月別アーカイブ: 7月 2011

リハーサル

7月20日 水曜日 雨 23日の海さくらイベントのためのリハーサルを都内某スタジオにて。この日は僕がプロデューサーってことになってるのですが、プロデューサーの仕事とは何ぞや?それは何もしないことです。それぞれにキャリアのある素晴らしいミュージシャンなのだから、彼らが今演奏したい想いを尊重するだけです。多分、誰もリハーサルのスタジオで本気になる訳もなく。ははは。 三宅伸治さん(以下、伸ちゃん)はずーっと前から知ってるのですが、一緒に音を出したのは初めてなのです。何だかなぁ、ちゃんと共通言語があると云うか、伸ちゃん、ロックンロールはユニヴァーサル・ランゲージなのね。愉しかった。てな訳で、23日、まだ若干の席があるそうです。観たい人は急げー。 ずっとスタジオに居たので、これから台風情報を調べて、福島県相馬市に向かいます。じゃあ、みなさんの気持ちをじじばばに伝えてくるぜー。

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慌ただしい日々

7月19日 火曜日 暴風雨 慌ただしい日々。考えてみたら、イベントと云うものに出演することは多々あれど、それを主催することなんて多分初めてな訳でして、ましてチケット制ではないし、遠く離れた場所のことだし、お客さんはじじばばメインだし、収容しきれなかったらどうするんだ、とか、天変地異が起きたらどうやって誘導するんだ、とか、エトセトラ。極めつけは300人分の米はこれで足りるのか、とか。まったく何やってんだ、俺。普段、我々は裏方のスタッフに乗っかって、大名のように行動してただけだってことが、よーく分かりました。エクセルで行程表も作れないオレ(作れるようになりたくないけど)。結局のところ、気心知れたスタッフを総動員して、手弁当で手伝ってもらいました。ありがとね。やれることはすべてやったはずなので、後は野となれ山となれ。7/22の福島県相馬市でのイベント、僕の役目は。運転手、使い走り、笑顔&なごませ係、再び誰かの運転手、市長接見係、音響補佐役、ちょっとだけシンガー、撮影補佐、エトセトラ。こんな感じです。 空いた時間に他のイベント用の曲を覚え、ミキシングを続け、暴風雨の中を走ります。海が観たこともないくらい荒れ狂っていて、マラソンコースは途中から「高波のため通行止」。それでも走ってるバカは僕くらいですが、悪天候フェチとしては、この風景たまらんのです。まるでスコットランドの孤島を走ってるみたいです。明日、リハーサルを終えて、僕らは福島に入ります。みなさんのたっくさんの気持ち、相馬のじじばばに伝えてきます。ありがとう。

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諦めないこころ

7月18日 月曜日 曇り いやー、素晴らしい試合だったね。スポーツ観て、心震えたの、久しぶりです。両チームに大拍手。 最後まで諦めず、仲間を信じて走り続ける。本当に最後まで諦めなかった者だけがミラクルを手にする権利を与えられる。アメリカチームも凄かったし、女性は凄いね。何はともあれ、僕が一番感動したのは、ワールドカップの決勝であるにも関わらず、両チームのプレーが美しかったこと。美しかったってのは泥臭くないってことじゃなくて、ラフプレーがなく(最後のレッドカードは仕方ないと思う)、レフェリーにたてつく選手が居ないどころか、同じサッカーを愛する仲間としてリスペクトしていたところ。多分、男子と違って、多額の金が動いていないから、というか、本当にサッカーが好きじゃないとやっていられない状況の中で、諦めることなく、彼女たちが努力を続けてきたからなんだろうね。「感動をありがとう」なんて言葉がまた蔓延するんだろうけど、僕らはあれだけのことを教えてもらったのだから、なでしこリーグに応援に行くとか、自分の目の前のことに全力を尽くすとか(今日の僕らの場合は300人の炊き出しに、米はどれだけ必要なのかってことだったけど)、何かに繋いでいかなきゃと思う。 彼女たちは震災のことも少なからず背負っていたんだろうけど、悲壮感をまるで見せなかった。PK戦の前に、笑っている彼女たちを観て、これは勝つかも、と。いやはや、天晴。ありがとう。 よっしゃー、僕は自分のことを集中するぞー、とスタジオ作業の合間に海沿いを走りました。台風の影響で、かつて観たこともないほど、怖いくらいに海が荒れていました。これが福島を直撃したら、どうなるんだろう。それてくれることを祈ろう。

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ミキシング

7月17日 日曜日 晴れ 朝から晩まで仕事場にこもってミキシング作業。何だか、凄いものが出来つつあります。もうしばらくしたら、何を作っているのかアナウンスできる「はず」です。唯一の息抜きは海辺を上半身裸で走ること。たくさんの人々がバーベキューを楽しんでいたけど、その煙に巻かれながら独りでガシガシ走るのも、それはそれで悪くないです。

