月別アーカイブ: 3月 2024

嬉しい悲鳴

3月21日 木曜日 晴れ 全身強力筋肉痛。笑。 昨日は祭日でしたが、本局から発送したので、3/17午前中までのオーダーはすべて発送済です。本局がデカくて、駐車場から窓口まで運ぶのが、かなりの筋トレでした。やっぱり本局はクールで、何往復したとしても、手伝ってはくれません。それもまた人生。アーメン。 今日は3/20まで(昨日まで)のオーダーにとりかかります。ほんとうにたくさんオーダーしてくれてありがとう。今日中には発送できると思うので、到着を楽しみにしていてください。発送されるとスタッフからメールが送られます。関東だと翌日、遠方でも翌々日には届きます。レターパックは日曜祭日も配送されます。万が一、届かない場合もこちらで追跡できるので、メールから3日を超えて届かない場合は遠慮なく連絡してください。こちらにどうぞ。 あ、同時にOFFICIAL BOOTLEGも発送しています! 農家が丹精込めて作った野菜を出荷するときって、こんな感じなんだろうなぁ。何度も書きますが、この本はもう二度と作れないと思うので、3月いっぱい、すべての発送作業は僕があえてひとりで担当することにしました。なので、ガシガシ、オーダーしてください。シャチョーがんばります。 アッセンブリー作業、一瞬でも気を抜くと間違えるんす。点数が多いので。なんだか、やーな感触が残っている場合、かつての作業を再確認します。たいてい間違えていないのですが100回に1回くらい間違えてます。ヒューマンエラー。これは機械には勝てないっすね。でも、あえて業者に頼まない(ケチなんじゃないっす)のが我らの誇りなんです。本やCDを箱に入れる向きにも、開けたときの「玉手箱感」を味わってもらうため、こだわっております。笑。 シャチョー、筋肉痛もですが、もはや指紋がありません。誰かが指サックが老人感出してるって。あなた!やってみなさいよ、この大量の出荷。ときどき気絶しそうになるよ。笑。わたくす、いちおうギタリストでもあるので、指と手だけは守らないとね。 ところで、昨夜。 疲れ果てた自分にともだちが送ってくれた絶品の渥美半島のボンゴレを作って、ひとりごちていたら、ともだちのタカシ(そうです、昨年のMLIMMのyoutubeライヴでCHABOさんに連呼されていたタカシです)から連絡が。 「アニキ!ボックスにCDが入ってません!」。がーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。 やっぱりやらかしてたか、、、、、。瞬間、疲れが吹っ飛びました。NO REGRETS社に急ぎ再出勤。マッハで再送しました。でも、知り合いでよかった、、、、。 こんな感じでシャチョーはやらかします。ほんと、すいません。でも、NO REGRETS社、というか、わたくす、なにか落ち度がありましたら、マッハで対応します。ボックスには 1. ボックス 2. 栞 3. ステッカー(白、黒の2枚) 4. CD(本を読むための音楽) 5. 山口洋直筆のみんなの名前が入ったカード 6. 本 が入っています。ひとつでもなにかが欠けている。郵送状況が悪くて破損している。ないと思うけど、違う名前のカードが入っていた。名前が間違っている、エトセトラ。 不備があったら、遠慮なく、速攻連絡してください。こちらからどうぞ。 初回(3/31まで)の特典付き予約まではシャチョーが全責任を持って、迅速に対応します。 みなさんからblogのコメント欄に寄せられる感想の数々。この本の制作に関わったスタッフと共有しています。みんな、とても喜んでいます。なので、どしどしお寄せくださいまし。 より深く味わうために、インスタライヴや本で紹介した曲のプレイリストの公開などを考えていますが、なにせ、現時点ではまだオーダーが続いているため、アッセンブリーと発送でシャチョー、テンテコマイなのでございます。なる早で実施したいと思っているので、もうしばしお待ちくださいまし。 てか、「本を読むための音楽」。いいでしょ?あれを作るの、楽しかった。一切、演奏してないんです。あえて。通勤とか、料理とかにも使ってみてね。ランニングにもよかったっすよ。ランが映画みたいになります。笑。 てか、昨日のボンゴレ、美味かった。店出せるじゃなくて、流行るって思いました。笑。でも、オレの腕じゃなくて、アサリの美味さなんだけどね。毎年送ってくれて、ありがとう。オレにとっては春の便りなんだよね!いつか、彼に食べてもらわなきゃ。       わたくすが60歳になった日の実況録音盤。予約販売開始しております。 曲目はすべてリクエストにより構成されています。 オフィシャルストア「カモネギ書店」にて。 OFFICIAL BOOTLEG #011 20231226 (HWNR-034) … 続きを読む

