月別アーカイブ: 7月 2024

day#014、沙流川から二風谷へ

7月20日 土曜日 晴れ   控えめに言ってもバイクの旅は危険極まりない。コケたら、タダでは済まない。自分に落ち度がなくても、センターラインを超えてくるクルマだってあるし、北海道は信じがたい運転をするドライバーがいたりもする。  装備も面倒くさい。間違えたら地獄のように暑かったり、寒かったり。ちょうどいい装備を身につけるのが難しい。荷崩れしないように積むのも面倒くさい。鹿アタックもキツネアタックも、なによりクマアタックが怖いけど、今日は虫アタックの怖さを思い知った。あれはほぼ弾丸。痛いなんてもんじゃないし、ぶつかった瞬間に破裂するし。  今回、ソロツアーもやっていたので、楽器や本を2セット用意して、交互に会場に送っていた。それもまたなかなかの手間だった。楽器がなかったら、アカペラだしね。  それでもバイクで旅をするのは、好きだから、としか言いようがない。簡便ではないその全てのプロセスが好き。すべて自分の責任だし。うちの奥さんには「事故ったら離婚」と言い渡されてる。そりゃ、そうだよね。  昨日、小樽ですごい光景を見た。アジア系外国人の女性がホテルの駐車場の係員にアンビリーバブルにキレている。母国語と英語とカタコトの日本語で。オレ、人生であんなにキレている人を見たことがない。聞けば、機械式駐車場の順番を一組間違えただけ。係員はもはや青ざめている。なのに、彼女は攻撃をやめない。さすがに許し難かった。英語でやんわりと「郷に入りては従いなさい」と伝えたら、彼女は日本語で「このクソ野郎!」と言った。  こういうのが嫌なんだよね。言っとくけど人種差別ではないからね。この人物が酷すぎるだけ。なので、午前中ずっと気分が悪かったよ。  バイク乗ってる人にもひどいのはいるけど、みんな危険を感じてるから、すれ違うときに挨拶をする。そういうの、いいね。函館までのフェリーで一緒だった岩手のおじさん、岩内でばったり会った。定年して、一人で旅してるんだって。いい顔してたな。十勝岳温泉ではセローに乗ってる女性とともだちになった。北海道を一周するのが夢だったんだって。  クルマと違って、全方位的にいろんなことを感じる。谷やトンネルで空気が一瞬にして変わるのはクルマじゃわからない。農薬が散布されてる畑もすぐにわかる。  いつも思う。プロセスが大事だって。プロセスを大事にしたなら、結果はおのずとついてくる。いつ、バイクを降りるのかわからないけれど、夏の間は北海道にいたい。でも、地球の温暖化は思ったよりも進んでると思う。蒸し暑い北海道なんて、これまで経験したことすらなかったんだけれど。  今日は雨だから、世話になったやもめのトミーにご飯を作る。笑。ほんとうに、ともだちがオレの財産だと思う。  明日はずっと行きたかった沙流川から二風谷に行くつもり。萱野茂さんは中村晢さんと同じくらいリスペクトしてる。  トミーが帰ってきて30年前にオレたちが知り合った映像を見せてもらった、普段振り返ったりしないから、懸命に生きてる若者が映ってて感動したよ。これはみんなに見てもらった方がいいね。

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day#013、北海道をあてもなく

7月19日 金曜日 曇り   北海道をあてもなく、人に会う旅をする日。  小樽ー銭函ー札幌ー栗山ー由仁ー占冠ー富良野ー十勝岳温泉ー旭川。320キロ。  言うことなし。  弟分のトミーの家にたどり着いた。  明日は幌加内方面へ。明後日は夢だった沙流川から二風谷へ行って帰ろうかな。

