日別アーカイブ: 2011年6月5日

ジャックと豆の木、渋谷にて。

6月5日 日曜日 曇り エミ・マイヤー嬢と若きバンド。日本ツアーの最終公演、渋谷にて。 彼女(たち)はスポンジのようにいろんなことを吸収して、自らの滴さえも栄養に換えて、ジャックと豆の木よろしく、空に向かってすくすく、グングン伸びていく。たぶんツアー中に経験したのであろう、たくさんの「fear」。それすらもブレイク・スルーしていく姿に逞しさを感じる。「no fear」とか「no regrets」とか。そんな事を今更ながらに教えられる。 会場入りして、セットリストを見たなら、最後に「満月の夕」と記されていて、「おいおい、最終公演の最後の曲がそれ?」と思ったが、その気持ちが嬉しかったから、僕は何も云わなかった。ミュージシャンの仕事は奇蹟を起こすことだ。たとえ、それがもつれた奇蹟だったとしても、この困難な時期を生き抜くための「ひかり」を「リアル」に僕は受け取った。感謝MAX。 いくつになっても、音楽の道をまっすぐに歩いていけるのは、このような出会いがあるからです。エミちゃん、バンドの野郎ども、スタッフ、そして何よりもオーディエンス。本当にありがとう。 また何処かの空の下で。 僕も全力で生きます。それは多分、格好悪いことじゃない。

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