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貫徹

3月20日 火曜日 曇り 朝イチ。配送業者からの電話が鳴る。「大量ですけど、いらっしゃいますよね?」。 配送先はNO REGRETS社ではなく、自宅だった。アーメン。オレがアホすぎる、、、、。どうしてって、うちにはものすごい階段がある。 自宅前で業者を待ち構えて、無駄に家に運び込まないよう直にクルマに積む。半分は業者と一緒に家に上げる。この時点で思った。これは筋トレだ。でも、わたすは引っ越しのバイトも肉体労働もしこたま経験済。60歳だが、まだまだいける。でも、マジで重い。一箱32冊なのだが、強者の業者でさえ、「二つは無理です」と。あはは。 先が思いやられる。わたすはミュージシャンだ。ツアーが控えておる。腰だけは気をつけよう。 狭いにもほどがあるNO REGRETS社は動線を考え抜いて片付けておいた。立ちっぱなしは仕方ない。でも、できるだけ上下運動を少なくするように。 作業を開始して思った。オレはなにをやってるんだろう?と。でも、今回は親父の形見の万年筆で書いた名前入りのカードが封入されているから、間違えるわけにはいかない。自ずと名前を何度も確認することになる。なんだか、訳もなく泣けてきたんだよね。いろんな名前があって、日本中北から南までオーダーがあって、決して安くはないこの本を手にしてくれること。あ、ヤマグチヒロシって人が2人もいたよ。 この作業は5人くらいでやる分量だと思うけど、スペースの都合で一人でやらざるを得ないってことは、「これまでお前を支えてくれた一人一人とちゃんと向き合え!」ってメッセージだと受け取ることにした。 なので、ほんとにこころを込めて作業したよ。「ありがとう!」って。インスタに動画アップしたけど、あれはオレが片手で撮影してるから、まぁデモンストレーションです。あんなにゆっくりやってたら、令和が終わってしまう。笑。 とか書くと、オレが全部ひとりでやってるみたいだけど、そんなことなくて。スタッフが入念に、おじいさんでも間違えようのない指示書と名簿を作ってくれて、それのおかげで作業できるんす。間違えても、かなり早期に気がつくシステムになってる。ほんとに感謝だね。 あ、それから特定郵便局のみなさんに深い感謝。いつもとんでもない量の郵便物を持ってくるオレたちを嫌な顔ひとつせず、対応してくれます。JAPAN万歳!100個単位でしかクルマに積めないから、何度も行くんだけど、局員さん総出で手伝ってくれるんす。涙。ありがたい。 20年前のオレだったら、こういう作業はスタッフがやることでしょってふんぞりかえってたけど、それは違うな。率先してやる方がオレはクールだと思う。 郵便局は17時に閉まる。滑り込みで間に合ったのはロットでいうと300番台まで。レターパックは祭日も配達してくれるので、関東近郊の人で300番より若い番号の人は今日届く可能性があります。って書いたら、湘南はにゃんと当日に到着してました! 深夜までかかって、3/17までのオーダー、すべてアッセンブリー完了。貫徹!本局は苦手なんだけど、祭日でも午前中は開いているので、出しに行ってきます。なので、3/17までにオーダーしてくれた人、楽しみにしていてください! でね。 ひとつひとつ、ほんとうに集中して作業しました。でも、ニンゲンがやったことなので、「絶対」ってことはないのです。ボックスには 1. ボックス 2. 栞 3. ステッカー(白、黒の2枚) 4. CD(本を読むための音楽) 5. 山口洋直筆のみんなの名前が入ったカード 6. 本 が入っています。ひとつでもなにかが欠けている。郵送状況が悪くて破損している。ないと思うけど、違う名前のカードが入っていた。名前が間違っている、エトセトラ。 不備があったら、遠慮なく、速攻連絡してください。こちらからどうぞ。 初回(3/31まで)の特典付き予約まではシャチョーが全責任を持って、迅速に対応します。 じゃ、楽しんでね!!

