なら、もっと平和なものだと思ってたけど、違うのかな?  頂上で食べたおにぎりの美味しかったこと。下山したところに超絶美味しい「ヨーグルトアイス」があるのを知っていたので、それをニンジンに下山。「中級」はなかなかにハードでした。でも、山登り、楽しい。人が少ないときに一人で登るのがむっちゃ楽しい。このエリアにはたくさん山があるので、ぜんぶ登れたらいいな、と思っています。ミヤマキリシマって有名な高山植物。春には満開になるらしいし。  疲れた身体に鞭打って、家に帰ってしこたま労働しました。遊びにくるともだちのために薪を割っておきたかったんだけど、タイムアップ。  この家の材木を提供してくれた林業のともだち、ゴンの父上が亡くなったので、バイクに乗って往復100キロのお悔やみに。この家の材はほぼ、父上とそのまた父上が育ててくれたものだから。彼らの仕事は結果がでるのに100年かかるんです。  もちろん喪服なんて持ってるはずもないので、なんとかしようと、ステージで着ていたTCBジーンズの上下。それが今日の正装。もちろん浮きまくってたけど、そんなことより大事なことがあるじゃん?  父から子へ受け継がれたもの。オレもたいせつに使って、この家をゴンの息子の世代に手渡したいって伝えました。  帰ってきて焚き火。  持ってる体力、ぜんぶ使い切った1日だったけれど、疲労困憊の中に一筋のひかりが見えてるのって悪くないです。

カテゴリー: 未分類 | 3件のコメント

もう一度、山へ

9月12日 木曜日 晴れ   昨日は自分でもびっくりするくらい働きました。  いろんな労働をしたけれど、完全にジャングル化していた「かつてあったはずの道」を15年ぶりに切り拓いて、向こうの景色が見えたときは嬉しかったな。大きな怪我もせず、愉しく過ごせたので、最後まで気をつけて帰ります。  にしても、温泉の蒸気で蒸すとなんでこんなに美味しいんだか。このあたりの温泉はどこでも無料で蒸すことができるんで、お出かけの際はぜひ試してみてください。素材の美味しさが地球のパワーに引き出される感じです。  今日は思い立って、もう一度山に行ってきます。阿蘇を縦走できたらと夢想しています。前述の畜産業のともだちがルートを教えてくれたんです。まるでこの世とは思えない風景が拡がっているそうです。楽しみ!

カテゴリー: 未分類 | 2件のコメント

山の生活、後半戦

9月11日 水曜日 晴れ   帰る日が近づいてきたので、再び作業着に着替えて労働の日々。  でも、遠く北海道から連絡が来て、遊びに来てくれたともだちが元気になったって、そういう便りに励まされます。この家、解体しなくてよかったって。  というのも、熊本地震でこの家は激しく被災して、とても生活できるような状況じゃなかったのです。住んでいないので、業者を見つけるのも、修復もすべて後回し。扉や窓が吹き飛んだまま数年間吹きっさらしのまま。ときどき、帰ってきては近所のホテルに泊まって、瓦礫の撤去から始めました。途方もない作業だった。  三年後に初めて泊まったときは嬉しかったなぁ。笑。今でも毎日、意地で雑巾がけをします。毎日バケツの汚水の色が薄くなっていくのが励みなのです。吹きっさらしになった影響がようやく消えそうな感じ。とはいえ、まだ手をつけられない部分もたくさんあります。山は手を入れないとジャングル化してしまうので、優先順位があって、手が回らないんです。てなわけで、昨日はジェイソンな1日。チェーンソーはさすがに怖いっす。  昨夜は畜産業の新しいともだちが来てくれました。これから登山の指南もしてくれるそうです。なにはともあれ、畜産業の人から話を聞くのは初めて。オレは質問魔と化して、その仕事の大変さを知りました。我々が口にしているものがこうやって生産されているのか、と。  今日は1日労働して、最後に温泉に行って、青森から送ってもらった極上の嶽きみを温泉パワーで地獄蒸しして、1日のハイライトにしようと思っています。

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

山に還る

9月10日 火曜日 曇り 骨の髄まで染み込んだ一楽のラーメンを食べて、大分県某山中の勝手に実家にちょっとだけ寄って、山に還りました。 秋の風の歌、満点の星空、せせらぎの音。何もいうことないっす。ここにいると、ほんとうにこころが穏やかになっていくのを感じます。 長崎、福岡。偉大な先達に感謝を込めて、某曲を演奏しました。オレが歌うのはどうなんだろと思ってたけど、いい曲って、歌い手を選ばないってことを知りました。 愉しんでくれたかな? 都会に帰る日が近づいてきました。ひとつき、なんてあっという間だったな、、。よく働いて、よく飲んで食べて、よく運動して、よく眠りました。あ、たくさん曲を書きました。 正直、ずっとここに居たいっす。    

カテゴリー: 未分類 | 4件のコメント