月別アーカイブ: 1月 2024

佳境にて、たくさんお伺い

1月21日 日曜日 雨 いろんなことが佳境を迎えておりまする。 新年からトップギアで突っ走ってきたがゆえ、今朝は遂に起きることができませんでした。11時起床でございます。でもまぁ、身体が睡眠を必要としているので、それに従いましょう。 まず。 カモネギシャチョー企画ですが。本日中に「秘密のお年玉」の全パッキングが終了しそうなのですが、、、。ここに至って気づいた我々。これを先に送ってしまったら「頼んだものと違うものが大量に届いた」と混乱必至。汗。作業スペースを確保するためにやむなくこうしたのですが、完成しているのに送ることができないもどかしさ、、、。 シャチョー、スタッフ、ネコ、イヌ、キジ。一様に打ちひしがれております。アホなのか?どうやらそのようです。笑。 でもね、弱小NO REGRETS社にこれだけのオーダーをもらったことは励みになります。来週の水、木曜日あたりに全スタッフ(ネコ、イヌ、キジも)泊まり込みでの突貫作業を行う予定です。スペース確保のため、ある程度溜まったら即発送する予定なので、早いところでは来週末あたりから続々と到着するか、と。 もうちょっとだけ待っててね!   次に。 昨年末のHWツアー。シャチョー、京都磔磔と東京のライヴのミキシングも並行してやっています。OFFICIAL BOOTLEGシリーズはたいてい1月〜2月の半ばまでかけてミックスしているのですが、今回はひと月、かつ2会場ってことで、シャチョー必死にやっております。ほぼ同じセットリストなのですが、演奏と雰囲気がここまで違うかって。磔磔は熱くてなおかつ家庭的。東京はやっぱりアーバンな感じがします。東京のアンコール時のMCだけは聞くことなくすっ飛ばす予定です。笑。 えっと。みなさんに相談。磔磔公演は映像も撮影してあるんです。もちろんマルチで映像を残してあるんだけど、磔磔スタッフによるスイッチングが素晴らしくて、なぜなら彼らはハコのことを知り尽くし、愛をもって取り組んでくれているので、こんな映像撮れないだろうってものが記録されてるんですね。これを観て、ぜひ磔磔に行ってみてほしいんですよ。しかも来年磔磔50周年、HWは45周年だし。お祝いでリリースできたらなぁ、と夢想しています。(まだ企画段階なので確定してません)こちらでカメラを切り替えて編集は可能なのですが、あえて磔磔のスイッチングでリリースできたらなぁ、と。ライヴ感すごいっす。去年の作品より遥かに進化しています。(去年の作品を50回は観て、イメトレしたそうです) でね。いまどきこのクオリティーを伝えるのにDVDでは容量が足りなくなってきたというか、、。お伺いです。DVDとブルーレイとどっちが嬉しいんだろ?教えてください。これはモノとして残しておきたいので、配信はなしっす。 東京公演に関してはCDとしてリリースするかどうかはあらかたミキシングをしてから考えます。こちらも2023年の空気が如実に記録されているので。あー、60歳になった日ってのも、アリかもなぁ。   続いて。   ずーーーーーーーーーーっと製作に時間を要していたわたくすの本ですが、会場でフライヤーも見てくれた人もいると思いますが、今年の春には出せそうです。フライヤーに12/26から予約開始と書いてあったと思いますが、それは間に合いませんでした。すいません! これね。一生に2度と出せないクオリティーです。もともとは書店に並ぶといいなと思っていたのですが、すったもんだありまして、やめました。インディー精神で行った方がいいな、と。なので、自分で出します。長年僕らを応援してくれた人たちに確実に届ける方向にシフトしました。 詳細はあらためてお伝えするとして。「本を読むための音楽」ってCDがついています。 僕の役目は偉大な音楽を伝えていくことでもあるんです。 それを携えて、60歳ロックンローラー、2年かけて61ヶツアーをしようと思っています。4月スタートです。なんだろうな、伝える旅です。「Highway 60~61 Revisited」って名前にしようと。 自分の町に来てほしいってリクエストも受けてます。難攻不落で、一度も行ったことがなかった最後の都道府県、福井にもリクエストがありまして、遂に行けそうです。   もうひとつ。 来月頭のモーガンとのセッション。これ以外に2月は生で演奏する機会はありません。てなわけで、聞きたい曲があればどしどしどうぞ。両日ソロのパートもあるので、そこでやるのかモーガンとやるのかわかんないすけど、せっかく家庭的かつクリエイティヴな空気でできるんで、みんなのアイデアも聞いてみたいんす。2daysなので、参加する日程も書いてこのblogのコメント欄まで。 そんなわけで、フルスロットルで走ってる60歳でございますが、今年もどうぞよろしくお願いします。 MY LIFE IS MY MESSAGEのサポートのことは、進展があり次第こちらでお伝えします!タイミングを見て、現地に足を運んでみようと思っています。 ではではシャチョー、仕事に戻ります!   寒い日はこの曲、沁みるんだよね。大好きな彼も今や年下だよ。   … 続きを読む