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ボヘミアン・ブルー

7月16日 土曜日 晴れ 86年にチェルノブイリで事故が起きたとき、事の重大さにおののき、そこに暮らす人々の心配をしながらも、「ソ連に暮らすことは大変だなぁ」と何処か対岸の火事のように思っていた日本人も少なくないだろう。ところがどっこい、今目の前で起きていることは、それを遥かに上回ろうとしていて、この25年間に我々は着々とスポイルされ、自分の頭で考えない人間に飼育されてしまった。 僕にとって走ることは、何ものにも代え難い。何も考えずに、負のエネルギーを地球にアースしてもらう日もあれば、同じリズムで深く考察する日もある。もうレースなんてどうでもいい。誰かに規定されなきゃ走れないってことはない。食事をし、排泄し、音楽を奏でる。それと同じ地平に走ることは組み込まれた。っていうか、走ってないと確実に頭をヤラれる世界に僕は生きている。自分が保つことが難しい。 走りながら、考えた。僕に子供が居たとして、福島に住んでいたらどうするだろう。具体的な言及は敢えて避けるが、ただじっとそこに住んでいることだけはあり得ない。誤解のないように、僕はそうしている人を批判しているのではない。自分だったらどうするだろう。そう考えることなしにこの問題には向き合えないからだ。 今日もまた、ある映像が被災地から送られてきた。正直、もう観たくないのだ。でも、観なかったら自分が後悔する。だから、観る。ここで語られていることは、ほぼ真実だろう。ある種、稚拙な番組であるがゆえ、リアリティーがある。僕は無駄に怖がっているのではない。どちらかと云うと、怖いと感じることは殆どない。ただ、福島の子供たちの10年後、20年後が本当に心配なのだ。彼らには何の責任もない。それはこんな世の中にしてしまった僕らにある。ただ自分のことだけを考え、無意味に怯えるのではなく、現実を出来る限り知って、未来を創造しようじゃないか。不可能だ、とか、俺には関係ないとか、あんたはウザイとか、云いたい奴には云わせておけばいい。勇気のない智慧なら、僕は要らない。智慧のない勇気なら、君は要らない。ハレルヤ、ボヘミアン・ブルー。 追伸 今日のマイルスの呟き。 「一歩づつ前進するようにがんばり続けるだけだ。そうだ一歩づつだ」。マイルス・デイビス。

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絶賛ミキシング中

7月15日 金曜日 晴れ スタジオにカンヅメで絶賛ミキシング中です。果たして作品にすべきなのかどうなのか、それも判断しつつの作業です。でも、思うことは、バンドって、人力って、本当に凄いエネルギーだなぁ、と。演奏が荒いとか、モツれてるとか、もはやそんなことはどうでも良くて、何か伝えたいことがあって、充分大人になっているはずなのに、まったく冷静になりきれない、溢れてて、はみだしてる何か。それって素敵、と思うのです。この時代にかっちりしたものを創る必要性なんて何処にある?と自分たちの演奏に教えられている。そんな日々です。 追伸「海さくら」主宰の古澤くんからメール。7/23のイベントで、オーディエンスにはちまきを配りたいのだと。体育祭かよ。つー突っ込みをする前に、意味不明であったとしても、情熱が溢れてる人、僕は好きです。

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特大級の感謝と大切なお知らせ

7月14日 木曜日 晴れ えー、オールナイトのスタジオ作業と平行して、なでしこJAPAN、観てました。睡眠不足です。彼女たち、素晴らしかった。こんな日本人の表情、久しぶりに観た気がする。圧倒的な体格のハンディーをアジリティーという武器で乗り越え、最後まで諦めず仲間を信じて走り続ける。そして相手や観客への礼節を忘れないところも素晴らしかった。ちょっと涙出たぜ。真剣に生きてる姿って格好いいね。 今日はお伝えしなきゃならない大切なことがたくさんあります。長くなります。ですので、時間のある時にゆっくり読んでください。最後までよろしく。 —————————————————————————————————— まずは「ひばりさんフイルムコンサート」のBGMに関して。たくさんのアイデアをありがとう。本当にありがとう。みんながこのコンサートのこと、被災地のじじばばのことをこれだけ想ってくれてることが嬉しかったとです。頂いた意見をくみ上げて、現地で奔走してくれている福島県相馬人Mに振りました。彼は地元で代々続くレコード屋さんです。熟考してくれています。感謝max。 —————————————————————————————————— 次に。「my life is my message」vol.3開催のお知らせです。vol.1はHWで狼煙を上げましたが、遂に紅一点ヤイコさんの登場です。それから、ウルトラオカピー、おおはた雄一君も参加してくれます。云うまでもなく、HWもバンドで登場です。ラビッツ東京初見参、そこにヤイコ嬢が鳥になって加わり、魚さんが宇宙を加えて、バンド炸裂みたいな。音楽の底力をお見せします。多分、いつものライヴより少し長くなると思います。みんな来てねー。渋谷炎上、アゲイン。詳細は以下に。 Chloe red presents “MY LIFE IS MY MESSAGE” Vol.3 2011年9月20日(火) 渋谷・DUO Music Exchange 出演=HEATWAVE スペシャルゲスト=矢井田瞳・おおはた雄一 開場18:00 / 開演19:00 チケット料金=前売¥5,000 / 当日¥5,500 税込・ドリンク代別途¥500 チケット販売=7月23日(土)よりチケットぴあ、ローソンチケット、SOGO TOKYO WEB SITE、イープラスで発売 問=SOGO TOKYO 03-3405-9999 MY LIFE … 続きを読む