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決戦の日

3月19日 火曜日 曇り はてさて。 大袈裟に表現すると、決戦の日でございます。なにと闘ってるかって、自分の決めたことでございます。農家に例えると、収穫した大根を洗って出荷に備えてる感じですかね。違うか。笑。 わたすのような職業も第一次産業のように生きたいと志して、もう20年くらいか。自分の責任においてリリースするって意味では最後までちゃんと責任もってやり遂げたいんです。 そんなわけで、宅配業者が本を届けてくれるのをチキンになりながら、待っているわけですが、段ボールの総数を聞いて、ドン引きしました。どっしぇーっ!ひ、引っ越しじゃん!しかも、引っ越しの段ボールで一番重いの本じゃん、みたいな。あはは。 こういうこと伝えずにクールにやってるのが格好いいって説もあるけど、オレはもうその世界にはいないと思うんす。こころを込めて、仲間と作り上げて、汗水、鼻水たらして発送してるって方がオレはクールだと思う。どっちみち、アマゾンなんかに勝ち目はないわけだし。虚構の世界には興味がないし。 そうやって、届いたものを開封してもらって、こりゃぁどえらいなぁ、よーし私もがんばろう、と思ってもらえたら本望す。この大根、まじ美味いっすよ! てなわけで、シャチョーがんばります! ついしん プレイリストもインスタライヴもいまいちヒットしなかったので、一旦保留にして、まずはみんなに届けることに集中します。その後に考えるってことで。 でも、本が届いて、書いた内容と照らし合わせて偉大な曲を聞いてもらえたら、職業が伝承だと思ってるオレの本望なんだよね。 例えばカール・ウォリンガーの名曲、もっとたくさんの人に聞いてもらえるわけだし。考えておきます。        

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怒涛の発送週間と鶯の鳴き声

3月18日 月曜日 曇り さっき、ヘタっぴーな鶯の鳴き声が響いてきたよ。← インスタのストーリーにアップしといた。 弱小NO REGRETS社、怒涛の発送週間でございます。 今回、なにがすごいって、物量が多すぎて、仲間たちであるスタッフや、キジ、ネコ、ドバトなどの手を借りられないってことです。彼らが働いてくれるスペースをまずは確保できないんです。明日、本そのものが印刷所から到着するのですが、シャチョー自ら頭を使って、本を収納するスペースを考え抜きましたが、蓋を開けてみないとどれほどの物量なのか、重さなのか、想像もできず、モノに埋め尽くされたNO REGRETS社でチキンになっております。笑。 ちなみにその本を収納するボックスが先に納品されたのですが、宅急便のお兄さん、午前と午後に分けて、3回来てくれましたからね。NO REGRETS社には到底入りきらず、半分はアリの要領で自宅に持ち帰りました。ただいま、筋トレ部屋は本のボックス部材で埋め尽くされております。インディーズですねー!燃えます。売らなきゃ住めねー。 そんなわけで、まずはシャチョーが率先して、アッセンブリー後に出荷し、キジやドバトたちが働いてくれるスペースを作ることになりました。ゆえ初期ロットは(封入されたカードには僕の手書きで、レターパックの宛名部分には印字で)100%シャチョーの手作業による出荷です。あはは。こんなこともなかなか経験できないんで、楽しんでがんばります。 えー、その前に。OFFICIAL BOOTLEGがプレス工場から届いているので、本日先に発送します!なので、これまでにオーダーしてくれた人は今週中には届くか、と。 オレのハーレー屋さん、近所にありまして、気分転換にバイクでドドドと出かけていって、バイクの調整をしてもらいつつ、バカ話をしています。ついでにOFFICIAL BOOTLEGをハーレーで宅配しといたのですが、こんな感想をいただきました。   洋さん、CDありがとうございました。やっぱ、めちゃ良い音!グレッチ最高! ライブを生で聞いていた座席位置とはまったく違って、こんなことやってたのかーって、何だか感動 もっとハコの真ん中で聞くべきでした笑 毎年このライブ盤を車のCDに入れて、1年経ったら入れ替えるのが、恒例行事になってますわ ↑こういう感想、聞きたくて毎年リリースしております。嬉しいぞ、バイク屋! バンドの音はオレにはこういう風に聞こえてるって、感じでひとつきかけてミキシングしております。昨日も書いたけど、ヘクってるのもまた人生ゆえ、我らの盤は一切の修正は施しておりません。   わたくすが60歳になった日の実況録音盤。予約販売開始しております。 曲目はすべてリクエストにより構成されています。 オフィシャルストア「カモネギ書店」にて。 OFFICIAL BOOTLEG #011 20231226 (HWNR-034) “Triple Anniversary Tour 2023″ Live at duo MUSIC EXCHANGE (Tokyo) … 続きを読む