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キレキレのオレ

1月20日 土曜日 雨 かつて一回だけあったのです。ある日、家から走りに出て思った。 「にゃんだ、この身体の軽やかさは!オレはカモシカか?」。 あのイメージが忘れられないのです。 その頃はどんなに暴飲暴食をしても身体にまったく変化はなく。激しい運動をしているのを言い訳に、毎日夜の町にでかけ、浴びるほど飲んでもぜんぜん大丈夫。 しかーし、時は経ち。そんな時代は終わったのです。 カモシカにはなれなくても、自分がキレキレでいられる数値は知っている。だから、そこを目指すのだけれど、これがね、とんでもなく難しい。ほとんどプロの力を借りる一歩手前まできてるけど、ありとあらゆる手を使っても、自分でそれを達成したいと思うのです。 なので、食べたもの、消費したカロリー。すべて把握しております。それでも難しいのです。数値上はうまくいくはずなんだけどね。そうならないのがニンゲンの面白さ。 つーか、なんでこんな努力をしているかと言えば。僕らは引退を自分で決断しなきゃいけないわけです。自分の思うパフォーマンスができなくなったら、即引退だと決めてはいるけれど、できるだけコンディションをベストの状態にもっていきたい。そこに近づけるためにはやらなきゃしゃーない。でも、タダの努力だとこころが持たないので、いろんな手を使って飽きないように取り組んでおるのです。 二兎を追うものって話だけど、追えるものは確実に一匹のウサギに限られてくる。それも悪くないんじゃないかな。   このところ、クルマの中でずーーーーーーっとWILCOの新譜がかかってるけど、とってもいいよ。アルバム、ぜひ買ってください。        

