日別アーカイブ: 2024年1月27日

社会実験

1月27日 土曜日 晴れ ミュージシャンって社会的地位がないに等しい(たとえば、僕には後ろ盾がないので、銀行はお金を貸してくれない)のに、妙にチヤホヤされるとこがあるんで、勘違いしやすいんです。 今回の取り組みも冗談みたいな名前でやってるけど、それを忘れないように「独自の」やり方で社会とコミットすることでもあるんです。シャチョーの社会実験。いろんなことが透けて見えてきます。 たとえば、郵便局。 これまでの経験からこれほど大量の郵便物ゆえ、通常は「本局」から出すところですが、わたすらはぜったいに町の小さい「特定郵便局」からしか出しません。いつか送った「江ノ島郵便局」も最高なんだけど、遠いんです。今回は量が半端なかったので、ロジスティックセンターから700メートルの距離にある漁師町を長年支えてきた小さな郵便局からだしました。局員さんは多いときで5人くらいです。 歴史もあって、おじいちゃん、おばあちゃんにもとっても優しくて、書き損じの年賀はがきを丁寧に交換したりしてて、ずっと前から地域のためにファンクションしてきたのがよーくわかります。いい光景なんです。 そこに現れるオレたちですからね。笑。でも、局員さん総出で僕らを窓越しに見かけた瞬間から取り組んでくれます。本局ではぜったいにあり得ないんです。勢い、こちらもぜったい間違えないように事前に仕分けしておこうとか、彼らに余計な仕事をさせないようにしよう、とか。こちらの精度も上がるんです。つまりみなさんに届いたものにはうちの町の郵便局のみなさんの愛も詰まってるってことなんです。 今回クリックポスト部門はいちばん若い女性がすべてチェックしてくれたって、あとから聞きました。ひとつだけ不手際があったものも、わざわざ電話をいただきました。なんだか昔はフツーだった「丁寧な昭和のJAPAN」がコンプライアンスを超えて生き残っていて、嬉しいんですよね。仕事って、プライドを秘かに胸に秘めて、こういうことだろって。 で。 残念なことも見えてくるんです。ほんとうに残念だけど。クレームも来ます。スタッフが対応してるんですけど、顔が曇るんですぐわかります。いったいぜんたい、どうやったらこういう言葉が書けるのかな、と思います。その人物が放った言葉によって正直スタッフも僕も傷つくし、30分はくらーいムードになります。ま、こんだけやんわり書いても、その人物には届かないんだろうけど。 お前だよ! でもね。これだけは伝えておきます。なにかでっかいトラブルが発生したなら、最後は僕が出ていきます。シャチョーですから当然です。僕には責任があるんです。逃げも隠れもしません。その言葉を僕に面と向かって放てるのかどうか、よーく考えてから言葉は選んだ方がいいですよ。その覚悟がないのなら、あなたのやっていることは暴力です。僕は可愛いうちのスタッフをなにがあっても守ります。あいつら僕の無茶なアイデアをひとつき以上かけて、具現化してくれてるんです。客だからなにを言っても言いってわけじゃないし、そんな人物に僕らの音楽を聴いてほしいとも思いません。ミュージシャンは客を選べないって?いえ、会場の雰囲気を著しく悪くする人物には出ていってもらいます。当たり前です。 こちらに落ち度がある場合はこころから謝罪しますし、お詫びの対応もマッハで全力でやらせてもらいます。ただし、暴力には屈しません! でも、その次には嬉しくなる言葉が届いたりして、にゃんとか立ち直るんです。 そういうこと、忘れずにいさせてくれてありがとう!って、みんなで酒場に行って、バカ話をして忘れるんです。ネガティヴな方にフォーカスしたら負けっすからね。 にゃんのために、この取り組みを始めたのか。それを忘れないようにね。みんなに明るくなってほしいんです。 こんな感じで、BADなこともあるから、GOODなことがひときわ輝いて見えるんです。どっちに歩いていくかって、そりゃGOODなことを宇宙に届けにいくに決まってんじゃん。 みんないい週末をね! 何度も書くけど、クリックポストは週末にも届きます。普通郵便は週末はお休みです。なので、「お年玉」が先に届くこともじゅうぶんにあり得ます。その場合、内容物に「お年玉」って書いてあります。「うわ!注文したものが届かない」ってアマゾン的な発送ではなく、3個口に分けて届くこともあるんで、週明けまで問い合わせは待ってくれると、うちのスタッフが助かるんです。お願いね!    

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