日別アーカイブ: 2024年11月5日

ソロツアー32公演、完走

11月5日 火曜日 晴れ 横浜での今年のソロツアー、最終公演を終えて帰ってきました。 まず。 各地で開催にあたって尽力してくれた人々、足を運んでくれた人たち。こころから、ありがとう。願わくば、音楽がそんな人たちの日々の活力になっていたとするなら、それ以上の喜びはありません。 その上で。 昨夜はわたす的45年の歴史の中でも最悪と言っていい身体のコンディションでした。耳から派生した不具合は鼻から喉へ。それらがつながっていることを今更ながら知覚しました。嫌というくらいに。 数日前に飛行機の気圧変化で負った耳のダメージは回復するどころか歌う度に悪化の一途。ずっと膜がかかったままならまだしも、歌うと急に片耳だけ抜けたりこもったりするのです。ダイナミクスを命として演奏している僕としてはまったく強弱やピッチが判断できない地獄のような状況。声もぜんぜん自分の声じゃない。 さすがにこれは中止すべきか。悩みました。 でも思ったんす。第一義的に、最終公演中止ってのはない。次に、幸いと書いていいのかどうか不明だけれど、チケットの売れ行きも絶好調ではないがゆえ、おそらくわたすのことを深く知っている人たちが大半であろう、と。ならば、すべての引き出しを使って七転八倒する姿をお見せするのもプロとしてのひとつのやり方ではないか、と。 そんなことが許されたのも、オーディエンスとサムズアップのおかげです。表の音はまったく判断できない状態なので、サムズのエンジニアにすべてを任せました。耳で音を判断できないライヴってどんなんだよ!と思いながら、自分が体感する弦のタッチと喉の経験則を信じて演奏しました。怖かったです。 情けなく、地獄のようでもあったけれど、それでも少なからず聞き入って楽しんでくれていることにとても励まされました。とてもCDにできる状態ではないけれど、ライヴだからこそ伝わるものもあるのだと。 そんなオレを知ってか知らずか。前日、サムズでゲスト出演したCHABOさんから手紙が残されていました。ちょっと涙でたっす。力水として、ずっとステージに置いておきました。オレはね、こんな人になりたいです。 そんな時にりクエストを募るって、やめときゃいいのに、なんてこったい。苦笑。でも、どうせやるなら、困難な道を選んだ方がいいか、と。このツアーで練り上げられたキラーチューンを全封印して、すべてリクエストで構成しました。マゾか!無作為に選んで、ほぼ85%のリクエストには応えたと思うけど、見落としなどあったらごめんなさい。他意はありません。 最後に感謝を込めて、セットリストを記しておきます。 来てくれて、ありがとう!! 241104 横浜サムズアップ #032 総集編 1. 君を連れてゆく(1993) 2. SWEET HEART / SHE’S HURT(2000) 3. 誰もいない庭(2000) 4. MY FAMILY(1999) 5. OK by フルノイズ(1982) 6. 遊園地にて(1999) 7. STILL BURNING(2002) 8. 33(1997) 9. 愚か者の船(1996) 10. オリオンへの道(1995) 11. ファイティングマン(1997) 12. 冬の朝(2010) 13. 灯り(1992) 14. 親父(1992) 15. らんらんらん(1987) … 続きを読む

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