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days

1月19日 金曜日 晴れ MY LIFE IS MY MESSAGEのサポートの拠点にさせてもらっている金沢のメロメロポッチの熊野くんから連絡がありまして、現状を教えてもらいました。そこににゃんと、映画「杜人」で描かれた環境再生医の矢野さんがいらっしゃって、再生につながるアイデアを少しだけ聞かせてもらいました。破壊された現状から立ち上がる再生にはスピードも必要ですが、同時にヴィジョンが不可欠だと思います。「大地のドクター」の視点からのヴィジョンは僕自身、とっても聞いてみたいのです。 いろんなことがつながっていくなぁ、といつものように不思議な気持ちでいます。 梱包作業が本格化しております。HWロジスティックセンターはスペースに限りがあるので、大量の梱包作業を一気には行えません。みなさんからのオーダーがすごすぎて、早くもロジスティックセンターが破綻をきたしております。嬉しい悲鳴です。笑。にゃんとか、頭を使ってミッションを遂行したいと思います。もうちょっとだけ待っててね。今日中に「頼まれていないお年玉」の梱包が完了する予定で、いったんそれらは外部倉庫に運ばれ、スペースを確保して、いよいよ個別のオーダーに取り掛かるところです。   さて。 わたくす、止むを得ない場合を除いて、招待されてコンサートに行くことはありません。タダほど高いものはないのです。止むなく行った場合も楽屋に行ったりしません。ステージに立つってことがどういうことか身に染みて理解しているからです。演奏後、楽屋で笑顔で対応する余力があるなら、ステージで使い果たします。当たり前でしょ? だからライヴが終わって、こちらがボロ雑巾になっているときに「ひさしぶりーー!」なんてズカズカ楽屋に勝手に入ってくる輩(いるんです、これが)には若干の殺意を覚えます。こちらも大人なんで、もう怒りませんけど、あなたとはともだちにはなれません。そういうの、嫌いです。あなたに対応している暇があるなら、身を削って片付けているスタッフを手伝いたいのです。 地方の小さな町に行くことができるのは。できるだけスタッフを連れず、無駄な経費を極限まで削っているからです。勢い、わたくすの仕事は増えます。間違えず片付けて、次の町にいく準備をするのもシャチョーの仕事なんです。なにかを忘れたら、次の町での演奏に支障をきたします。だから、意外に気を遣ってるわけです。薄暗い状況でおまけに網膜ハクラーなんで、よく見えないんです。そんなとき、必ず声をかけられます。サイン?写真?喜んでやります。でも、ちょっと待っててください。集中して、マッハでやるので、その後だったら喜んで! ともだちのコンサートでも、自分でチケットを取って行ったのならただの客なんです。それがいいんです。かつてコレクターズが初めて武道館のステージに立った際。周囲はミュージシャンだらけでしたが、みんな当たり前のようにチケットをゲットしてきてました。わかってるなぁ、と感激したものです。彼らがどんな道のりの末にここに辿りついたのか、みんな身に染みてわかってるんです。んなもんタダで見れるかい!って。   今回。WILCOが来日すると。 久しぶりに観たいと思ったのです。裏技でチケットを取るのが嫌なんです。だから正攻法でいきます。ときどき、その体験をしていないと僕らのチケットを買ってくれる人の気持ちがわからなくなるじゃないすか。 先行なんとか。何度も申し込みました。ぜんぶ外れ。笑。 もう、行くのが嫌になってきたけど、それってぜったいWILCOのせいじゃないもん。この業界のせい。諦めかけたときに、ともだちから「追加公演でました」の一報。 ようやく当選。 でも、ここからが腹立たしい。「システム利用料」、それから「指定のコンビニに取りに行け」、「コンビニにも手数料払え」。むきーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!   怒ってんのは金の話じゃないんです。オレは音楽を楽しみたいだけ。このハイエナみたいな愛のないシステムが嫌いなだけ。 ってことは僕らのファンも同じ思いをして、コンサートに来てくれてるってことなわけで。ほんとうにありがとうです!!!!! オレは思うんです。こういうのに屈したくない。これは音楽の本質じゃない。 かつて、若かった頃、ためたお金を握りしめてプレイガイドに行って、座席表見て、アーティストの名前の入ったチケットをゲットして、どれだけワクワクしたか。送り手となったら、それを伝えるのも仕事だと思うんです。時代だから、と諦めたくない。 バンドのツアーはね。イベンターがいてくれる以上、そのシステムを使わざるを得ないんです。 でも、それ以外のときはちょっと考えます。少なくとも、この無駄な手数料を払わなくてもいいようにしたいです。 でね、小さなコンサートではメールで予約して、当日精算ってシステムがあるんだけど、これはこれで問題があって。当日になって、必殺「コロナで行けません」。こちらはなにも言えないキラーワード。でもね、その人のために席は確保されてるわけで連絡すりゃいいってもんでもないのです。中には連絡すらくれない人もいます。 なにが言いたいかというと。コロナやインフルは仕方ないんです。ほんとうにそうなんだろうと、僕もオーディエンスを信じます。 だから、お互いが誠実さをもってやっていきましょうってことです。せっかくの音楽なんだから、どっかの政治みたいな姑息なやり方はやめて、みんながおおらかに音楽を楽しめるよう僕らも力を尽くします。 なので、先日の「ラビッツ復活祭」は理想的でした。また企画します!   えっと。これはともだちが教えてくれたんです。ぜんぜん知らなかったけど、若くて音楽をやる喜びに溢れていて、とっても好きです。       もうひとつ。八代亜紀さんって、僕らが生きた時代のソウルを感じる素晴らしいシンガーです。歌って、スピリットが宿るんです。     … 続きを読む