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day#012、北海道を旅する

7月12日 木曜日 晴れ なにかを決めることなく、なにかに縛られることなく、気が向いたままに、北海道を旅してみたかったのです。なにはともあれ、もう雨に打たれるのだけは避けながら。このバイクは雨に打たれると壊れるのわかったし。笑。 浜ちゃんち家族にお礼を告げ、函館を出発。今日のコンセプトは下道でトコトコ、行けるところまで。函館ー厚沢部ー乙部ー熊石ーせたなー島牧ー寿都ー尻別ー岩内ー泊ー仁木ー余市と走り抜けて小樽まで。時間にして8時間。距離にして400キロくらいかな。着いたときにはお尻が裂けそうなくらい痛かったけど。また知らなかった北海道を知ることができました。海、とってもきれいだった。とんでもなく豊かな海。原発を除いてはね。 今日のコンセプトは人、で行こうかな。笑。 ところで。ソロツアーの今年の最終分、シーズン4が発表になりました。詳細はこちらを見ていただくとして。 すでに発表されたものと合わせて書いておきますね。 —–シーズン3 #021 2024年9月6日(金) 長崎 ATTIC COFFEE second #022 2024年9月8日(日) 福岡 LIV LABO #023 2024年9月19日(木) 福島県:いわき Music Bar burrows(バロウズ) #024 2024年9月22日(日) 山形県:長井 鈴木酒造店 長井蔵 #025 SPC 27th Anniversary event 2024年9月25日(水) 
東京都:吉祥寺 STAR PINE’S CAFE —–シーズン4 … 続きを読む

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day #011、北海道に戻る

7月17日 水曜日 曇り   「おまえはバカか!」と言われながら。  北海道に戻ってきました。青森県弘前市から青森市に移動して、フェリーで函館に渡って、ホテル浜ちゃんへ。  最高です。  明日のことは明日考える。気の向くままにバイクを走らせる。できるだけ下道で。夢だったんです。  浜ちゃん一家が「ソロツアー、シーズン2完走ディナーを用意して待ってくれてました。最高です。ありがとう!!  あまりにも彼らの野菜が素晴らしいので、この夏、みんなに食べてもらえる方法を画策しています。

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day#010 ツアー完走

7月16日 火曜日 晴れ   10日目。  このシリーズ、#020。にゃんとか、完走することができました。青森県弘前市にて。  ほんとうのことを言えば、声持つのかな、とか。いろいろあったけれど、関わってくれた人たちの人間愛と音楽愛に支えられて、にゃんとか完走です。  還暦を機会に出版した本をってツアーなんです。最終日、見事にぜんぶなくなって嬉しかったっす。  旅人とそれを受け入れてくれる町。  こころからありがとう!

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day#009、青森県弘前市へ

7月15日 月曜日 晴れ さぁ、弘前へ。 なかなかに疲労が蓄積してきたから、おとなしくしておこう。札幌ー弘前って土地勘のない人にはわからないと思うけど、思いっきり遠い。昨日5時間って書いたけど、6時間かかった。 札幌は大都会。全般的に北海道のホテルの値段が無茶苦茶なのです。どう見ても5500円でしょってレベルのものが2万円くらいする。こういうのも微妙に疲労する原因。それぞれの職務の役目ってものを日本人は失わない方がいいと思う。 札幌ー函館ー新青森。ようやくたどり着いたら、アキラが駅まで迎えにきてくれた。嬉しい。 男どもで弘前イチの男飯を食べに(ごちそうに)行って、荷物の整理をする。いろんなものを家に送り返してるので、荷物が減っていくのが爽快。今日のライヴを終えて、手元に残っているものが、ほんとうにバイク旅に必要なものってことになる。 「日曜美術館」見てくれたかな?震災を乗り越え、伝統の技を今の時代に伝える匠たち。達観という言葉が適当かどうか不明だけれど、おそらく見つめているスパンが宇宙的なものだから、どうしようもない事実を粛々と受け止め、それぞれの創作の中で、ひとつづつ復興を果たそうとする姿に打たれました。 澄んだ目。それがすべてを物語ってた。 さぁ。今日はこのシリーズ最終日。弘前にて。ぜんぶ出し尽くします。ぜひ、来てね。