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SAKEと私

3月17日 日曜日 晴れ 春の匂いがするね。 とつぜんだけど、学生の頃、酒蔵でバイトしていたことがあります。ともだちの実家が酒蔵で、デザイン能力を買われて、ラベルのデザイナー兼、配達要員という謎のバイト。カタログなんかも作ったっけ。一升瓶が10本入った木の箱(20キロくらいある)を5段重ねでトラックに積んで北九州に配達するとか、酒粕のシーズンは1日中、樽の中に入ってスコップで出荷してる、とか。会社が現存してるなら、オレが作ったラベルもまだあるかもなぁ。 でも、特別に日本酒が好きになることもなかったんです。 2011年から福島と濃厚に関わるようになって、なんつったって酒どころなので、歓待され飲まされるわけです。でもって、飲まされる酒のグレードと量が半端ない、、、。この酒、こんな飲み方しちゃダメでしょ、みたいな。 その二日酔いたるや、想像を絶するレベル、、、、。飲んだオレが悪いんだけど。 いちばん酷かった日はホテルの自室からフロントまで降りるだけで精一杯。そこで生まれたての仔鹿になったまま、どこかに運ばれて丸一日動けない、みたいな。 以来、日本酒を受けつけなくなっていたのです。 ところが、昨年末からほとんど飲まないようになって。体質も変わったんだと思うけれど、今回の「甦る」は稲刈りにも参加しているゆえ、乾杯もしないってのはあり得ない。その道のプロフェッショナルにお燗をつけてもらって飲んだなら。 これがね。アンビリーバブルに美味しかった。土地と、土地の水と、甘さと深さと愛を感じた。芳醇な体験。 かつて世界中旅してきたので、その土地の酒がその場所にフィットしていることくらい知っていたけれど。日本酒がJAPANに合ってるってことを60の齢にして体感したわけです。こりゃ、どえらくとんでもない。土着なんです。← これいい意味でね。 体感すると俄然興味が湧いてくる。鈴木酒造の大介くんが教えてくれることを耳をダンボにして吸収。なので、今、麹と菌ブーム。菌はすごいぞ。その性格、聞いていてまったく飽きない。 SAKEはとっても奥深い文化。オレの3代前のマネージャーは秋田で「山本」って酒を造っています。やつはオレのマネージャーだったときは何の才能も示さなかったんだけれど、酒蔵を継いでからというもの、これまたどえらく素晴らしい酒を造っています。いつだったか、蔵を訪ねたら、仕込み中の酒にビートルズを聞かせてたな。 そんなわけで、考えてみたら3つの酒蔵を体験させてもらってるわけです。でも、それぞれに個性が際立ってる。 もうバカみたいに飲むことはないと思うけれど、晩酌でちょっとだけってのは、ほんとうに豊かな人生だと思うようになったんす。かように旅は固定観念を変えてくれるのが素晴らしい。日本酒の美味さを知らずに死ななくてよかった、とこころから思っています。 今年の「甦る」。半端なく美味しいんで、ぜひ!飲んでくれた分だけ能登の復興に役立てられます。 ————– 昨日、OFFICIAL BOOTLEG、プレス工場より届きました。検聴も完了したので、週明けから急ぎ出荷します。なにせ、本の発送もあるので。このシリーズ、毎年リリースしているのですが、バンドの進化と推移が如実にわかります。今年の盤は「確かに年を取った」おじさんたちが時代に向き合ってる感がよく表れてます。それゆえ、こころを込めてミックスしていますが、修正の類はいっさいやっていません。オレはね、ヘクってるところも好きなんです。ひとたび修正を始めるとあちこち気になって、結果整形美人みたいな音楽になるからね。 わたくすが60歳になった日の実況録音盤。予約販売開始しております。 曲目はすべてリクエストにより構成されています。 オフィシャルストア「カモネギ書店」にて。 OFFICIAL BOOTLEG #011 20231226 (HWNR-034) “Triple Anniversary Tour 2023″ Live at duo MUSIC EXCHANGE (Tokyo) “The Boy … 続きを読む