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新春からの暴走のツケ

1月18日 木曜日 晴れ 新春からの暴走のツケが回ってきた感じではありますが、シャチョー、ここからあと山3つくらい踏ん張りどころでございます。 ライヴ脳と音楽を創る脳。どうやら使っている場所が違うらしく(音楽を創る脳の方が表層ではなく、深いところにある気がする)、音楽脳にたどり着くには静寂が必要なんです。なので、まずはやらなきゃいけないことをマッハでやりつつ、ミックスなどで音楽の深さに触れつつ、脳の深いところに到達したいと思っています。 にしても、新春からのライヴがソロではなく、友部さんとおおはたくんという素晴らしい個性と向き合えたのはとってもいい経験でした。その佇まいとか、存在によって引き出される自分があるんです。もちろん自己主張ではなく、調和を目指してるんですけど、その中でも引き出されるんです。 問題はこのような音楽にあんまり人気がないってことですね。体験してくれた人にはわかってもらえると思うんだけど、なかなかの空間です。でも、本人ですら、「あの感じ」を言葉で説明するのは難しいんすよね。。。 と思って、今回は少しだけ映像で宣伝してみたんだけど。効果なかったな。 でも、メゲずにやりますよ。やってることには確固たる自信があるので。来月頭にはモーガンと超絶至近距離ってのがあります。これからシャチョー業をやり終えたら、そちらに取り組みます。 土日だけの音楽ではなく、平日の普段着の音楽。生活の延長線上にあるもの。ほっこりするんだけど、すげー、みたいな。そんなものも目指しています。おじさん、がんばります。 ところで。昨日から「売り切れごめん!カモネギシャチョーの還暦だヨ!ひみつのお年玉付き新春びっくりセール2024(送料無料)!」のパッキングがネコの手を借りて、HWロジスティックセンター(名前は格好いいけど、要するに倉庫)で本格的に始まりました。 びっくりするくらいのオーダー。ほんとうにありがとうです。まずはシャチョーの独断による「頼まれてもいないお年玉」の製作に取り掛かっているのですが、お年玉を盛りすぎて、オーダーされた商品たちと同梱することが不可能になり、別送になりました。なので、楽しみにしているみなさん。封入忘れではないので、安心してください。送料無料と謳っている以上、送料が倍かかってもアホなものを送るのがNO REGRETS社のモットーでございます。 今回は勧められて、クリックポストってやつを使ってみます。その封入の限界に挑戦しております。 ちなみにお年玉はスタッフによってランダムにブツが封入されております。なので、稀にオーダーされた商品と同じものが入っている可能性がありますが、そんな場合はブツはHW布教活動にご利用ください!お年玉というからには旧商品だけではなく、新しく作ったものも入っておりますぜよ!福袋感覚で楽しんでください! にしても。すべての資材を発注、封入にはもう少し時間がかかりそうです。アマゾンの30倍時間がかかるNO REGRETS社ですが、愛は100000000倍込めておりますので、もうちょっとだけ待っててくださいまし。 おおはた先生の選曲。新譜出てるの知らなかったー!でも買えないー。      