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#008札幌へ

7月14日 日曜日 曇り   ケンちゃんに迎えに来てもらい、千歳から由仁町を再訪。昨日、ライヴをやらせてもらったパザールバザールでカレーをいただく。  ここに移住するならともかく、店をやるなんて信じられないなんてことをMCで言ったけれど、前言撤回。お店はいろんな場所からクルマでやってきた人たちで満席で、なによりもそのカレーの美味さに悶絶。こりゃ、絶景の道中も含めてこの店の魅力だな、と思う。  パザールバザールの隣(と言ってもとっても離れてるけど)のお菓子屋さんで、おおはたくんがライヴをやったとのこと。というわけでこの道を「ラビッツロード」と命名。おおはたくんにも即連絡して、近いうちにライヴをやろうね、と。  浜ちゃん、ケンちゃんと旅した北海道の旅路が色濃く脳内に残っていて、札幌のステージでインスピレーションが絶えることはなかった。  言うことなし。  北海道。たくさんのインスピレーションをありがとう!たぶん、またすぐに戻ります。  さぁ、あと一本。今日は弘前に戻ります。札幌、弘前って近いと思うでしょ?ははは。在来線と新幹線を乗り継いで5時間かかります。

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day#007 由仁町へ

7月13日 金曜日 晴れ   昼過ぎにケンちゃんが迎えにきてくれて由仁町に向かう。  車窓がもうなんつーか、やばい。ザ・北海道。でも、こんなとこにお店はあるのか?そして人は来てくれるのか?  パザールバザールは田んぼと麦畑の真ん中にある。ここだ!と思った店主夫妻が函館から移り住んで店を始めた。建物は110年前に建てられたんだって。自分たちでリノベーションしたんだってさ。まじかよ?  移住したのなら、わかる。でも、こんなになんにもないところで店を始めようって、その心意気に感嘆。今や、予約しないと入れないんだって。  知れば知るほど、この店にいる人たちが好きになる。こころを込めて呼んでくれたんだもん。そりゃ、本気でトップギアに入れるでしょ。  もともと函館の浜ちゃんが繋いでくれたんだけど、こんなことでもなければ、由仁町を知らずに死んでいたのは間違いないわけで。そりゃ、損失だよ。ほんとうに。隣の栗山町の話も聞いて興味津々。明日はこれまた隣の岩見沢でうちの奥さんがフェスに出てるんだけど、オレはひとり由仁町フェス。  なんだか、むちゃくちゃ楽しい。いやなバイブスが一ミリもないんだもん。  人々もオープンに迎え入れてくれて、とっても美しい夜だった。  てか、オレ由仁町も、パザールバザールも、由仁町の人たちも大好きになった。釧路から弾丸で来てくれた青年は無事、サンバーで帰ったかな?心配してるよ。  また来るからねって。オレはアホだから、明日札幌に入る前にもう一回パザールバザールに行ってカレーを食べる。だって、ほんとに美味そうなんだもん。  でもって、ふらっとバイクで訪ねてこよう。  由仁町を知った人生。知らなかったことの10000000倍豊か。  みんなほんとうにありがとう!!!!!また明日戻ります。笑。

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day#006

7月12日 金曜日 晴れ 千歳市へ 函館のホテル浜ちゃんで死んだように寝る。 でも浜ちゃんちは農家なので、朝4時にはもう誰もいなくなる。おかんは82歳なのに、1日じゅう畑にいるのである。脅威的ですらある。まじリスペクト。 畑で採れた野菜がそのまま朝の食卓に並んでるのって、すごいことなんである。ここでは当たり前でも、わたくす的にはまったく当たり前じゃない。 寝過ごしたわたすのために、朝ごはんが用意されている。インスタを見た人は「ここはどこ?」と思うだろうけど、函館である。笑。決してスコットランドやアイルランドではない。 ところで、朝から浜ちゃんが慌ただしい。プロだというのに上半身裸で草刈りをして、チャドクガにやられたらしい。野生の虫は凄まじい。チャドクガ、調べてみたら恐ろしい虫なんである。あとで聞いたら、オレが収穫したブルーベリー畑にいるらしい。なのに、オレは半袖半ズボンで収穫に夢中。頼むよ!教えてよ!オレ、素人なんだから。笑。 浜ちゃんのチャドクガのやられ方が半端ないので、病院に行っていただいて、浜ちゃんのJEEPで送ってもらうはずの千歳への道はオレが運転することにする。それゆえ、インスタの写真、少なくてごめん。 函館から千歳への道は何度も走ったことがある。遠くてほとんど退屈だから、浜ちゃんにお願いして、高速には一切乗らず、下道をトコトコ走ることにする。 これがね、素晴らしかった。わたすが日頃から求めてる道はこういう道です。洞爺湖から支笏湖にぬけて、トコトコ2匹で走る。写真で伝えられなくて残念。 千歳に着いて、浜ちゃんとジンギスカン。そのあとバーに行ったんだけど、そこにいた23歳の彫り師のバイトの子が素晴らしくてね。目に光のある若者に会えて嬉しかった。はい。もちろん親御さんは年下でした。なので、擬似の父ちゃんたちとしては一杯ごちそうしておきました。 相変わらず、濃厚な旅を続けています。 今日は由仁町にあるトルコ料理屋さんでライヴなんです。わたくす事前の情報をあまり入れないようにしてるんです。先入観を持ちたくないからです。由仁町、初めてです。お店も初めてです。ライヴやる!って手を挙げてくれたんだそうです。嬉しいっすね! どきどきしつつ、愉しみにしています。今日は浜ちゃんに加えて、札幌からケンちゃんが援軍に加わります。由仁町と札幌は函館からKも助けに来てくれるそうです。 オレはともだちに恵まれてるなぁ。 ついしん 輪島で出会った輪島塗の職人、鬼平さんが以下の番組に出演されます。わたすも見ます。みなさんも是非! 【Eテレ】日曜美術館「工芸王国・石川に生きる」 7月14日(日)20:00~20:45 鬼平さんのことはこちらに。