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教えてください

7月13日 水曜日 晴れ みなさんに質問があります。じじばば(愛を込めてそう呼ばせてください)のこと、職業上良く知っている人、あるいは同居している人、教えて欲しいとです。 7/22のひばりさんのフイルムコンサートの上映前に、炎の料理人たち(8人ぐらいが忙しい仕事を投げうって来てくれます)が前日から現地に入り、入魂の和の一杯がじじばばにふるまわれているのですが、その際、みなさんが「my life is my message」に寄せてくれたたくさんの写真。それをみなさんからのエールとして、上映してくれないかとオファーがありました。どうして気づかなかったんだろ、俺。そりゃー、どえりゃー素晴らしいアイデアだ。急遽、今回は帯同できない映像チームがDVDにまとめてくれることになりました。ありがとー。 でもその際、じじばばが「ほっこりする」BGMがどうしても思いつかんとです。って云うか、分からんとです。僕が選ぶと、どうしても大好きなチャーリー・ヘイデンになってしまうとです。たとえば、こんな感じとかね。 是非、アイデア教えてください。僕はもはや、じじばばと過ごした日々が遠すぎて、分からんのです。 追伸 昨夜、この映像にはまってました。みんなただのギター小僧みたいに眼をキラキラさせてんのが、微笑ましい。つーか、俺も混ぜてくれー。ダンエレクトロのギター、欲しくなっちゃったよ。高校生のとき、この曲どうやって弾いてるのか、分からなかったんだけど、そーだったのかー。 追伸その2 じじばばのほっこりする曲ってなんだーと、灼熱の海辺を上半身裸で走りながら考えてました。帰って、メールをチェックしたら、福島県相馬人Mより「大島保克君じゃー」と太字で連絡が。相馬に八重山の歌ねぇ。素敵かも。みなさんもアイデアで是非参加してね。よろしくです。    

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柔らかさ

7月12日 火曜日 晴れ 沖縄や八重山に行って、僕が救われるのはどうしてなんだろう。多分、だけれど、彼らの優しさがアイルランドのそれに似ているのも、共に複雑な歴史を背負っているからだと思う。あの酔っぱらいのバカちんたちが、慰霊の日には急に真面目な顔になり、心から音楽を奏でる。豊年祭はかなりの部分で命を賭けてる。「ヒロシにーにーがまた戦場に向かうのか、と複雑な気持ちで空港から見送りました」。そんなメールをもらった。大丈夫だよ。確かにこれは戦場だと思う。でも、僕らはそれを乗り越えなきゃいけない。 今年になって、ボロボロと身体が壊れ始めた。亜脱臼にヘルニアにぎっくり腰。よーく考えてみたら、これまでの無茶な音楽活動と、生き方の歪みに、身体が「もーやめてください」と訴えてる模様。こういうものは走って鍛えても、どうにかなることじゃないし、真剣に向き合わないと、やがて本格的に壊れる予感がするので、徹底的につきあってみることにした。 とにもかくにも。腰痛は恐ろしい。一度グキっと来た経験で、「もうすぐ来るぞ」っちゅーのが分かる。原因は長年のギターの演奏による身体の歪み、長時間の運転、そして身体が固いこと。生まれて一度も前屈で指がつま先についたことがない。ものの本を読みあさって、ランニングに合わせて、ストレッチを入念にすることにした。本当にわずかづつだけれど、身体が柔らかくなってきた。同じように、今だからこそ、心には柔らかさが必要だ。

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帰還

7月11日 月曜日 晴れ 滅多にないことですが、起きれませんでした。島の友人たちの見送りを受けて、石垣空港から東京に戻りました。身体は疲れているけれど、心は愛で満タンですたい。本当にありがとう。

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