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ラビッツ復活祭

1月17日 水曜日 晴れ   ラビッツよかったねー!観た人だけの特権だよ。  つーか、ギター2本のアンサンブルって、ほんとに愉しいんだよね。もちろん、相手がおおはた君だからそうなるんだけどね。あれはライヴ会場じゃないと伝わらない空気感だと思う。  正月から辛いことが多すぎたから、ド平日に足を運んでくれた人たちは幸福になって帰ってほしかったのです。ハコのみんなも協力してくれて、みんなに提供されたフードは店長が2日前から仕込んでたんだって。  いろんな想いが重なって、あの幸福な空間があったってことです。  ラビッツもまたやるし(不定期なのがいいと思う)この試みもハコと話しあって、またやってみようと思うのです。  来てくれて、ほんとうにありがとう!!!!!  さぁ、明日からカモネギシャチョーになるよーーー。

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ラビッツ降臨

1月16日 火曜日 晴れ おおはた雄一くんとの「ラビッツ」。1日限りのリハーサル。 14歳の誕生日に初めて親友からギターを教えてもらった日。彼の家にはギターが2本あって、一緒に弾いてくれたのです。自分が弾けたことより、一緒に演奏したことに深く感動したのです。ギターってすげぇ!って。胸が震えたのを今でも覚えています。 おおはたくんと演奏していると、その「最上級」の震えを体験できます。彼の演奏のタッチは国内最高峰だと思います。そこに僕のタッチが加わって、言葉で表現できないレベルの揺らぎが生まれます。 それは彼が繰り返してきた旅と僕が続けてきた旅との融合なんです。経験が合わさって描きだす風景。 自分たちで言うのもなんですが、かなり素晴らしいものです。 今日は大好きなハコ、スターパインズとの共同企画でもあって、仕事帰りにお腹をすかせたまま来てもらっても楽しめるように軽食と飲み物がついています。幕間の音楽も僕らが選んでるので、くつろげると思います。 ぜひぜひ、来てください。 極上の音楽って、たとえばこんな感じです。   Bill Frisell ~ Surfer Girl    

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ありがとう!!

1月15日 月曜日 曇り えっと、まず。 「売り切れごめん!カモネギシャチョーの還暦だヨ!ひみつのお年玉付き新春びっくりセール2024(送料無料)!」。 大盛況のもと、無事終了しました。シャチョーが明日までライヴなので、それが終わったらスタッフ、ネコの手も借りて大梱包、発送祭りにシフトします。 「こいつらアホなのか!」って感じでみんなにアホアホパワーをお届けしたいと思ってます。新年からの悲しい気持ちを少しでも吹き飛ばしてほっこりしていただけたら本望です。月末までにはすべての発送を終える予定なので、もうちょっとの間、ワクワクして待っていてください。 セールじゃない通常のオーダーは明日には発送します!! ほんとうにありがとう!!!