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函館にて day #005

7月11日 木曜日 晴れ   バイクを弘前で預けたことによって旅のスタイルが180度変わった。  簡単に書けば、誰かの手を借りなければ何もできない人になったってこと。笑。  ならば、徹底的にそれを愉しむのも悪くなかろう。一宿一飯の恩義だけは忘れないように。  しかし、なんというか。同じ志を持つ人のところには同時多発的に同じ事象が起きる。  まずはネコ。  お世話になっている浜ちゃんの家には グレちゃん(かなりトラウマを抱えていて、オレは会うことすらできない)という先住ネコがいたのだが、この度マメちゃんという超絶やんちゃな子ネコが迎え入れられた。それに加えて、3日間浜ちゃんの家に通い続けたかわいいネコが浜ちゃん夫妻の心が折れて、ついに迎え入れる現場に立ち会ってしまった。笑。  愛なのだ。笑。  弘前の悪友ヒロシの店はもはやバーではなくネコバーとなっていて、本人もいったい何匹いるのか把握していなかった。  愛なのだ。アゲイン。  なんにせよ、うちにもネコはやってくるだろう。  次にバイク。  弘前のカズヤに預けていたバイク。弘前のバイク屋さんがわざわざ出張してくれたけれど、例の基盤のせいで手をつけることができず。カズヤがわざわざ青森市のハーレー屋さんまでバイクを持っていって直してきてくれた。涙。  持つべきものは友である。ちなみに、ハーレ屋さんにはバイクと除雪機が売られていた。  さて。一宿一飯の恩義。  浜ちゃんちのホスピタリティーはとんでもないのである。音楽、ご飯、寝室、ネコ、そこいらのホテルが束になっても勝てない。だいいち、家族フィーリングを味わえる。  朝、ブルーベリーを摘む手伝いをすることにした。なんといっても、いちばん簡単な収穫だと聞いたから。  これがね。とんでもなかった。数にして22パック。一粒として同じブルーベリーはないのだった。おかんの指導でなんとかやりきったけど、農業ってとてつもない仕事だってことを思い知る。  函館には温泉がたくさんあるから。おすすめの温泉に入って、いざ65周年の歴史を誇る想苑へ。  もはや、続けてきてくれたことに感謝しかない。7年の空白は来てくれるオーディエンスが入れ替わっていて、なかなかに苦戦はしたけれど、感謝の気持ちはじゅうぶんに込められた。  贅沢な旅をさせてもらっていると思う。こんな旅をできるミュージシャンはいない、とも思う。  でも、浜ちゃんの家に帰ってきて、ネコと戯れながら。与えられた人生を「丁寧」に生きることについて話しあった。  それもまたたいせつな愛の形だと思う。  ありがとう、函館。たぶん、またすぐに(びっくりするくらいすぐに)帰ってきます。

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