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days / inc 能登便り

3月16日 土曜日 晴れ 国内時差ボケを解消するのには「洗車」が一番です。雪道を走ったので、ひどく汚れています。これを綺麗にすると、次のチャプターに向かうことができます。 ひたすらクルマを洗うその時間が好きなんです。 NO REGRETS社には「Seize The Day 今を生きるための音楽」ボックスセットの部材がどんどん届いています。もはや足の踏み場もありません。売れれば、すべてなくなってしまうのですが、まずは頭を使ってアッセンブリーするためのスペースを作り出す必要があります。あとは本そのものが届くだけなのですが、なにせ400ページもあるがゆえ、相当な重さになるんです。これをどう配分して、効率よくアッセンブリーしてみなさんに届けるのか、日々頭を悩ませておりマックス。 今回、発送には初めてレターパックプラス520ってやつを使うことにしました。これだと土日も配送してもらえるし、速いし、追跡も可能。今日はドバドとキジがそれに宛名を貼り、発送シールを剥がす作業をやりました。こちらは売れた数に追いつきました! みなさんへのメッセージカードもようやく売れた数に追いつきました。もちろんシャチョーの直筆です。てなわけで来週からはアッセンブリー、発送作業が本格化します。もうちょっとだけ待っていてくださいまし! 山口洋初のエッセイ「Seize The Day 今を生きるための音楽」 ボックスセットとしてカモネギ書店で予約受付中!     閑話休題。 えー、山形ー福島4daysの旅で、旧知の女性に会うたびにかなりの高確率で質問されたのが「どうして結婚したんですか?」と「どうやって出会ったんですか?」でした。これは、真面目な話、かなりびっくりしました。不思議なことに、男性にそういう質問をされることはほぼないんです。ふーん、これは女性にとっては本能的な疑問なんだろうなぁ、と。なので、ちゃんとお応えしましたよ。ここにはぜったい書きませんけど。笑。 というのも。大谷選手にまつわる報道がtoo muchにクレイジーだからです。あれだけみんなをその活躍でハッピーにしてくれてるんだから、たいせつなパートナー見つけたのなら、そっとしておいてあげればいいじゃん、って。かくいうオレだって、テレビがないから生では観ないけど、彼がホームラン打ったら後でネットで見ますもん。すげーなぁ、って。 てか。彼の、彼固有のLIFEなんだから、彼に群がって、彼に無駄な圧力をかけるのはもうやめたらどうなんだろう、と、こころから。有名税という言葉で片付けるには余りあるヒドさだと感じています。 彼だって、奥さんと手を繋いで散歩くらいしたくなると思うんですよ。だったら、そのくらい叶えてあげたらいいのに、、。仮にそんな光景を見かけたら、もちろん知らないフリをします。それが彼のやったことに対する感謝ってもんだと思うけどなぁ。 アルバム「1995」を作っているとき、野茂さんがひとり海を渡り、三振の山を築いてる姿にどれだけ励まされたことか。彼が孤軍奮闘してる姿を見て、オレは思いました。「オレもがんばろう!」って。あのアルバムにはかなり直接的に野茂さんのエネルギーが封入されていると思います。そういう風に連鎖していくのがいいと思うんだけどなぁ、オレは。   休題、アゲイン。   能登半島、輪島の職人さんから便りが届きました。まだまだ復興には程遠いことを知ってもらえたら嬉しいです。大谷選手もいいけれど、こういうことをちゃんと人々に伝えてほしいっす。マスコミ、、、。 福島県浪江町は帰還率が10%。若い人はとっても少ないんです。いちど町を離れてしまうと、町が元に戻ることは難しくなります。政治に期待できることがほぼない以上、我々が気にかけ、働きかけることで少しでも力になれれば、と思います。   ——————— こんにちは。 久しぶりに現状報告をさせて頂きたいと思いましてご連絡致しました。 こちら、能登半島地震の影響で流通事情はまだまだ悪い状況です。 ここ最近に郵便配達が始まったという報道はあります。 ただ例を挙げると、注文していた、何とかブックスの品は「ご注文につきましては現時点で配送を担当する日本郵便から、 配送可能との連絡が届いていないため、発送を行うことができず商品を保管させていただいております。いつ頃配送可能になるか明確なご案内ができず申し訳ございません」 という感じで未だ届いていておりません・・・ そういうことで、こちらのライブCD発送のお願いは、まだできない状況をご報告致します。 輪島の現状報告ですが、水道は街の中心部は通水しましたが、高台や郊外などはまだまだ断水で不便をしています。 たとえ通水できても自宅敷地内の漏水があり、工事業者待ち、という方がたくさんいます。 … 続きを読む