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誤解なきよう

1月14日 日曜日 晴れ 帰ってきました。 えっと、言葉が足りませんでしたね。すいません! 昨日の記述の中にあった「意味のない20万円」ってのは政府が被災した人に「貸し付ける」と発表した20万円のことであって、MY LIFE IS MY MESSAGEから送らせてもらった気持ちのことではありません。 な、こと書くわけないじゃん!んなこと書かなくても、「貸し付ける!」ってどーいうこと。住めなくなってるのに20万でどーすればいいっていうわけ!っつー、疑問と怒りを共有できるかとわたすが勘違いしてたってことです。基本、SNSのようにネガティヴなエネルギーを撒き散らすのが好きじゃないんです。それより、自分が行動するってことをこころがけてます。 わたしは完璧な人間じゃありません。日々これを書くのも、なるはやで伝えようということで、ライヴが終わって、片付けて、街のみなさんと懇談して(もう酒は飲みません)、午前2時近く(だったかな)にホテルに帰って、それから書いて、朝イチ夜明け前の電車で帰る、みたいな生活なんです。 なので、わたすがそんなこと書くわけないじゃん、ってところは理解してくれると嬉しいです。甘い?そういう抗議の連絡って、ちょっと疲れます。僕も気をつけるんで、よろしくね! 今もMLIMMにはたくさんの気持ちが寄せられています。寄せられるってのは信頼されてるってことだと思うし、正直、荷が重く感じることもあります。でも、善きこころを循環させるのが自分の役目だと思っているので、できることを常に最大限にやりたいと思っています。 ご理解ください。 えっと。くどいかもですが。僕は熊本地震で山の家が被災しました。半壊という認定でしたが、建築士によると全壊でした。壊そうかと思いましたが、なんとか踏みとどまって修復しました。ちなみに壊すにもお金が必要で、業者を見つけるのも被災者だらけでたいへんなんです。元通りにするにはとんでもない金額がかかるので、それは叶わなかったけれど。 いろんな申請が必要で、受けることができたサポートは固定資産税の減額(20%くらいだったかと)だけでした。僕は福島と関わっていたので、その扱いの差異に顎が外れそうになりました。だから20万円では焼石に水だってこと、身を持って知っています。 それでも直すと決めたのなら、やるしかないんです。 もうひとつ伝えておきたいのは、役所の人たちもほんとうにたいへんだってことです。手続きの際、彼らの顔に浮かんだ消しようのない疲れを見て、自治体に頼るのではなく、自力でやろうって思いました。ちなみに、数人役所の方は自死しました。そのくらいの重圧がかかってるんです。とくに責任感の強い人には。 そんな中で。 困っている人たちの背中を押すのはお金はもちろんだけど、気持ちです。今、僕が福島に行って町の人となにを話しているかって、彼らは地震、津波、放射能、噂、欲望、エトセトラ、、、、、。おおよそ信じ難い経験を経て、今があるんです。決して諦めなかった彼らがその経験を伝えることが、いちばんの力だと僕は考えています。昨日もたくさん話を聞いたけど、彼らが「あの日」のことを語るとき、「今日」こうやって音楽を楽しめる日がくるなんて、まったく考えられなかった、と。 どういう形になるか不明だけれど、実現させたいと思っています。   ついしん 復興酒「甦る」。今年は311を待たず前倒しで販売し、売りあげを能登地方に寄付することになりました。みんな買ってね!!    

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一本道、いわき市にて

1月13日 土曜日 晴れ あの「一本道」を初めて生で聞いた。体験した。 楽屋に戻って、友部さんに聞いた。「あの曲、いくつの時に書いたんですか?」。「21かなぁ」。にゃんと52年前に書かれていた。半世紀超え。 でも、まったく古くないどころか、今の歌だった。今年一番寒かったいわきで。1万とんで30人のアリーナを埋め尽くしたオーディエンスの前で。 仙台ーいわき。得難いレジェンドとの旅だった。旅の間に決まったんだけど、次は「関西で」待ち合わせるからね。 いわき。また3月に戻ってきます。CHANOちゃんと明星。これまたすごいよ。ぜひ。 今日、僕が話した人たちは、13年前に絶望で明日なんかぜんぜん見えなかった。その話をあらためてたくさん聞いた。でも、今夜彼らは音楽をこころから愉しんでいた。だから、その経験を光として今、苦しんでいる人たちに伝えてほしい。意味不明な20万円より、彼らにとっては希望の風になるはずだから。 いわきから仙台まで。常磐線ではなく、6号線の道。そこから山形まで。そこをコンパッションの一本道で繋ぐことが今年の僕の大いなる夢。    

