日別アーカイブ: 2014年2月16日

夜明けの歌

2月16日 日曜日 晴れ 僕の新しいアルバム。マスタリングを除いて、音に関するすべての作業を終えました。明日からはHWのリハーサルが始まります。これは「HW」の新しい音に向けてのものです。 随分とみなさんを待たせてしまっていること。申し訳なく思っています。でも、まずはこの3年間を詰め込んだ、僕のソロ・アルバムをみなさんに届けることになると思います。アナウンスまでもうちょっと待っていてください。 何度でも書くけど、僕にとって大切なことは、みなさんと同じ時代に生きているってことです。だから、今日はこの曲を聴いてください。何よりも寒い冬のうちに届けたかったのです。 この曲はミキシングを終えたところで、マスタリングという重要な作業がまだ行われていません。それってどうなのよ、と思いつつも、みんなの日々の中で聴いて欲しいと思ったのです。できたてで、湯気が出ているうちに。そして、みんなが雪の中にいるときに。 はっきり云いますが、ここからダウンロードすることもできます。でも、僕の音楽を好きで居てくれる人たち、サポートし続けてくれた人たちを信じています。繰り返しになるけど、まだ完成品ではありませんから、そのあたり察してくれると嬉しいです。 今後、どんどんアルバムを出すことは難しくなっていくでしょう。でも、僕はアルバムっていうものが好きなのです。だから、出来上がったら、みんなが働いた尊いお金で買ってください。どうぞよろしく。 新しい曲がみんなの日々で響いてくれたら、嬉しいです。 追記 音源は一旦撤収します。詳細は2/17の記述を。悪しからず。 ————————————————————- 冬の朝 written by 山口洋 冬の朝 陽だまりの中 その美しい目で 君は何を見ているのか 頬杖をついたまま なくしたものの行方さえ 彼女には分からないまま 十二月の 空は高く 風の中に甘く 枯葉の匂いがする 子どもたちが 公園を駆ける イノセントで無邪気な声が 光のむこうから響いてくる 冬の朝 運命は巡り あいつはかわりゆく すべてのこと 受け入れてゆく あれから いくつもの季節をこえ 悲しみには終わりがあることを あいつもどうやら知ったみたいさ 生まれてきたことを呪う 理由などないさ そんな暮らしのなかで 誰もがみな 夜明けの歌を 探している 冬の朝 風景は流れ 電車の窓ガラスだけが 世界と彼女を隔てている こんなにおく病なまま 年老いていくだけだなんて 考えたこともなかったのに 十二月の 空は高く 風の中に甘く 枯葉の匂いがする 膨れ上がった欲望のバブルが エゴの力に耐えきれず 破裂し続けるのを あいつはずっと見てきた 冬の朝 運命は巡り それぞれにかわりゆく すべてのこと 受け入れてゆく 何も起こらない日々より はるかに豊かなときを生きていると それぞれに言い聞かせている 何気なく また一日が始まり そして暮れてゆく そんな暮らしのなかで 誰もがみな 夜明けの歌を 探している 生まれてきたことを呪う 理由などないさ そんな暮らしのなかで 誰もがみな 夜明けの歌を 探している YH – … 続きを読む

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