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1300キロ

3月15日 金曜日 晴れ 毎年この時期にはこころあるミュージシャンが誰とはなく福島に集結してくる。 それも、暴走族的な集結ではなく、自然に目立たないように各地でいろんなイベントを開催している。 それがいい。 だって、企業とか、オレの大嫌いな(トシを重ねるごとにほんとに苦手になる)広告代理店的な連中が開催してるイベントなんて、見事に消え失せてる。 そんな意味じゃ、世間からダメ人間と思われているミュージシャンの方が遥かに誠実だとも言える。13年経過しても、この感じだったら、きっと彼らは生きている間、忘れないように楚々と続けていくだろうから。 あの震災は規模が半端なく、被害を受けたエリアがとんでもなく広かったゆえ、その事実を後世に伝える施設が複数存在する。それがどういう経緯で誰が発案して、誰のために、何のために建設されたのか。訪ねてみるといいと思う。ものすごくわかりやすい。 それこそ、広告代理店がどのように介入しているのか、すぐにわかるから。言及はこれまでにとどめる。 山形ー福島4days。フルのライヴはなかったとはいえ、移動しての4連チャンはかなり老体にはこたえた。でも、郡山に来てくれたタテタカコは5連チャンだって言ってたから。敬服するよ。 ひとつひとつの事象に全力で伝えなきゃいけないことを込めた。ミュージシャンにハコに、エトセトラ。言わなくていいこともあると思う。でも、智慧を継承するために呼ばれたのだから、若い世代には伝えなきゃいけないことがある。背中を見せてるだけじゃ、間に合わない。 いくつかのことがトリガーになって未来を作っていくと思う。言葉が過ぎたら許してもらいたい。愛だと思って受け取ってくれ。 郡山のホテルに帰ったのは午前様。イベントだから仕方ないけど、遅い時間のライヴもこたえる。笑。おじさんは朝が好きだからね。 で朝6時に起きた。クルマにはスノーボードを積んでたから。どんなに疲れていても別腹なんだよね。シャキっとする。裏磐梯の雪は特殊なパウダーだって聞いてたから。 福島の雪は経験したことがないタイプのものだったよ。この時期だから重パウだったけど。行ってよかった。裏磐梯の露天風呂で雪見風呂。福島で歌って、福島に癒される。 さすがに帰りの運転はしんどかったけどね。合計1300キロ。夜には家にたどり着いた。 不思議な稼業だと思う。オレも確かにエネルギーを使ってはいるけれど、受け取っているものもたくさんある。手渡されたいろんなものをテーブルに並べてみる。そこには愛しかなかったよ。 そこに届いた出産の一報。この子がまっすぐに生きていけるように、おじさんたちは世界を美しい場所にしていかなきゃね。 とりあえず寝ます! ——————– わたくすが60歳になった日の実況録音盤。予約販売開始しております。 曲目はすべてリクエストにより構成されています。オフィシャルストア「カモネギ書店」にて。 OFFICIAL BOOTLEG #011 20231226 (HWNR-034) “Triple Anniversary Tour 2023″ Live at duo MUSIC EXCHANGE (Tokyo) “The Boy 60, Towards … 続きを読む

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福島県郡山市にて

3月14日 木曜日 晴れ   このミッションに乗ったのはいわき市在住のシンガーChanoさんがずっとオレが書いた曲を歌い継いでくれたから。  ならばオレが知っていることはすべて包み隠さず伝えておこう、と。  ミッションは、たぶんだけれど、コンプリート。引き続き、化学反応が続きますように。  ありがとう!