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涙のシニア割

1月12日 金曜日 晴れ   僕の脳味噌は単純な男脳ゆえ、同時に二つのことができません。ただし、集中力は凄まじく、ひとつの物事をマッハで処理することができます。  正月から続く状況がキャパを軽く超えてまして、マッハで突っ走ってたのもあって、早くも息切れ。笑。旅先の方がスイッチを完全に切ることができます。申し訳ないけど、休む、というより、気絶。笑。  よーく寝たのでかなり復活。  切り替えるには運動が一番なんだけど、昨日の仙台は氷点下。下手にランニングしようものなら、肉離れしそうだったので、街の探検も含めて、朝からずーっと歩いて、思いついたことを記録。フィジカルなアイデアって悪くないのです。僕の場合、机上からもたらされたものよりはるかにいい。  観たかった映画をやっていたので観ました。仙台なのにばったりともだちに会いました。チケットを買ったらシニア割でした。哀しかったです。周囲はリタイヤした人たちばかりでした。アーメン。  映画は、、、、。コメントは差し控えます。モノを創るのにはカネがかかります。口出ししなくても、出資者のバイアスがかかります。大手の広告代理店が絡むとそれがさらに顕著になります。隠しても、そういうことが透けて見えてきます。モノを創るのはヴィジョンの次に集金です。たいていの場合、エグゼクティヴ・プロデューサーという肩書きはその人物が一部「出資」したことを意味します。なぜその人物が金を出したのか、あるいは出さざるを得なかったのか。エンドロールを見ながら、なるほどな、と思うことはよくあります。  昨日のJCですが。たくさん反応があったのと、今日もまたいわきでJCを使うことになると思うので。  苦手な理由はトランジスタ・アンプ特有の冷たい音ですね。トランジスタの場合、特にhighに顕著に現れます。ブライトスイッチを押そうものなら、さらにひどい。気持ちよくない。冷たいというより痛い。  昨日マーシャルが嫌いだって人がいましたが。僕も嫌いです。小さいコンボアンプには好きなものもあるけれど、一度やむなく使って、終演後吐きました。まじで。  話をJCに戻して、と。なので、highというかトレブルを思いっきり下げてもはや機能しないようにする。ディストーションのつまみをあげた音もひどいので、それもゼロ。自分の持っている歪み系のエフェクターのいいやつだけは挟んで、それで歪みとトレブルを調整。あとはタッチでなんとかするって感じですかね。僕はまだJC初級なんだけど、周囲でやむなく使ってるともだちを見てると、みんなトレブルは劇的に下げてますね。ウィルコ・ジョンソンにいたってはゼロだったって話が残ってます。  なんで、単純に音をクリアに増幅する道具としてJCを利用して、歪みとトレブルはエフェクターで作って、あとはタッチで表現するって感じです。あいつは冷たい音がするやつだって、割り切って付き合う彼女、みたいな。すいません。  あと、タッチで本気の強さを出したとき。表現してくれませんね、、、。そこをクリアしたら、JC3級くらいにはいけそうなんだけど。未だ初級です。笑。来週、JCの名手、おおはたくんに会うので、聞いておきます。  夜はこの街を音楽で豊かにする方法を話しあってました。ハコがあって、スタジオがあって、レーベルがあって、ローカルミュージシャンがいて、オーデイエンスの生活の中に音楽がある。それを目指して同輩たちがどう生きればいいのか。  目の前には問題点しかないけど、それをやるのか、やらないのか。継承するのか、しないのか。前述の映画のように易きに流れるのか抵抗するのか。  やるでしょ。やるしかないんだもん。  一滴も飲まずに飲み屋をはしごして話し合ったのでした。笑。わたくす2024年、未だアルコールを口にしておりません。友部さんに教えてもらったんだけど、ノンアルはキリンのみどりのやつがいいよって。添加物が入ってないんで、頭が痛くなりません。  そんなわけで、今日はいわきで友部さんと。  いわき。集客に苦戦することくらい最初からわかってるんです。でもね。行く意味があるから行くんです。その町の人たちが商売の前に町の文化のことを真剣に考えているからです。  だから、本気で関わって、届けにいくんです。メゲません。  でも、いつまでそれができるかは誰にもわかりません。だから、ぜひ来て欲しいんです。

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