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福島県いわき市にて

3月13日 水曜日 晴れ 浪江町からいわきまでの国道6号線をジャーナリストの上垣くんを乗せて移動。乗せたというよりは道づれって表現の方が正しいかもしれないけれど。 いつもはオレの文章や写真で伝えるのだけれど、今回は彼が映像に収めてくれた。この国の矛盾をどのように切り取ってくれるのか、期待してる。 カール・ウォリンガーとエリック・カルメンの訃報。もうなんというか、人は否応なしに死ぬのだという現実。いつかくるその日は今日なのかもしれないし、長生きしたいという願望は元からない。ただ、後悔のない、充実したものではありたいと切に思う。 結局のところ、瞬間を全力で生ききることでしかないのだけれど。 カールのソロデビューはWORLD PARTY(世界党)によるPRIVATE REVOLUTION(個人的革命)。この発想にどれだけ影響を受けたことか。音楽家としても、彼の才能は頭抜けていたし、国外ではとても評価されている。でも残念なことに、Japanではほとんど知られていない。今度出る本に彼のことも書いてあるから、ぜひ読んでほしい。素晴らしい音楽家でスピリットだよ。 エリック・カルメンは小学生の頃からラジオで聴いていた。たぶん、深層心理レベルで影響を受けていると思う。メロデイーだったり、歌詞だったり。だから、感謝しかない。もちろん自分で創作しているのだけれど、いろんなスピリットから受けた影響をeditしている感覚もある。スピリットのサンプリング、とでも言えばいいのか。   雨のいわきに着いた。4連ちゃんでライヴってのはオレ的にはあり得ないのだが、311や「甦る」にまつわることなのだから仕方ない。それにフルでやってるわけじゃないしね。おじさん、頑張りどころ。 自分がというより、若いミュージシャンに伝えたいことや、どうファンクションしてその場をまとめるか、そういう役目だと思うから。 いわきが誇る「明星」。これは筆舌に尽くしがたいバンドだった。ぜひ、体験されたし。奥深く、圧倒的にひとりひとりのキャラが立っていて、酸いも甘いも踏み越えた音楽愛と郷土愛に仰け反るのがよろし。 いつかどこかで彼女たちの写真を見たときから、只者ではないと思っていたけれど、想像以上に只者ではなかった。こういうバンドが地元に存在してることが文化そのものだと思う。てか、オレ、ファンだから。 今日からの2daysはいわき在住のchanoさんの企画によるもの。ずっと「満月の夕」を歌ってくれていたから、オレが知っていることをすべて包み隠さず伝えておきたいとずっと思っていた。 山形ー福島4daysってのはなかなかあり得ないことだと思う。でも、福島はみんなが思っているより、とんでもなくデカくて、多様性に富んでるんだよ。それを311を巡って、もう一度身体に刻むのは素晴らしい経験。だから、彼女に感謝したい。 今日はこれから郡山に移動してライヴ。でもって、明日は福島の雪を初体験したら、全力おじさんの福島を感じる旅は完結するはず。

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甦る、福島県浪江町にて

3月12日 火曜日 晴れ   未だ人口の1割しか帰還できていない浪江町にて。    その時間に海に向けて、祈りを捧げる。  オレにできることは何だろう?  昨日、伊東和哉くんが歌う「甦る」を聴いてから、ここまで移動してくる間、頭の中でずっと鳴っていた。あれは一世一代の歌。  だから、一緒に演奏することにした。  客席で多くの人が泣いていたよ。かくいうオレもグッときた。  震災、津波、原発事故はとんでもなかった。  でも、唯一良かったことは、今日の仲間に会えたこと。  それは財産。  あの歌はオレもたいせつにしていこうと思う。  朝、起きてカール・ウォリンガーが亡くなったことを知る。彼にはたくさん影響を受けた。  オレにできることは?  さぁ、今日を生きよう。今日は6号線をふたたび南下する。

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